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イールドカーブってなに?
Japan's Yield Curve Control Regime Is Coming To America https://t.co/715jyncrIU
— zerohedge (@zerohedge) November 23, 2019
「Japan’s Yield Curve Control Regime Is Coming To America(日本のイールドカーブ規制制度がアメリカにやってくる)」という記事より
【東証マネ部より】経済誌でよく目にする「イールドカーブ」ってなに?
「順イールドカーブ」だと変動金利が低くなる
※ファイナンシャルプランナーの中桐啓貴さんの解説です「そもそも『イールド』とは利回り(金利)のことで、投資で得られる年間のリターンのこと。そして、『イールドカーブ』は、投資期間ごとの利回りを線で結んだものです」(中桐さん・以下同)
縦軸を「利回り」、横軸を「残存期間(満期日までの期間)」として、利回りと投資期間の関係を表した曲線が「イールドカーブ」なのだ。
「正常な経済であれば、期間が長ければ長いほど、利回りは高くなります。例えば、銀行からお金を借りたとして、同じ額を半年で返す場合と10年かけて返す場合で比べたら、10年かけて返す方が金利は高くつきますよね。このたとえと同じように、期間が長くなれば利回りも高くなる右上がりの曲線を『順イールドカーブ』と呼びます」
曲線の左側が短期金利、右側が長期金利のため、「順イールドカーブ」は、短期金利が低く、長期金利が高い状態。好景気の時に見られるものだ。
「『順イールドカーブ』の時には、銀行が融資を活発化し、企業も新規事業を打ち出しやすくなります。また、短期金利の影響を受けて、住宅ローンの変動金利も低くなるため、住宅を購入しやすくなるという側面があります」
「景気拡大は大切なことですが、景気が過熱するとバブルになり、土地や株の価格が本来の価値以上に上昇(インフレ)してしまう可能性があります。その状況を防止するため、中央銀行が金融政策で短期金利を引き上げ、長短金利が同等になった状態が『フラットなイールドカーブ』です」
景気後退が予想される「逆イールドカーブ」
「注意すべきは、『逆イールドカーブ』です。金融政策によって短期金利が上がり、長期金利が下がるという通常とは真逆のことが起きると、景気後退が懸念されます」
「順イールドカーブ」とは逆に、銀行が融資に消極的になり、住宅ローンの変動金利は上がりやすくなる。一方、長期金利の影響を受ける住宅ローンの固定金利は下がりやすくなる。
「逆イールドカーブ」が何十年も続くことはない…?
「順イールドカーブ」と「逆イールドカーブ」は、どのぐらいのスパンで入れ替わっていくものなのだろうか。
「景気は、大体6~7年上昇し、1年~1年半ぐらいスローダウンするというサイクルがあります。景気後退する『逆イールドカーブ』の状態が何十年も続いた時期は、いまだかつてないんです」
つまり、好景気の「順イールドカーブ」の時期が6、7年続き、景気の後退が懸念される「逆イールドカーブ」の時期は1年程度と考えられるわけだ。
【大和証券HP「金融・証券用語解説」より】 イールドカーブの傾きが大きくなることをスティープ化、逆に傾きが小さくなることをフラット化という
出典:www.daiwa.jp/glossary/YST0048.html” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>
金融緩和時、平常時には順イールドを形成し、金融引き締め時には逆イールドを形成することが多く、イールドカーブの形状変化として、傾きが大きくなることをスティープ化、逆に傾きが小さくなることをフラット化といいます。
出典:www.daiwa.jp/glossary/YST0048.html” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>
【どう使う?】相場の流れを見極めるために、「イールドカーブ」をチェック
※フィスコマーケットレポーターの三井智映子さんの解説より
○4つのサイクルから相場の流れをつかむ
相場には金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場という4つのサイクルがあります。この流れを押さえていただければ、中長期の投資でご自身が判断する材料となると思いますので覚えていただけると嬉しいです。一応おさらいしておきましょう!
金融相場は、不景気の時に「このままではまずい!」と政府や中央銀行が金融緩和や公共投資などの対策を行った結果、株価が上昇します。今の日本はこの相場にあたります。
業績相場は、企業業績が主導する相場で、政府や中央銀行の金融政策の効果が出てきて企業業績が良くなってくることから株価がさらに上がります。一般に金融相場のあとに業績相場が続くとされています。今のアメリカの相場にあたります。
逆金融相場では、業績相場が続くと「バブルになっちゃうかも!引き締めなきゃ!」という意識から、政府や中央銀行が利上げなど金融引き締め政策をします。その結果、市場から資金が引き上げられ、株価の下落が始まります。まだ好景気感はあるので個人消費は良好でも株価は下がってきます。
逆業績相場では、政府や中央銀行の金融引き締め政策で企業業績が悪くなってきて景気も後退します。株価も下がります。
○相場の流れを見極めるために、「イールドカーブ」をチェック!
私はこれら4つの相場の流れを見極めるために、イールドカーブをチェックしています。「イールドカーブ」とは縦軸に金利、横軸に期間をとった利回り曲線のことです。
イールドカーブには、「順イールドカーブ」と「逆イールドカーブ」があります。「順イールドカーブ」は、長期金利が短期金利を上回った状態のことを指し、曲線は右肩上がりになります。一方、「逆イールドカーブ」では短期金利が長期金利を上回り、右肩下がりの曲線になります。また、長期金利と短期金利の差が大きくなり、「順イールドカーブ」の右肩上がりの傾きがさらに急になることを「スティープニング」(スティープ化)といいます。
日本は「順イールドカーブ」で、金利が上昇する中でスティープニングしています。これを「ベアスティープニング」といいます。私はこれを見て、金融相場を表していると考えます。そのため日本はこれから業績相場に入ると見極め、まだ株価の上昇が見込めるのではないかと判断するわけです。
スティープニングとは反対に、短期金利と長期金利の差が小さくなり、曲線の傾きが緩やかになることを「フラットニング」(フラット化)といいます。業績相場であるアメリカでは、利上げが行われており、順イールドカーブではあるものの、曲線がフラットになってきています。これを「ベアフラットニング」といいます。これが逆イールドになると逆金融相場になっていくため、今月15日に米ダラス地区連銀のカプラン総裁は米国のイールドカーブを注視しており、逆イールドになった場合は懸念に値するとしています。
出典:web.fisco.jp