【年間投資スケジュール】相場のアノマリーをまとめろ。【ゆるゆる投機的行動50】

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相場のアノマリーについてまとめろ。
どうして命令口調なんですか・・・。
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相場のアノマリーとは?

理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のこと。
相場格言として伝えられているものが数多くあります。一般的には、いわゆる法則や理論から合理的な説明ができない現象を「アノマリー」といいます。

代表例をあげると、「4月高、こいのぼり天井」という相場格言があり、新年度になると新規資金が流入し、5月の初旬ごろまでは相場が上昇しやすいといった理論的根拠のあるものもあります。しかし、「2日新甫(しんぽ)は荒れる」という相場格言は、2日から取引が始まる月は相場が荒れることが多いというものですが、なんら合理的な説明がつきません。相場は、人間の心理によって大きく左右される場合があり、経済合理性だけに基づいて動いているわけではないということです。

出典:www.daiwa.jp

合理性はなくても、意外と当たったりするアノマリー。
どっちかというとオカルト?
しかし、アノマリーを押さえといて相場に向かうと良いことあるかもよ? 今日は、月ごとのアノマリーをまとめておこう。
まあ、ちょっと心にとめておくくらいがいいと思います。

出典:diamond.jp

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【1月】1月効果、新年ご祝儀相場、戎天井

出典:www.imamiya-ebisu.jp

「戎(えびす)天井・戎底」と言ってだな、大阪・今宮戎神社で昔から開催されているお祭り、十日戎(1月9日頃)の時期に、株価が天井や底を打ちやすいということらしい。
大阪は昔から商売の町ですから、こういう言葉も生まれたんでしょうね。
年末も相場が上昇することが多いらしいから、年初のご祝儀相場とあわせて、年末年始は上目線でオーケーか?
年末年始は上昇でも、その後、相場の流れが変わることも多いそうです。

日本株でも米国株でも、1月は相場の流れが変わりやすいことが知られています。

ひと言でいうと、12月まで強含みだった相場は1月になると下がりやすくなります。過去10年間(毎年の騰落率の単純平均)を見ても、日経平均は12月に3.3%上昇しているのに対し、1月は2.8%下落しています。日本株だけでなく、米国株にも同じような傾向があります。

出典:style.nikkei.com

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【2月・3月】節分天井・彼岸底

節分天井・彼岸底(せつぶんてんじょう・ひがんぞこ)

節分の時期(2月上旬)に高値をつけて、彼岸の時期(3月中旬)に安値をつけるという、相場の言い伝え。年初から新春相場が始まると、節分の時期まで上昇を続け、その後は3月決算などのイベントを控え調整局面になり、しだいに下落していくという相場の動きを言い表している。

出典:www.nomura.co.jp

節分の時期(2月上旬)に高値をつけて、彼岸の時期(3月中旬)に安値をつけるともいうらしい。
そうか。3月は決算ですからね。
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【4月】新年度効果、こいのぼり天井

新年度、新しい気持ちで新しい環境に飛びこんだ新入社員や新入学生たちも、やがて「五月病」となる。同じように、「4月高、こいのぼり天井」で、「鯉のぼりの季節が過ぎたら株は売り」、そして、「5月に売り逃げろ」ということか。
これもまあ、なんとなく、そういう感じはしますね。
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【5月】セル・イン・メイ(Sell in May)

Sell in May(セル・イン・メイ)は、アメリカ合衆国のウォール街の相場格言の一つで、5月に株式を売って、9月半ばまで相場から離れた方がいいことを示唆するものです。これは、正確には「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.」で、例年、米国株が6月から9月までは軟調な展開になりやすいというアノマリーによるもので、「相場が高い5月に売って、9月半ばに再び市場に戻ってこい!」ということを述べています。その根拠として、5月からヘッジファンドなどの決算が集中し、季節要因から米国の経済指標が弱く出やすく、また夏場は休暇を取る投資家が多くなり、相場が閑散しやすいことなどが挙げられます(明確な根拠は特になし)。

出典:www.ifinance.ne.jp

「セル・イン・メイ」は有名だよね。アメリカの相場格言。
その後、9月くらいまで、相場を休むくらいで丁度いいそうです。
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【6月】梅雨相場、梅雨調整

梅雨相場(つゆそうば)

梅雨時の天候のようにじめじめとして不活発で、しかもじりじりと安い相場のことをいいます。

出典:www.weblio.jp

これは必ずしも6月のアノマリーじゃないよね? じり安の相場を梅雨相場って言うんでしょ。まあしかし、セル・イン・メイで沈んだ相場だから、ちょうど6月が梅雨調整なのかもね。
そうかもしれません。
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【7月】七夕天井・天神底

株式市場のアノマリー(経験則)である「七夕天井・天神底」が注目されている。七夕の7日を目がけて相場が上昇し、大阪市内で伝統の天神祭が開かれる25日前後に向けて下落するとの見方だ。

出典:www.nikkei.com

1月の「戎天井」に、7月の「七夕天井・天神底」、こういう日本由来の相場の格言って、趣があっていいよね。
これも商人の町・大阪由来ですね。
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【8月】夏枯れ相場、サマーラリー、8月円高

夏枯れ相場(なつがれそうば)

夏期の証券市場では、値動きが小幅推移となる期間が存在します。これを夏枯れ相場と言い、夏枯れ相場中の最安値を「夏底」とも言います。夏期は海外では夏季休暇、日本ではお盆休みや夏休みと時期が重なることから、市場参加者が減少することで取引量も減ってしまう事に由来した言葉です。取引量が減った相場は、ちょっとした材料にも敏感に反応し、上下しやすくなることからリスクが高まると言われていますが、近年ではインターネット取引による個人の参入も活発であるため、そのような基調は以前ほど顕著ではなくなったと言われています。

出典:www.tokaitokyo.co.jp

夏は商いが薄くなる。まあ、そうだろうな。
9月まで待った方がよさそうです。
サマーラリー(さまーらりー)

米国の株式市場において、7月から9月までの夏場にかけ株価が上昇しやすい現象のこと。具体的には7月4日の米国独立記念日から9月第1月曜日のレーバーデー(労働者の日)までの期間を指し、バカンスに入る前に投資家がボーナスなどで株を買いだめするためなどともいわれる。アノマリー(経験則)のひとつ。

出典:www.nomura.co.jp

夏枯れ相場とは逆の意味の、「サマーラリー」という言葉もある。
結局、アノマリーなんて、どっちともとれる?

外国為替市場は8月に円高になる――。「8月円高」は市場の経験則の一つで、過去20年間のうち14回が円高・ドル安に振れた。

出典:www.nikkei.com

これも有名らしい。一応、注意しておくに越したことはない。
日経新聞の記事によると・・・過去20年間のうち14回が円高・ドル安になったそうです。

出典:www.nikkei.com

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【9月・10月・11月】彼岸底、秋には魔物が住む、オクトーバーコンプレックス、ハロウィン効果

そして、この時期は要注意!
米国で起きた歴史的な暴落、例えばブラックマンデーなど多くが、この9月や10月という時期に起きているそうです。「オクトーバーコンプレックス」とも、「秋には魔物が住む」とも、言われています。
彼岸底は、春分の日と秋分の日、年に2回あるんだね。

リーマンショックもブラックマンデーも10月、古くは世界恐慌も10月だった・・・。

出典:www.sbisec.co.jp

1年間の流れとしては、セル・イン・メイの6月、夏からの低迷、そしてこの秋の暴落を経て・・・10月末に買うといいらしい。
ハロウィン効果ですね。
ハロウィン効果

ハロウィン効果とは、毎年10月31日のハロウィンを境に株価が上昇する、というアノマリーである。

ハロウィン効果に従えば、ハロウィンの頃に株式を買っておくとよいということになる。その根拠としては、10月末頃の大手ヘッジファンドによる決算の調整売りが挙げられる。調整売りが出た時点が株価の底値となって、その後、株価は上昇することが多い。

ちなみに、ハロウィン効果と逆のアノマリーに「セルインメイ」(sell in May)がある。5月は株価が高いので売るとよい、というアノマリーである。

出典:finance.iglossary.net

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【12月】クリスマスラリー、サンタクロースラリー、掉尾の一振(年末高)、餅つき相場

クリスマスラリー(別表記:サンタクロースラリー)

クリスマスラリーとは、アメリカ合衆国の株式相場において、クリスマスの時期になると株価が上昇する、というアノマリーのことである。サンタクロースラリーともいう。

クリスマスラリーが発生する根拠は、年末に向けての機関投資家による調整売りが、クリスマスの頃に一段落し、値動きが軽くなることが挙げられる。また、年末年始には大きな経済指標の発表やFRBによる政策金利の発表などもなく、また、政治的リスクも比較的少ないことから、買いやすい相場環境(リスク選好)であることも根拠の1つとされている。

アメリカ合衆国の過去の株式相場を見ると、クリスマスラリーの時期に8割程度の確率で株価が上昇している。

出典:finance.iglossary.net

いよいよ年末。相場が上昇する時がきた!
クリスマスラリー、サンタクロースラリー、掉尾の一振・・・どれもほとんど同じ意味です。
掉尾の一振(とうび(ちょうび)のいっしん)

掉尾(とうび)の一振とは、株価が年末にかけて上昇するといった株式相場の格言。

「掉尾」自体の意味は、最後になって勢いが盛んになることであり、掉尾の一振は、年末に向けた株価上昇の期待感を込めて用いられることが多い。

機関投資家などの含み損解消による株式売却が一段落した後、年末にかけてドレッシング買いなどで株価が上昇することも掉尾の一振の要因の一つと考えられている。

出典:www.nomura.co.jp

また、「餅つき相場」という言葉もある。
値動きが大きくなるという意味だそうです。
餅つき相場(もちつきそうば)

餅をつく杵のように上下に荒い値動きをする年末特有の相場。年末を控えて市場参加者が減少し薄商いになる中、年末の換金売りや新年に対する期待感などが交錯して相場の値動きが大きくなることがある。

出典:www.nomura.co.jp

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【まとめ】10月から2月まで買い、3月から6月まで売り、その後9月まで相場を休む

この他に、「サザエさん効果」や「ジブリの呪い」なんてアノマリーもあるよね。次回は、ロンドンフィキシングなど、1日の時間帯。また、月曜株安、ゴトー日(5・10のつく日)、TOM(月の変わり目)効果など、週や月の変わり目系アノマリーなども調べてみるか? SQ効果、魔の水曜日とか。
他にもいろいろありそうですね。
さて、今回は1年を通してのアノマリー、意外と納得できる流れじゃない? 毎年同じって訳じゃないけど、こういう傾向は確かにあるよね。
ざっくりまとめると、10月から2月まで買い、3月から6月まで売り、その後9月まで相場を休む・・・でしょうか?
無理して一年中買った売ったってやるより、そうやってシンプルに年に数回売り買いするだけいいような気もする。でーんと構えてね。
そっちの方が儲かるかもですよ。
すでにある程度、資産を持っていたら、そういう投資の姿勢がきっといいんだよ。
結局、資産のある人は心に余裕があるから、せこせこ投資をして失敗することも少ない気がします。
しかしながら・・・資産のない僕らはしばらくは、バタバタとセコい投資を繰り返しながら、試行錯誤を続けるのだろう。
以上、1年間を通した相場のアノマリーでした!

出典:www.irasutoya.com

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