その昔、南青山に「パイド・パイパー・ハウス」というレコード屋があった~シュガー・ベイブの時代から渋谷系前夜まで~

音楽
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南青山にあった伝説のレコード・ショップ「パイド・パイパー・ハウス」が期間限定で復活するんだって。[1]
え~と、これですね!

246号から骨董品通りに曲がってすぐのところだったらしいね。僕が上京した直後に閉店したんだよね・・・。
今度復活するけど僕は今、熊本。なんかすれ違いの関係だね。
それは残念でした。

☆☆☆自己紹介☆☆☆

名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。
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伝説のレコード・ショップ「パイド・パイパー・ハウス」とは?

パイドパイパー(Pied Piper)は「笛吹き男」の意味らしいね。[2]
レコード・ショップ「パイド・パイパー・ハウス」はこんなお店でした。

南青山にあった伝説のレコード・ショップ「パイド・パイパー・ハウス」は、1975年11月にオープンしてから足かけ14年間の営業で1989年6月に閉店した。

日本では1989年からレコード会社の発売する新譜が全面的にCDへと切り替わり、アナログ・レコードの生産がほぼストップしている。
したがってパイド・パイパー・ハウスが閉店したのは、レコード文化というひとつの時代が終わったことの象徴でもあった。

(中略)

常連だった細野晴臣や山下達郎、南佳孝、佐野元春らのミュージシャンたち、音楽評論家や雑誌編集者、若きクリエイターなどが顔を合わせて、話に花が咲くことは日常茶飯事だった。
閉店後も深夜まで貸切状態で、ビールやワインも飲めたので酒場の風を呈することもあったという。

(中略)

他の店ではなかなかお目にかからない珍しい輸入盤のレコードが、ロサンゼルスのショップのように普通に並んでいただけでなく、1枚のレコードをめぐってアーティストやその周辺、ルーツまで含む情報を伝えたいとしていたのだ。

そうした方向性がさらに充実していくのは、シュガーベイブやティン・パン・アレーのマネージャーだった長門芳郎が、1977年12月に同店のスタッフに加わってからである。

(中略)

その一方で長門は海外アーティストのコンサートをプロデュースし、ヴァン・ダイク・パークスやドクター・ジョンを筆頭に、フィービ・スノウ、ジョン・サイモン、ローラ・ニーロ、NRBQ、MFQなど多くの来日ツアーを手がけた。

パイド・パイパー・ハウス閉店後、長門は海外アーティストのレコード制作とコンサートに携わりながら、数多くの洋楽アルバム/CDのリイシュー企画と監修でも名を馳せてきた。

出典:tapthepop.net「パイド・パイパー・ハウス」はなぜ伝説のレコード・ショップとなったのか?

細野晴臣や山下達郎、南佳孝、佐野元春らが常連って凄いよね?
青学が近いのに桑田佳祐やサザンのメンバーは常連じゃなかったのかな?
どうでしょう?
「パイド・パイパー・ハウス」の期間限定復活って、実は去年もやってるんだよね。
去年の夏は横浜の赤レンガ倉庫でやったらしい。よっぽど評判がよかったんだね、またやるってことは。
夏の恒例にするつもりか?
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「ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ(日本独自企画盤)」7月13日発売!

イベントが先か、CDが先かわからないけど、人気再発シリーズ『パイド・パイパー・デイズ』のコンピ盤も発売されるらしい。僕みたいな自分で汗水垂らしてレコードを探し回る根性がないリスナーにもってこいの企画だね。
え~と、これですね!

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人気再発シリーズ『パイド・パイパー・デイズ』から初のベスト・コンピレーション登場!

アルゾ、ローラ・ニーロ、ラスカルズ、バリー・マン等、選りすぐりのナンバーに加え、ケニー・ランキンのシングルほか世界初CD化となるレア名曲を含む全24曲収録。音楽ファン必携の一枚!

[収録内容]
1. ドント・アスク・ミー・ホワイ / アルゾ
2. デイタイム・ドリーム / ホセ・フェリシアーノ
3. ユニオン・シティ・ブルース / トレイド・マーティン
4. ラヴ・ドント・レット・ミー・ダウン / ボビー・ブルーム
5. スモール・タウン・ブリング・ダウン / トレイドウィンズ
6. ユア・ショウ・イズ・オーヴァー / イノセンス
7. サドゥンリー・アイ・シー / ソルト・ウォーター・タフィー
8. フィックル・フィンガー・オブ・フェイト / バーナード・“プリティ”・パーディ ★
9. ブラックパッチ / ローラ・ニーロ
10. ラッキー・デイ / ラスカルズ
11. 君はどこへ / アル・クーパー
12. ブルー・ボーイ / ニール・セダカ ★
13. 彼女なしには / ブラッド・スウェット&ティアーズ
14. ゼアル・ビー・ノー・アザー・ラヴ / ケニー・ランキン ☆
15. ザ・ハート・オブ・ジュリエット・ジョーンズ / ゲイリー・ボナー ★
16. ワン・ファイン・デイ / デヴィッド・フォアマン
17. ジェニファー / バリー・マン
18. イフ・ユー・キャント・セイ・エニシング・ナイス / ジア・マテオ ★
19. ドント・コール・イット・ラヴ / ボ・クーパー ☆
20. ピック・アップ・ユア・ハート / ロージー
21. ホワット・カインド・オブ・シューズ・ダズ・セプテンバー・ ウェア / アリー・ウィリス
22. ランデヴー / ヴァレリー・カーター
23. 暗鬱な時間 / アース・ウインド&ファイアー
24. 太陽の女神 / ラムゼイ・ルイス・アンド・アース・ウインド&ファイアー

☆世界初CD化
★日本初CD化

出典:Sony Music Shop ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ

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長門芳郎の初・回顧録『PIED PIPER DAYS パイドパイパー・デイズ 私的音楽回顧録 1972-1989』7月15日発売!

イベントが先か、CDが先か、本が先かわからないけど、長門さん初の回顧録も発売されるらしい。
このレコードショップって、達郎さんのシュガー・ベイブの時代にオープンして、渋谷系前夜に閉店しているんだよね。これ読めば、その間の東京の音楽シーンの雰囲気を味わえるんじゃない? 暑い午後のプールサイドで、遠い過去に思いを馳せながらこの回顧録を読んだら、最高の夏休みだね。
なんかいいですねえ。

日本のロックの貴重な証言者にして 豊富な知識で数々の名盤を紹介してきた ポップスの水先案内人によるマジカルな音楽体験記

70年代はシュガー・ベイブ~ティン・パン・アレー~細野晴臣のマネージャーとして、80年代は伝説のレコード・ショップ、パイドパイパーハウスの店主として、国内外の音楽シーンを見つめてきた長門芳郎による初の回顧録。シュガー・ベイブ誕生秘話、未発表作品も含むティン・パン・アレーの関連作やコンサートにおける数々の逸話、小説にも登場し流行の最前線といわれたレコード・ショップの店頭での出来事、渋谷系勃興前夜の東京の音楽シーン、さらに取材、招聘やプロデュース、リイシューを通じた海外ミュージシャンとの交流などが、貴重な写真や資料をまじえて丹念に綴られる。関連作を紹介するディスク・ガイド付き。

【CONTENTS】
■DO YOU BELIEVE IN MAGIC? プロローグ
■ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY 1972-1977
■MAGICAL CONNECTION 1978-1989
■LOOKING FOR YOU エピローグ
■巻末付録:パイドパイパーハウス全広告
(10年以上にわたって毎月『ミュージック・マガジン』に掲載された広告を複写して収録)

【本書に登場する人々】
山下達郎、大貫妙子、細野晴臣、大滝詠一、鈴木茂、小西康陽、田島貴男、ジョン・セバスチャン、ピーター・ゴールウェイ、ヴァン・ダイク・パークス、ドクター・ジョン、ハース・マルティネス、アルゾ、ほか

出典:リットーミュージック パイドパイパー・デイズ 私的音楽回想録1972-1989

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タワーレコード渋谷店でいろんな企画があるよ!

タワーレコードでもいろんな企画があるらしいね。
長門芳郎さんと、鈴木茂さんやGreat3の片寄明人さんとのトークショーなんかもやるみたいですね。
Pizzicato Fiveの『カップルズ』『ベリッシマ 』アナログレコードも発売されたりするから小西康陽さんも登場するんじゃないですか?タワレコ渋谷店のサイトか、SNSを要チェックです。

都会の音楽シーンに憧れていた頃は東京に行ったら行きたい場所が沢山あったのに、いざ住んでみて何年もするとそれが当たり前になって行動力が次第に減ってくるんだよね。とくに社会人になって働きはじめてからは・・・。そして、今、再び田舎に戻って、また都会に憧れるという、この堂々巡り。だけど今の憧れは今の東京じゃなくて過ぎ去りし日の東京なんだよね。ちょっと複雑、なんだかなあ・・・。
今の東京には憧れないんですか?
そうなんだよね、不思議だね・・・。

脚注
[1] タワーレコード渋谷店 伝説のレコードショップ“パイドパイパーハウス”がタワーレコード渋谷店に期間限定で復活!!
[2] tapthepop.net「パイド・パイパー・ハウス」はなぜ伝説のレコード・ショップとなったのか?

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