「彼奴め、まんまと盗みやがった。・・・あなたの心です！」
いや、似てないです・・・。
くそっ。
ルパン三世に続いて、銭形警部ですね。
©モンキー・パンチ TMS ENTERTAINMENT
です！
ルパンのセリフに「さすが昭和一桁。仕事熱心だこと！」ってあるけど、納谷悟朗も銭形警部と同じく昭和一桁1929年（昭和4年）生まれなんだよね。アニメ以外にも、映画やテレビ、舞台など、その生涯でたくさんの作品に出演しているよ。
昭和一桁なんですね。すごい。
納谷悟朗といえば銭形警部も有名だけど、なんといっても「宇宙戦艦ヤマト」の沖田十三、沖田艦長ね。
渋い役が多いですね。
よくさ、上司になってほしいタレントとかやるでしょ。イチローとか天海祐希がいつも上位のやつ。
ある意味、銭形警部や沖田艦長なんて、究極の頼れる上司だね。
なんですか？それ（笑）。
こんなに頼れる上司はいないよ。
まず仕事内容が凄い。銭形警部はああ見えてインターポールでしょ。
沖田艦長に至っては、「地球を滅亡から救う」ことがタスクだからね。恐ろしい業務だよね（笑）。
少なくともそのへんの会社にはいませんね。
いないね。ちょっと話がそれたけど（笑）、納谷悟朗は、昔気質で義理人情に熱く、男気があって堂々と人生に立ち向かう。そんなキャラクター役が似合うって言いたかったんだよ。
骨太ってやつですね！
さて、山田康夫同様、納谷悟朗も洋画の吹き替えを沢山やっています。
代表的なのは、ジョン・ウェイン、チャールトン・ヘストンと、クラーク・ゲーブルかな。
西部劇が多いですね。
だね。納谷悟朗は他にも沢山の映画の吹き替えやってる。山田康雄より仕事量多いんじゃないかな（笑）。
ジャンルを超えて、その他の代表作を見てみよう。
はい。
なんといっても、「仮面ライダー」のショッカー首領の声。
ショッカーのトップですか！すごい。
「仮面ライダーV3」でもデストロン首領の声、「変身忍者 嵐」の血車魔神斎の声、「ザ・カゲスター」のドクター・サタンの声・・・。
特撮だと悪役を結構やってねえ。
ほとんど知りません・・・。
「スター・ウォーズ・シリーズ」のオビ＝ワン・ケノービ役の吹き替えも納谷悟朗だよ。
ほー。
またアニメに戻るけど、「銀河鉄道999(劇場版)」のドクター・バン、「風の谷のナウシカ」のユパ、「ONE PIECE」のクロッカスなんかもやってるね。
やっぱり渋い役が多いですね。
他にもたくさんあるけど、最後に意外なところでは、元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムの吹き替えもやってる。
なんですか？それ（笑）。
フィクションじゃなくて、実在の人物じゃないですか！
イビチャ・オシムもでてくるヨーロッパのドキュメンタリー映画があったんだよね。
その吹き替えでオシム監督をやっているのが納谷悟朗だった。
なるほど（笑）。
納谷悟朗は2013年に亡くなったけど、いい声優さんが亡くなるのは寂しいね。
子どもの頃から親しんだ声だからね。
懐かしいですよね。
「地球か、なにもかも、みな、懐かしい」
いや、似てないですって（断言）。
