[CD] 『ペット・サウンズ』50周年記念デラックス・エディション発売!50年前「犬にでも聞かせるのか?」 いや、犬って・・・(笑)

これはまた買うべきなの?
いや、買っちゃうんじゃないですか?
くまちゃんは・・・。
1万円の4CD+Blurayのコレクターズ・エディション、または、
3600円の2CDのデラックス・エディションか・・・。

『ペット・サウンズ』50周年記念!スペシャル記念エディション6/10発売!

ビーチ・ボーイズとキャピトルはこの名盤の輝けるアニバーサリーを祝福しスペシャル記念エディションを6月10日に発売
4CD/Blu-ray Audioからなるコレクターズ・エディションにはリマスターされたステレオ、モノそれぞれのアルバム、インストゥルメンタル、ハイレゾ&5.1サラウンド音声ミックスに加え新たにスタジオ・レコーディング音源、ライヴ音源も収録されている。

『ペット・サウンズ』<50周年アニバーサリー・コレクターズ・エディション> 
4CD+Bluray Audio (輸入国内盤/初回生産限定盤)
1966年発表の名盤 ビーチ・ボーイズ ペット・サウンズの50周年を記念して、未発表トラックを含む5枚組の豪華ボックス・セット。
6月10日(金)世界同時発売 10000円(税抜) 10800円(税込)

『ペット・サウンズ』<50周年記念デラックス・エディション>
6月10日(金)世界同時発売
2CD 3600円(税抜)  3888円(税込)

出典;UNIVERSAL MUSIC JAPAN
『ペット・サウンズ』50周年記念!スペシャル記念エディション6/10発売!

☆☆☆自己紹介☆☆☆

名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?

ビーチ・ボーイズ知ってる?
知ってますよ。
サーフィン音楽のバンドでしょ。
よかったあ。
竹野内豊のドラマでしょ、とか言われないで。
そのドラマも見ていました。
ビーチ・ボーイズは60年代のアメリカを代表するロックンロール・バンドね。
アメリカ西海岸に住む若者の文化、サーフィンやクルマ、恋愛をテーマにした歌詞、ロックンロールのビートと美しいハーモニーを融合させたスタイルが特徴だね。
アルバム『ペット・サウンズ』はそのビーチ・ボーイズの代表作ですね。
今となってはそうだね。
今となっては?
『ペット・サウンズ』が発売された当時の評価は全く違ったんだ。
どういうことですか?
動物のかわいいジャケットも
いい感じですよ。
その動物がポイントね。
この『ペット・サウンズ』はバンドのリーダーのブライアン・ウィルソンがほとんど一人で作ったと言われているけど、メンバーのマイク・ラブが「これは犬にでも聞かせるのか?」と言ったことから、皮肉の意味を込めて、そのまま「ペット・サウンズ」と名付けられたと言われているんだ。
だからジャケットも動物?
たぶんね。
つまり、『ペット・サウンズ』はそれまでの明るいビーチ・ボーイズの音楽と違って、かなり異なった印象を、バンドのメンバーにすら与えたんだね。
そして、実際に最初のセールスも芳しくなかったみたい。
そんなアルバムが50年後に記念盤がでるくらい名盤となるんですねえ。
これが何度目の記念盤か・・・。
その度に財布が・・・。
ちょっと聴いてみましょう!

The Beach Boys – Wouldn’t It Be Nice (Live 1966)

The Beach Boys – God Only Knows (Live 1966)

The Beach Boys – Sloop John B (Live 1966)

The Beach Boys – Pet Sounds 50th – Mini Documentary

ああ、やっぱり買うか・・・。
美しい音楽ですね。
僕はね、正直言って最初聴いたときから、
『サーフィンUSA』とか初期のヒット曲より、
この『ペット・サウンズ』の方が好きだったんだよね。
見る目・・・聴く耳があったんですね。
そういう訳じゃなくて、60年代をリアルに体験していない耳には、
『ペット・サウンズ』の方がなんかすんなり好きになれた。
普遍性みたいなものがあるんじゃないかな?
なんとなくわかります。
ビートルズに関してもね、初期のロックンロールアルバムよりも、アルバム『ラバー・ソウル』や『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』とかの方が最初いいなと思ったんだよね。
へえ。
でもね。それからしばらく聴いていたら、初期のビートルズ、初期のビーチ・ボーイズが大好きになった。
今となっては初期の方が好きなくらい。
初期の作品っていうのは、
アーティストの熱量が凝縮されてますよね。
おや、いいこと言うね。
ま、僕のことより、村上春樹の『ペット・サウンズ』評があるよ。
村上春樹はビーチ・ボーイズのファンで有名だよね。
ですよね。よく小説にも出てきます。
『ペット・サウンズ』を題材にした本を村上春樹が翻訳してるんだよ。
そのあとがきでこのアルバムを評している。

ペット・サウンズ
ジム・フジーリ、村上春樹/訳

1966年に発表されたビーチ・ボーイズの名盤『ペット・サウンズ』。それまでのグループのイメージを覆したこのアルバムは当初、メンバーやファンを戸惑わせ、天才的リーダー、ブライアン・ウィルソンの人生を大きく変えていく。恋愛への憧れと挫折、抑圧的な父親との確執、ドラッグ、引きこもり――。「幸福についての哀しい歌の集まり」とも評された、一人の繊細な青年の愛と絶望の軌跡。

出典:新潮文庫
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/217961.html

「世の中には二種類の人間がいる。『ペット・サウンズ』を好きな人と、好きじゃない人だ」と。それくらい『ペット・サウンズ』というのは、僕にとっても大事な意味を持つ音楽なのだ。
聴いてみてください。聴く価値のあるアルバムです。そして何度も聴き返す価値のあるアルバムです。
村上春樹のあとがきより

出典:『ペット・サウンズ』ジム・フジーリ、村上春樹/訳

絶賛ですね。
さらに、1980年代や1990年代に再発されたCD『ペット・サウンズ』に掲載されていた山下達郎の有名なライナノートを引用するよ。このコメントがすべてだね。

『ペット・サウンズ』は語り継がれるべき作品である。何故ならこのアルバムは、たった一人の人間の情念のおもむくままに作られたものであるが故に、商業音楽にとって本来不可避とされている、『最新』あるいは『流行』という名で呼ばれるところの、新たな、『最新』や『流行』にとって替わられる為だけに存在する、そのような時代性への義務、おもねり、媚びといった呪縛の一切から真に逃れ得た、稀有な一枚だからである。このアルバムの中には「時代性」はおろか、『ロックン・ロール』というような『カテゴリー』さえ存在しない。にもかかわらず、こうした『超然』とした音楽にありがちな、聴くものを突き放す排他的な匂いが、このアルバムからは全く感じられない。これこそが『ペット・サウンズ』最も優れた点と言えるのだ。『ペット・サウンズ』のような響きを持ったアルバムは、あらゆる点でこれ一枚きりであり、このような響きは今後も決して現れる事はない。それ故にこのアルバムは異端であり、故に悲しい程美しい。

出典:1988年版の日本盤CD 山下達郎のライナーノーツより

故に悲しい程美しい。
くー。
はい、また買うか買わないか、
悩んでください!