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相場のアノマリーとは?
理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のこと。
相場格言として伝えられているものが数多くあります。一般的には、いわゆる法則や理論から合理的な説明ができない現象を「アノマリー」といいます。代表例をあげると、「4月高、こいのぼり天井」という相場格言があり、新年度になると新規資金が流入し、5月の初旬ごろまでは相場が上昇しやすいといった理論的根拠のあるものもあります。しかし、「2日新甫(しんぽ)は荒れる」という相場格言は、2日から取引が始まる月は相場が荒れることが多いというものですが、なんら合理的な説明がつきません。相場は、人間の心理によって大きく左右される場合があり、経済合理性だけに基づいて動いているわけではないということです。
出典:www.daiwa.jp
出典:diamond.jp
【1月】1月効果、新年ご祝儀相場、戎天井
日本株でも米国株でも、1月は相場の流れが変わりやすいことが知られています。
ひと言でいうと、12月まで強含みだった相場は1月になると下がりやすくなります。過去10年間(毎年の騰落率の単純平均)を見ても、日経平均は12月に3.3%上昇しているのに対し、1月は2.8%下落しています。日本株だけでなく、米国株にも同じような傾向があります。
【2月・3月】節分天井・彼岸底
節分天井・彼岸底(せつぶんてんじょう・ひがんぞこ)
節分の時期(2月上旬)に高値をつけて、彼岸の時期(3月中旬)に安値をつけるという、相場の言い伝え。年初から新春相場が始まると、節分の時期まで上昇を続け、その後は3月決算などのイベントを控え調整局面になり、しだいに下落していくという相場の動きを言い表している。
【4月】新年度効果、こいのぼり天井
【5月】セル・イン・メイ(Sell in May)
Sell in May(セル・イン・メイ)は、アメリカ合衆国のウォール街の相場格言の一つで、5月に株式を売って、9月半ばまで相場から離れた方がいいことを示唆するものです。これは、正確には「Sell in May, and go away; don’t come back until St Leger day.」で、例年、米国株が6月から9月までは軟調な展開になりやすいというアノマリーによるもので、「相場が高い5月に売って、9月半ばに再び市場に戻ってこい!」ということを述べています。その根拠として、5月からヘッジファンドなどの決算が集中し、季節要因から米国の経済指標が弱く出やすく、また夏場は休暇を取る投資家が多くなり、相場が閑散しやすいことなどが挙げられます(明確な根拠は特になし)。
【6月】梅雨相場、梅雨調整
梅雨相場(つゆそうば)
梅雨時の天候のようにじめじめとして不活発で、しかもじりじりと安い相場のことをいいます。
【7月】七夕天井・天神底
株式市場のアノマリー(経験則)である「七夕天井・天神底」が注目されている。七夕の7日を目がけて相場が上昇し、大阪市内で伝統の天神祭が開かれる25日前後に向けて下落するとの見方だ。
【8月】夏枯れ相場、サマーラリー、8月円高
夏枯れ相場(なつがれそうば)
夏期の証券市場では、値動きが小幅推移となる期間が存在します。これを夏枯れ相場と言い、夏枯れ相場中の最安値を「夏底」とも言います。夏期は海外では夏季休暇、日本ではお盆休みや夏休みと時期が重なることから、市場参加者が減少することで取引量も減ってしまう事に由来した言葉です。取引量が減った相場は、ちょっとした材料にも敏感に反応し、上下しやすくなることからリスクが高まると言われていますが、近年ではインターネット取引による個人の参入も活発であるため、そのような基調は以前ほど顕著ではなくなったと言われています。
サマーラリー(さまーらりー)
米国の株式市場において、7月から9月までの夏場にかけ株価が上昇しやすい現象のこと。具体的には7月4日の米国独立記念日から9月第1月曜日のレーバーデー(労働者の日)までの期間を指し、バカンスに入る前に投資家がボーナスなどで株を買いだめするためなどともいわれる。アノマリー(経験則)のひとつ。
外国為替市場は8月に円高になる――。「8月円高」は市場の経験則の一つで、過去20年間のうち14回が円高・ドル安に振れた。
【9月・10月・11月】彼岸底、秋には魔物が住む、オクトーバーコンプレックス、ハロウィン効果
リーマンショックもブラックマンデーも10月、古くは世界恐慌も10月だった・・・。
ハロウィン効果
ハロウィン効果とは、毎年10月31日のハロウィンを境に株価が上昇する、というアノマリーである。
ハロウィン効果に従えば、ハロウィンの頃に株式を買っておくとよいということになる。その根拠としては、10月末頃の大手ヘッジファンドによる決算の調整売りが挙げられる。調整売りが出た時点が株価の底値となって、その後、株価は上昇することが多い。
ちなみに、ハロウィン効果と逆のアノマリーに「セルインメイ」(sell in May)がある。5月は株価が高いので売るとよい、というアノマリーである。
【12月】クリスマスラリー、サンタクロースラリー、掉尾の一振(年末高)、餅つき相場
クリスマスラリー(別表記:サンタクロースラリー)
クリスマスラリーとは、アメリカ合衆国の株式相場において、クリスマスの時期になると株価が上昇する、というアノマリーのことである。サンタクロースラリーともいう。
クリスマスラリーが発生する根拠は、年末に向けての機関投資家による調整売りが、クリスマスの頃に一段落し、値動きが軽くなることが挙げられる。また、年末年始には大きな経済指標の発表やFRBによる政策金利の発表などもなく、また、政治的リスクも比較的少ないことから、買いやすい相場環境(リスク選好)であることも根拠の1つとされている。
アメリカ合衆国の過去の株式相場を見ると、クリスマスラリーの時期に8割程度の確率で株価が上昇している。
掉尾の一振(とうび(ちょうび)のいっしん)
掉尾(とうび)の一振とは、株価が年末にかけて上昇するといった株式相場の格言。
「掉尾」自体の意味は、最後になって勢いが盛んになることであり、掉尾の一振は、年末に向けた株価上昇の期待感を込めて用いられることが多い。
機関投資家などの含み損解消による株式売却が一段落した後、年末にかけてドレッシング買いなどで株価が上昇することも掉尾の一振の要因の一つと考えられている。
餅つき相場(もちつきそうば)
餅をつく杵のように上下に荒い値動きをする年末特有の相場。年末を控えて市場参加者が減少し薄商いになる中、年末の換金売りや新年に対する期待感などが交錯して相場の値動きが大きくなることがある。