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オリジナル・ラブのニューアルバム「bless You!」は人生賛歌だという
ORIGINAL LOVE -ゼロセット (Music Video Short Ver.)
関連エントリー→大人のジャケ買い!「あいみょん2ndアルバム、槇原敬之2年ぶり、オリジナル・ラブ4年ぶりのオリジナルアルバム」 2019年2月3週目発売
田島貴男のお母さまがお亡くなりになったらしい。
ーータイトル曲「bless You!」も素晴らしいです。この曲をアルバムのタイトルにしたのはどうしてですか?
田島:タイトルはいちばん最後に決めたんですよ。「bless You!」も2年くらい前にすでにリズムレコーディングを終えていた曲で、ゴスペルジャズみたいな曲にしたかったんだけど、やっぱり歌詞が書けなくて。アルバムの制作は「ゼロセット」から始まって、「アクロバットたち」「ハッピーバースデイソング」と曲が揃っていくうちに、「“人生賛歌”をガイドラインにすればいいんじゃないか」という全体像が見えてきて。あとね、自分の母親が亡くなって、それまでの人生賛歌のイメージがガラッと変わったんです。『風の歌の聴け』に入ってる「フィエスタ」も人生賛歌かもしれないけど、あの頃よりも理解が深まっているいし、このタイミングで自分なりのゴスペルソングを書かざるを得なかったというか。すべての命、すべての死を祝福したいという願いを込めましたね。
ーー当然ですが、田島さん自身の経験も反映されているんですね。
田島:そうですね。母が入院しているときもよく見舞いに行ってたんですが、病院で生活している方々を見て、思うところもありまして。力の強い人、偉大だとされている人こそが人間の歴史だという風潮に対して腹が立ってきたし、そんなのは嘘っぱちだと思ったんです。そうじゃない人がほとんどだし、すべての人が一緒なんだろうなと。昔のゴスペルソングには、そういう内容のものもあるんですよね。その頃は死に直面することが現代よりも何倍も多かっただろうし、そういう歌が生活のなかに必要だった。いまもアメリカの人は週に1回教会に行ったりすると聞きました。宗教的なものが日常にあるんでしょうね。日本における宗教は冠婚葬祭のときにしか現れなくて、日常と分離されてる気がして。そのぶん、空虚さのなかでモガいてる人も多いと思うんですよね。それって、ポピュラーミュージックのなかに“自分を信じる”“何かを信じる”という歌詞が増えたことと関係しているのかな、と。
ーー確かに“信じる”という言葉は多いような気がします。
田島:宗教的な役割をポピュラーミュージックが担っているのかもしれないなって。僕はね、もともとそういうものが好きじゃなかったんです。子供の頃に聴いていた昭和40年代、50年代のポップスって、ほとんどがラブソングだったし、それでいいじゃないかと思ってたから。でも、去年くらいから、日本のポップスに救いや祝福の歌が増えていることに気付いて。自分もそういうアルバムを作ろうと自覚していたわけではないんですけど、僕はたまたまいろんなことが重なってこういうことを書かざるを得ない状況があったわけですけど、この『bless You!』を作り終えてそういう時代性に改めて気づきました。
出典:realsound.jp
そうかもしれませんね、単純に男女の恋愛ばかりじゃ、なくなってきているかもしれません。
ORIGINAL LOVE -bless You! (Love Jam Ver.)
【洋楽】ジャズ、ロック、ソウル、世界の人生賛歌3曲
1曲目は、心が温かくなるような、ルイ・アームストロングのこの歌。
「この素晴らしい世界(What A Wonderful World)」
Louis Armstrong – What A Wonderful World (Original Spoken Intro Version) ABC Records 1967, 1970
I hear babies cry,
I watch them grow,
They’ll learn much more,
Than I’ll ever know.
And I think to myself,
What a wonderful world.泣いてばかりの赤ん坊が成長していく姿を見守ろう。
彼らは、僕らの時代より、さらに沢山のことを学んでいくだろう。
世界はなんて素晴らしい。
↓セルフリメイク「この素晴らしき世界」、こちらも素晴らしい!
「アイ・シャル・ビー・リリースト(I Shall Be Released)」
The Band – I Shall Be Released (with Bob Dylan, Ringo Starr & Ron Wood) (OFFICIAL)
I see my light come shining
From the west unto the east
Any day now, any day now
I shall be released朝日はもうのぼるよ
すこしずつだけどね
その時その日こそ
自由になるんだ
※大塚まさじ「男らしいってわかるかい」より
↓こちらは50周年記念スーパー・デラックス・エディション。名盤のラストを飾る曲です。
「アメージング・グレイス(Amazing Grace)」
Aretha Franklin – Amazing Grace (Official Audio)
↓アレサの「アメージング・グレイス」、完全盤です。
アレサといえば、こっちの映像も感動的なのでついでに・・・。
Aretha Franklin Brings President Obama To Tears Performing At Kennedy Center Honors
キャロル・キング!
素晴らしい!
キャロル・キングさんの曲を、アレサ・フランクリンさんが歌っています。
↓「ナチュラル・ウーマン」収録。
↓キャロル・キング「ナチュラル・ウーマン」はこちら。
【邦楽】昭和の人生賛歌を3曲
「喝采」
ちあきなおみ/喝采 1972年
ひなびた町の昼下がり
教会の前にたたずみ
喪服の私は 祈る言葉さえ失くしてた
「男はつらいよ」
帝釈天でうぶ湯を使い・・・。
今度、新作映画で桑田佳祐さんが歌うことになったという・・・。
【山田監督コメント】桑田佳祐さん主題歌に寄せて
桑田佳祐という人と渥美清さんは、心情において深く重なっているのではないか、と前々から思っていて『男はつらいよ』の50作目を作るなら、なんとかして桑田君に主題歌を歌ってもらいたいと強く願って直接に手紙を書きました。いわばラブレターです。その承諾の返事を聞いたときは本当に嬉しかった。桑田君が歌う「男はつらいよ」は、人を優しい気持ちにさせ、元気づけてくれる。「まあ、こんな私でもなんとか生きていけるんじゃないかな」観客の背中をポンと押してくれるような素晴らしい主題歌となり、記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました。桑田君、「寅さん」の世界に飛び込んで来てくれてありがとう!「音楽寅さん」はまさに「映画寅さん」でもあった。渥美さんもきっと喜んでくれると思います。
山田 洋次
いつかおまえの よろこぶような
偉い兄貴に なりたくて
『男はつらいよ』主題歌/渥美清
↓こちら、寅さんの音楽世界が存分に堪能できる企画です。
「銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)」
あの人はもう
思い出だけど
君を遠くで
見つめてる
今でも聴くと心が奮い立つよ。
ゴダイゴ 銀河鉄道999 (Stereo Version)
「キャプテン・ハーロック」とか、人生を歌ったよい挿入歌があるぞ。
↓ゴダイゴ以外にも、999には人生賛歌が多いです。
中島みゆきの「ファイト!」とか。
3月11日、今年も東日本大震災を思う・・・
憧れや名誉はいらない
華やかな夢も欲しくない
↓「蒼氓(そうぼう)」が収録された、1988年のオリジナル・アルバム「僕の中の少年」。
「蒼氓(そうぼう)」は、普通に生きて、いつかは死んでゆく名も無き人々を歌った歌だよ。まさに静かな勇気を与えてくれる曲だね。
思いを寄せることくらいしかできないけど・・・合掌。
運命に負けないで
たった一度だけの人生を
何度でも起き上がって
立ち向かえる
力を送ろう