「淋しさ」ではなく「淋しみ」という表現が新鮮な情感として響く~宇多田ヒカル『花束を君に』を今あらためて

宇多田ヒカル『花束を君に』、昨年はよく聴いたね
いまさらかもしれないけど・・・みんな引っかかったと思う、歌詞のあの言葉について、今日はちょっと考えてみたい
歌詞のあの言葉ですか・・・?
どの言葉・・・あ、わかりました!
わかった?

毎日の人知れぬ苦労や淋しみも無く
ただ楽しいことばかりだったら
愛なんて知らずに済んだのにな

出典:『花束を君に』宇多田ヒカル

「淋しみ」のところでしょ?
これ、ネットの記事でも見かけましたよ
僕も気づいたよ
この、「三省堂国語辞典」の編集委員をつとめる飯間浩明さん(49)のつぶやきでしょ
みんな引っかかっていたんですね、この言葉に・・・
いつかちゃんと調べようと思ってたんだけどね・・・


☆☆☆自己紹介☆☆☆

名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:酔っ払いおじさん、広く浅く世間を語る
特技:2才の娘を笑わせること
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症、シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索

「淋しみ」はパソコンでも一発入力できない

そーそー、パソコンでも一発変換できないんだよね
でも、これは造語じゃなくて、あんまり使われていないだけで、ちゃんとした日本語なんだよね
えー(検索中)、Weblio辞書の日本語活用形辞書にはこうあります
寂しみ、淋しみ

読み方:さびしみ

マ行五段活用の動詞「寂しむ」「淋しむ」の連用形である「寂しみ」「淋しみ」、あるいは連用形が名詞化したもの。

出典:www.weblio.jp

この歌詞の場合は、連用形が名詞化したものだよね、おそらく
連用形について考えるとややこしくなるから・・・まあ、今回はそこまでつきつめる必要はないでしょう
ちなみに、連用形は、用言の活用形で、未然形、連用形、終止形、連体形、已然形/仮定形、命令形の6つがあります

出典:ja.wikipedia.org


「楽しさ」→「楽しみ」、「面白さ」→「面白味」みたいなものかしら?

よく使う、「楽しさ」→「楽しみ」、「悲しさ」→「悲しみ」みたいなもんだよね
そのへんは普通に使いますよね
あとは・・・「面白さ」→「面白味」とか?
「面白味」ね
この場合、「み」は「味」なんだね


他にも「○○み」を使った新鮮な言語表現を探る

他にも、「淋しみ」みたいに新鮮な言語表現を見つけてみようよ!
え~と・・・
「可笑(おか)しさ」→「可笑(おか)しみ」
「凄(すご)さ」→「凄(すご)み」
このへんは、まあ、使うよね
そうですね
もっと普段使わないようなものがいいんですよね
「脆(もろ)さ」→「脆(もろ)み」
「恋(こい)しさ」→「恋(こい)しみ」
これは、普段使わないというか・・・ヘンだよね
ラブソングの歌詞に使ったときに、「淋しみ」のように新鮮な響きを放つ言葉ないかね・・・?
ラブソングの中で新鮮な響き・・・
あ、これいいんじゃない?
「可憐(かれん)さ」→「可憐(かれん)み」
「可憐(かれん)み」ってよくない?
なんか使えそう!
キレイな響きですね
『君の可憐みで、空気が震えた~♪』
みないな?(モジモジ)
自分の詩に照れないでください!(笑)
「愛(いと)しさ」→「愛(いと)しみ」
「愛(いと)しみ」もよくない?
『海辺に落とした愛しみを探しながら~♪』
みたいな・・・
お、くまちゃん、実は詩人ですね~
そ、そうかあ(ニヤニヤ)
「懐(なつ)かしさ」→「懐(なつ)かしみ」
「懐(なつ)かしみ」ってのはどう?
『僕は一人で、君の懐かしみだけをずっと眺めていた~♪』
ノってきましたね!くまちゃん!(笑)

日本語の可能性について

「文化庁が毎年行っている『国語に関する世論調査』の報道で、本来の意味を『○』そうでない意味を『×』と伝えられることが多く、視聴者や読者が「本来の意味ではない=誤用」と思い込んでしまうのではないでしょうか。『誤用』と指摘されている用例が、実際に調べると誤用とはいえないケースも多くあります。誤用をたくさん集めて間違いを指摘しても、『その人』自身の言葉は豊かにはならないと思います」(飯間浩明さん)

出典:www3.nhk.or.jp

よくさあ、日本語が乱れてきたとか、言うじゃない?
最近はネットが普及して、逆に若い人の方が、正しい使い方に厳しい場合もあるそうですよ・・・
僕は言葉なんて、どんどん変わっていくものだから、変化して当然だと思ってるけどね
そうですよね
でも、へんな敬語を使う人や、あきらかな誤用は聞いていて不快な場合もあります
センスの悪い誤用がダメなんだよね
言語感覚が優れている人が、過去のルールに縛られずに自由に発想するのはいいんだよ
じゃあ・・・学校なんかでも、正しい日本語の使い方を学ぶこと以上に、美しい言語感覚が磨かれるような教育が求められるということですね
その通り!
でも、難しそう・・・


スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする