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昭和マドロス歌謡とは・・・?
「マドロス」とはオランダ語で“船員”を意味し、「マドロス歌謡」とは、海や波止場、港町を舞台にした歌謡曲のこと。岡晴夫の「憧れのハワイ航路」や津村謙の「上海帰りのリル」など、ポップスからブルース、演歌までバラエティに富み、その世界は海のごとく広くて深い。そんな海洋浪漫にあふれた「マドロス歌謡」は昭和30年代~40年代に量産され、おおいに流行りました。
しかし現在、マドロス歌謡は絶滅危惧種。船旅は「クルーズ」と名を変え、「連絡船」「花売り娘」といったマドロス歌謡につきものの単語がJ-POPの歌詞に躍ることは、まずありません。「陸(おか)に立ち、想い人を待つ」という設定自体が、いまや理解されがたいでしょう。
↓ヨットロックとマドロス歌謡はあまり関係ありません。
↓今もマドロス歌謡を唄うシンガーがいるそうです!
[半年前のDANRO]絶滅の危機に瀕する「マドロス歌謡」 孤高のシンガーが歌い継ぐ「別れの美学」
時代の移り変わりとともに、姿を消そうとする音楽ジャンルがあります。それが「#マドロス歌謡」。「傷心の松」さん(@nonbendararina)が歌い継ぐ理由とは?https://t.co/S0IOBGqkfq
— DANRO:ひとりを楽しむメディア (@DANROmedia) February 21, 2019
美空ひばりに岡晴夫に・・・昭和マドロス歌謡の代表曲
晴れた空 そよぐ風
港出船の ドラの音愉し
別れのテープを 笑顔で切れば
希望(のぞみ)はてない 遥かな潮路
あゝ 憧れの ハワイ航路引用:『憧れのハワイ航路』岡晴夫(1948年)
※ハワイ航路(横浜 – ホノルル – サンフランシスコ)は、戦前は日本郵船の花形航路だった。1950年(昭和25年)公開の映画には美空ひばりも出演している。
船のランプを淋しく濡らし
白い夜霧のながれる波止場
縞のジャケツのマドロスさんは
パイプふかして
アー タラップのぼる引用:『ひばりのマドロスさん』美空ひばり(1954年)
※ひばりの楽曲の中で、最初に発表されたマドロス曲である。後に数多くのマドロス曲を発表した。
船を見つめていた
ハマのキャバレーにいた
風の噂はリル
上海帰りのリル リル
甘くせつない 思い出だけを
胸にたぐって 探して歩く
リル リル どこにいるのかリル
だれかリルを知らないか引用:『上海帰りのリル』津村謙(1951年)
※記録的な大ヒットとなり、翌年4月には同名映画が公開された。第2回NHK紅白歌合戦において初出場の津村が歌唱した。
↓これぞというのはありませんが、このへんが入手しやすそうです。
マドロス歌謡 名曲集 キング1600シリーズ オムニバス
1. 憧れのハワイ航路(岡晴夫)
2. マドロス稼業は止められぬ(三橋美智也)
3. 上海の花売り娘(岡晴夫)
4. マドロス役者(春日八郎)
5. マドロスさんは大嫌い(二葉百合子)
6. 波止場シャンソン(小畑実)
7. 霧の上海(津村謙)
8. 船はゆく南を指して(岡晴夫)
9. あの娘が泣いてる波止場(三橋美智也)
10. 船は港にいつ帰る(岡晴夫)
11. 若ちゃんマドロス(若原一郎)
12. 縁があったらまた逢おう(三橋美智也)
アニソン(1970年代)で蘇った昭和マドロス歌謡~マドロス歌謡は宇宙の海でもロマンを描く
あの娘がふっていた
真赤なスカーフ
誰のためだと 思っているか
誰のためでも いいじゃないか
みんなその気でいればいい
旅立つ男の胸にはロマンのかけらがほしいのさ引用:『真赤なスカーフ』ささきいさお(1974年)
↓個人的に隠れた名曲『好敵手』が収録されたコチラがおすすめ。もちろん『真赤なスカーフ』も収録。
君が気に入ったなら この船に乗れ
いつかなくした夢がここにだけ生きてる
どこへ行ったのか かわいい野の花は
どこへ行ったのか やさしい魂は引用:『われらの旅立ち』水木一郎(1977年)
↓キャプテンハーロックにも宇宙の舟唄が沢山ある。
どこだって
飛んでゆくさ
おまえが呼ぶなら
キャプテンフューチャー
燃え盛る
炎の星でも
凍りついた惑星だって若い日は一度だけ
ためらわないで生きているさ引用:『OK! キャプテン』神代ユースコーラス(1978年)
↓キャプテンフューチャーの音楽はこれでコンプリート。
【蛇足?】例のアレの名前はボラードといいます
↓海外ロマンス詐欺には使わないでください。