『The Homewood Sessions』(1971)&『レオン・ライヴ!!』(1973) 大親分レオン・ラッセルの2つのライブ盤、デビュー直後から貫禄のステージ!

テンガロンハットに長髪、長い顎鬚と言えばだ~れだ?
え?誰ですか?
これが昔の彼ね!

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そして、これが最近の彼!
最近といってももう10年前か・・・。

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わかった?
わかりました。レオン・ラッセルですね。
カーペンターズの「スーパースター」や「マスカレード」の作者です。
あたり!
昔の風貌も厳ついけど、今の白髪のレオンも風格あるでしょ。まだ現役バリバリでライブもやってるみたいよ。

☆☆☆自己紹介☆☆☆

名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。

『The Homewood Sessions』(1971)発売!

最初の若い頃の写真は、つい最近発売されたCDのジャケットね。
デビューアルバムを発売した頃、1970年のライブ盤らしいね。
え~と、これですね!
検索早っ。

70年TV放送用ライヴ音源がCD化!
70年12月5日、ハリウッドはTHE VINE STREET THEATREでのセッションを収録。

「UNSCRIPTED AND UNREHEARSED」と題された1時間のテレビ・スペシャルからの音源。ラインナップはDON NIX、CLAUDIA LINNEAR、KATHI MCDONALD、CHUCK BLACKWELL、JIM HORN、JOHN GALLIE、FURRY LEWIS、DON PRESTON、JOEY COOPER、CARL RADLEに”SWEET EMILY”という布陣で、70年名盤デビュー作『LEON RUSSELL』楽曲はもちろん、当時録音真っ只中の71年5月リリース2ND『LEON RUSSELL AND THE SHELTER PEOPLE』楽曲も披露しています。さらに加えてちょうど2ヵ月後にあたる71年2月5日オランダはバールンのGROENEVELD CASTLE公演から7曲をボーナス追加。当時のバンドTHE SHELTER PEOPLEを引き連れた快演です。

出典:discUNION THE HOMEWOOD SESSIONS

『レオン・ライヴ!!』(1973)再発!

さらに、1973年発表のレオン・ラッセル初のライヴ・アルバムが、こちらはつい最近再発されたよ。
ジャケットはやっぱりテンガロンハット姿だね。
こちらですね。

1972年8月28日に米カリフォルニアのロング・ビーチ・アリーナで収録され、LP3枚組で発売(CDは2枚組)された、レオン・ラッセル初のライヴ・アルバム。チャック・ブラックウェル(ds)、カール・レイドル(b)ら、スワンプ系の腕利きに支えられ、レオン節が爆発!(1973年発表)

収録内容
Disc1
01. マイティ・クイン・メドレー(アイル・テイク・ユー・ゼア~アイドル・ウィズ・ザ・ゴールデン・ヘッド~アイ・サーヴ・ア・リヴィング・セイヴィア~ザ・マイティ・クイン)
02. シュート・アウト・オン・ザ・プランテーション
03. ディキシー・ララバイ
04. クイーン・オブ・ザ・ローラー・ダービー
05. ロール・アウェイ・ザ・ストーン
06. イッツ・ビーン・ア・ロング・タイム・ベイビー
07. グレイト・デイ
08. アルカトラス
09. クリスタル・クローゼット・クイーン
10. プリンス・オブ・ピース
11. スウィート・エミリー
12. ストレンジャー・イン・ア・ストレンジ・ランド

Disc2
01. アウト・イン・ザ・ウッズ
02. サム・デイ
03. スウィーピング・スルー・ザ・シティ
04. ジャンピング・ジャック・フラッシュ~ヤングブラッド(メドレー)
05. オブ・ジー・アイ・シング~イエス・アイ・アム(メドレー)
06. デルタ・レディ
07. イッツ・オール・オーバー・ナウ・ベイビー・ブルー

出典:ユニバーサルミュージック レオン・ライヴ!!

スワンプ・ロックとは?

2016/06/10発売の『The Homewood Sessions』(1971)と、2016/06/29再発の『レオン・ライヴ!!』(1973)。
6月は同じ時期の2枚のライブアルバムが発売されたことになるね。
ところで、レオン・ラッセルはよくスワンプ・ロックなんて言われるけど、カエルくん、スワンプ・ロックって何だったっけ?
え~と・・・。
「スワンプ」という言葉は沼とか湿地帯とかという意味みたいですね。ルイジアナ、テキサス東部なんかの湿地帯を指しているようです。1970年代の初頭からデラニー&ボニーのような南部の泥臭いサウンドを指してこう呼ぶようになりました。[1]
そうだ、そうだ。スワンプ・ロックっていうと、レオン・ラッセルとかデラニー&ボニーを思い浮かぶよね。
え~と・・・。ロサンゼルス界隈ではオクラホマからやってきたレオン・ラッセルがスワンプ・ロックの大親分だったみたいですね。[2]
スワンプ・ロックとサザン・ロックって似ているイメージだけど、サザン・ロックはオールマン・ブラザーズ・バンドの名前が浮かんでくる。さらに、サザン・ソウルだとメンフィスのオーティス・レディングとかだね。スタックス・レーベルのアーティストたち。全部泥臭いイメージは共通するね。演奏しているメンバーも白人・黒人問わず繋がってたりするよね。
さらに付け加えると、ウッドストック界隈にはザ・バンド、サンフランシスコにはCCRやグレイトフル・デッド、カントリーロックのグラム・パーソンズがいます。そして、なんといっても、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、デイヴ・メイスンらのイギリス勢もこのムーブメントに吸い寄せられてきました。[2]

レオン大親分、貫禄のライブ!

イギリス勢がやってきて、アメリカ南部のムーブメントは一気に世界に広まるけど、その勢いでレオン・ラッセル親分も1970年にソロ・デビューするんだよね。
この時期のライブ映像です。
スワンプ・ロックの熱気、この時代の空気感が伝わってきますね。

Leon Russell – 06 Delta Lady

Leon Russell Jumping Jack Flash / Young Blood 1971

なんだろう・・・。粗野なグルーブ感?ルーズなリズム感?野暮と粋のごった煮な感じ?
僕のスワンプ・ロックのイメージはそんな感じかな。
僕はカーペンターズのヒット曲の印象で、レオン・ラッセルは美しいメロディー・メーカーだと思っていました。
そうなんだよね。その多面性も魅力だよね。1970年代後期のレオン・ラッセルもまたちょっと違う音楽性だし。
ベトナム戦争が泥沼化して、公民権運動も、愛と平和の幻想も夢と消えて行って、サイケデリック・ムーヴメントが終焉したのが60年代末から70年代はじめです。古き良きアメリカ文化への回帰や内省へと時代が流れていく中で、ルーツ・ミュージックに根ざした芳醇なロック・ミュージックが奏でられたのですね。[2]
引用ありがとう(笑)。あ、わかった!
スワンプの「沼」っていうのは、ベトナム戦争の泥沼にもかかってるんだね。時代の雰囲気を反映していたのかも?
う~ん。どうでしょう?
さて、最後に、デビュー当時、代表曲「ソング・フォー・ユー」を歌う親分です。

A SONG FOR YOU – Leon Russell & Friends (1971)

カッコいいねえ!
僕は年をとったらピアノを習って、「ソング・フォー・ユー」の弾き語りをするのが夢なんだ!
あれ?このまえはボサノヴァギターを弾く老人になるって言ってませんでした・・・?

脚注
[1] Weblio辞書 音楽用語 スワンプ・ロック[swamp rock]
[2] カケハシ・レコード 米スワンプ・ロック/ルーツ・ロック特集『沼へ行く』