ギターケースと3枚のCD

音楽
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2018年は平成最後の年
その前に・・・僕の平成、ちょっとセンチメンタルな昔話ね
「ギターケースと3枚のCD」・・・ですか?

名前:くま(♂)
プロフィール:高齢子育て中、飲酒は週末のみ
特技:奥さんをフォローすること(嘘)
名前:カエル(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症、シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索
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1989年(平成元年)、春・・・

昭和が終わった年の春・・・僕は3枚のCDとギターケースだけを抱えて、夜行列車に乗って東へ向かったよ
熊本には二度と戻らないと誓ってね
あの・・・
何?
ツッコミどころ満載です
僕がすでに知っている範囲で、いくつか事実と異なるところがあるんですが・・・
そう?
くまちゃんが1989年(平成元年)に大学入学にあわせて、熊本から東京へ向かったのは事実だと思いますが・・・
でも、その表現だと、夢を抱えた若者がすべてを投げ捨てて都会へ出て行ったようなニュアンスです
違いますよね?親からすべて援助してもらいながら都会の大学に入学しただけですよね?
昔話は多少脚色されるものだよ(笑)
夜行列車じゃなくて、飛行機ですよね?
1時間半くらいであっという間に到着ですよね?
家族に熊本空港まで見送ってもらって、羽田空港では親戚がお迎えしてくれたんじゃないですか?
よく知ってるな(笑)
ギターはちょっとかじっただけで、ほとんど弾けませんよね?
コードをおさえて、ジャカジャカくらいはできるよ・・・
さらに・・・10数年後には、またのこのこと熊本に帰ってきましたよね?
のこのこと・・・って
まあ、そうだけどね(笑)
いろいろあったんだよ・・・
まあ、いいでしょう?
で、今日は?
その時に持って行った3枚のCDの話だよ
これから始まる冒険に胸を膨らませながら、聴いた音楽の話だよ
ひとり夜行列車の中で、空腹だったけど夢でお腹いっぱいだったなあ・・・
まだ言いますか・・・
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【1枚目のCD】『僕の中の少年』山下達郎


1988年10月19日に発売された山下達郎通算9作目のスタジオ・アルバム

出典:ja.wikipedia.org

達郎のアルバムの中で、日本語のアルバムタイトルなのは『僕の中の少年』だけ
僕にとっても特別なアルバムだね
そうなんですね
1曲目の「 新(ネオ)・東京ラプソディー」を聴いて、これから自分が生活を始める東京に胸躍らせたよねえ
ちょうどタイムリーでしたね
「一番好きな緑色の自転車と」・・・っていう歌詞から始まるんだけど、僕が子どもの頃に乗っていた自転車も緑色でね
親近感を覚えたんですね
このアルバムには達郎本人も思い入れがあるという「蒼氓(そうぼう)」という曲も入っていてね
桑田夫妻と山下夫妻がコーラスで、サザンファンでもある僕は嬉しかったね
「蒼氓(そうぼう)」っていうのは「声なき民」みたいな意味ね
歌詞の内容も、浮かれ気味の当時の僕を戒めてくれたよ
東京で一旗あげようと、やっきになってる青二才の僕にとっては、まったく逆の価値観の歌だったから(笑)
東京で一旗あげようと・・・(笑)
10数年後、のこのこと熊本に帰って来る未来が待っていました
それほどでも(照)
褒めてませんから

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【2枚目のCD】『バラッド2』サザンオールスターズ


『バラッド2 ’83〜’86』は、サザンオールスターズの2枚目のバラードベスト・アルバム。1987年6月21日発売。発売元はタイシタレーベル。

出典:ja.wikipedia.org

これは僕がたぶん初めて買ったCDアルバムだよ
高校3年のときかな?
これ以前はレコード買ってたからね
じゃあ、みんなCDで買うようになったは平成に入ってからですか?
そうだね
思えば、完全にCDになったのって、ちょうど昭和から平成に変わるのと一緒だね
ひょっとしたらCDも平成とともに無くなるかもしれませんね
それはありうるね・・・
レコードが昭和なら、CDは平成を象徴するメディアになるかもね
データで十分ですもんね
まだパッケージを持っていたい気持ちもあるが・・・
荷物になるだけですよ
君はクールだね・・・
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【3枚目のCD その1】『ペット・サウンズ』ザ・ビーチ・ボーイズ


『ペット・サウンズ』(Pet Sounds)は、アメリカのバンド、ザ・ビーチ・ボーイズが1966年にリリースしたスタジオ・アルバム。

出典:ja.wikipedia.org

※山下達郎のライナーノーツとともに、1988年に初CD化

どっちだったっけなあ・・・?
どっちだっけ?
僕の中でこの『ペット・サウンズ』と『ブライアン・ウィルソン』のどっちを先に買ったのかが曖昧になってる
どちらも、この年1989年の夏には持ってたんだよね・・・どっちかは熊本時代に買っていて、どっちかは東京に来てすぐ買った
ブライアン・ウィルソンさんのソロアルバム『ブライアン・ウィルソン』ですね
うん、ブライアン・ウィルソンは、ビーチ・ボーイズのリーダーね
『ペット・サウンズ』は1960年代の名盤で、『ブライアン・ウィルソン』は僕がリアルタイムで聴いた彼の初ソロアルバム
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【3枚目のCD その2】『ブライアン・ウィルソン』ブライアン・ウィルソン

『ブライアン・ウィルソン』(Brian Wilson)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ブライアン・ウィルソンが1988年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム。

出典:ja.wikipedia.org

あの頃は、伝説の1960年代のバンドのリーダーが歴史の中から蘇ってきたみたいな印象だったけど、今になってみれば、このソロアルバムもすっかり歴史の1ページだね
なんか時間感覚が変な感じ・・・

まあ、いいや
・・・徐々に記憶がよみがえってきた
ビーチ・ボーイズのアルバムはレコードで持っていたけど、たぶん『ブライアン・ウィルソン』の新譜CDを熊本時代に買って、この『ペット・サウンズ』のCDは新宿の紀伊國屋書店で買ったような気がする
当時は、今ほどこの『ペット・サウンズ』礼讃が日本にもなかったんじゃないかな?
僕の中でも、山下達郎のライナーノーツとともに、すごく好きなアルバムになって行ったんだよね
そうだよ、僕が最初に聴いたのはブライアンのソロアルバムの方かも
『ペット・サウンズ』については以前も語りましたよね

関連エントリー→[CD] 『ペット・サウンズ』50周年記念デラックス・エディション発売!50年前「犬にでも聞かせるのか?」 いや、犬って・・・(笑)

あの時にも、達郎の言葉を引用したっけ
これですね

『ペット・サウンズ』は語り継がれるべき作品である。何故ならこのアルバムは、たった一人の人間の情念のおもむくままに作られたものであるが故に、商業音楽にとって本来不可避とされている、『最新』あるいは『流行』という名で呼ばれるところの、新たな、『最新』や『流行』にとって替わられる為だけに存在する、そのような時代性への義務、おもねり、媚びといった呪縛の一切から真に逃れ得た、稀有な一枚だからである。このアルバムの中には「時代性」はおろか、『ロックン・ロール』というような『カテゴリー』さえ存在しない。にもかかわらず、こうした『超然』とした音楽にありがちな、聴くものを突き放す排他的な匂いが、このアルバムからは全く感じられない。これこそが『ペット・サウンズ』最も優れた点と言えるのだ。『ペット・サウンズ』のような響きを持ったアルバムは、あらゆる点でこれ一枚きりであり、このような響きは今後も決して現れる事はない。それ故にこのアルバムは異端であり、故に悲しい程美しい。

出典:1988年版の日本盤CD 山下達郎のライナーノーツより

そうそう!
故に悲しい程美しい。だよ
僕のあの頃の思い出も、すくなくとも、僕の中では美しい(笑)
そういうことにしておきましょう
懐かしいなあ
まさに僕の「ハタチの夢のかけら」だね
彼女いまごろ、どうしてるかなあ・・・
東京に行ったその年はまだ彼女いなかったですよね?
妄想の中の彼女ですか?(笑)
もう、君はなんでそんなに僕のことを知ってるの?
好きなの?(笑)
やめてください!
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そして、2018年(2019年4月)、30年続いた「平成」が終わる・・・

あと一年、2018年で平成が終わるよ
30年ですからね、本当に区切りですね
さっきCDとレコードの話が出たけど、不思議と節目で変わっていくものってあるんだよね
昭和から平成にかけてもバブルでしたが、平成から次の時代にかけても、ひょっとしたら後世、あの時はバブルだったねと語られるかもしれません?
ホント、その可能性もあるよね・・・
2018年は、アンテナを張り巡らせ、第6感を研ぎ澄まして、チャンスがくるならぜひ捕まえたいものだよ
・・・というのが来年の抱負かな?
まだまだ欲深いようです・・・この人は(笑)
夢破れても、何度でも立ち上がるぞ!
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