【デジタル相場師列伝4】生ける伝説の個人投資家cis氏【ゆるゆる投機的行動30】

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今日は、生ける伝説の個人投資家cis氏について
BNF(ビー・エヌ・エフ)さんは「伝説の個人投資家」
cis(シス)さんは「生ける伝説の個人投資家」?

関連エントリー→【デジタル相場師列伝3】伝説の個人投資家BNF氏(※ジェイコム男)【ゆるゆる投機的行動29】

だって、BNF氏は10年くらい姿を見せてないけど、cis氏は今でもリアルタイムでツイートを続けているからね
こちら最近のcisさんのツイート
19億!

名前:くま(♂)
プロフィール:高齢子育て中、飲酒は週末のみ
特技:奥さんをフォローすること(嘘)
名前:カエル(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症、シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索
cis氏とBNF氏って印象がごっちゃにならない?
今日は二人を比較しながら、cis氏の姿へ迫っていこう
どちらも若くして巨万の富を得たデジタル時代の相場師です
10年前、どちらもジェイコム事件を見逃さずに、それぞれ大儲けしまいた
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【cisとBNFの比較①】SBI北尾吉孝氏の印象

まずは、cis氏とBNF氏、それぞれと対談を行った後の北尾吉孝氏(現・SBIホールディングス社長)のコメントから、二人の共通点と違いを見てほしい
これは2007年当時の対談後のコメントですね

※北尾吉孝氏のブログより
cisさんは良く話される方、BNFさんは割と大人しい方という印象を受けましたが、お二人とも共通の悩みは成功したが故にアセットの金額が大きくなりすぎて運用が難しくなったということです。
前にこの日記上で紹介しましたが「屏風と事業は広げれば倒れる」という言葉があります。
個人の運用に関しても同様で、アセットが大きくなり過ぎると限界や壁に当たるということを改めて認識しました。
やはり個人で運用出来る資産の規模は最大でも200億円程度ではないかと思います。

また、お二人に共通するポートフォリオマネージャーとしての資質を感じました。
以前より、海外で出会った優秀なポートフォリオマネージャー達に共通すると資質というものを漠然と感じていたのですが、このお二人もそういった共通の資質があるように感じたのです。
具体的にはどういう資質かと言いますと、
1.粘着質であること
2.集中力があること
3.思い切りが良いこと
4.欲が深すぎないこと
あまり欲をかき過ぎると欲に溺れて失敗するもので、これらの点がこの方々に共通する資質ではないかと感じています。
そして、お二人が共通して持つポートフォリオマネージャー達とも異なるもう一つの資質は、自分独りでやっていこうとするその姿勢です。
こういった方々は、孤独を愛するという訳ではないですが、部下を使って何かやるという時の煩わしさを避け、全て自分でやってしまうのです。
一方、私自身の場合は、煩わしい事を自ら増やしていくタイプであるため、個人投資家としてやっていくことは難しいと思います(笑)。

個人で運用できる資産は200億円程度が限界ではないかと申し上げましたが、お二人には是非ともその限界を破って、これからも大いにご活躍していただきたいと思います。

出典:www.sbi-com.jp

北尾氏によると・・・
cis氏とBNF氏、二人ともポートフォリオマネージャーの資質もあるんだって
面白いのは、BNF氏は大人しくて、cis氏はおしゃべりというところ
二人の性格が垣間見えます
cis氏は儲けたお金を持って夜の街で豪遊しそうなイメージ
BNF氏はそのまま淡々と取引を続けるイメージ
あくまで、くまちゃんの勝手なイメージです(苦笑)
それにしても、200億を超えると資産運用も別次元に突入するんだね・・・
別世界の話です
いつかはそういう悩みにぶつかってみたいものだ
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【プロフィール】生ける伝説の個人投資家cis氏

資産の動向

2000年  104万円 G01.png
2001年  800万円 G01.png
2002年  300万円 G01.png
2003年  6,000万円 G01.png
2004年  3億円 G05.pngG01.png
2005年  30億円 G50.pngG10.png
2006年  42億円 G50.pngG10.pngG10.pngG10.pngG03.pngG01.png
2007年  50億円 G100.png
2010年  100億円 G100.pngG100.png
2013年  120億円 G100.pngG100.pngG30.pngG10.png
2014年  160億円 G100.pngG100.pngG100.pngG10.pngG10.png
2015年  200億円 G100.pngG100.pngG100.pngG100.png

出典:ja.wikipedia.org

すげーなあ、おい・・・
cis氏のプロフィールを見てみましょう
▼cis氏のトレーダーとしての来歴

cis氏は2000年に104万円の元手で株式投資を始めたが、その後、パチスロや会社勤めで稼いだ資金を追加で投入したので、種銭は合計で数百万~1千万円程度といわれている。

その元手の資金を、2008年には50億円以上に増やした。トレードスタイルは、数秒~48時間程度株を保有するデイトレードやスイングトレードと呼ばれる短期取引手法をとっている。

cis氏の総資産は、2018年2月8日の時点で自称230億円である。
これは企業経営を行っていない個人投資家の資産として、異例の金額である。
個人投資家でここまでの資産を築いたこともレアケースだが、cis氏のように200億以上の資産を持つ個人投資家がメディアに露出することも、まれである。

出典:kabushiki-blog.com

パチンコ、スロット、ゲームから、株式で成功する人、この世代に多いよね
まさにcis氏がその代表格
cisさんはドラクエが大好きなんですよね
パチンコだかスロットでも利益だしてたっていうじゃん
期待値?確率論?・・・なんか共通する要素があるんだろうなあ
そして、BNFさんが就職したことがないとは違い、cisさんは親族の会社ですが、少しだけ社会人経験もあるようですね
cis基本情報

1979年3月生まれ。東京都出身。法政大学工学部を卒業後、親族が経営する製造業に就職。2004年6月に退職し以後専業トレーダー。
呼ばれ方:cis、しっさん、課長、顎、渡辺、てけよし。
「cis」は中学時代にゲーム上で名乗っていた名前で「死す」に由来する。
「課長」は親族の会社に就職していた際、取締役課長だったため。
「顎」はPCの画面をアップロードした際、顎がゆがんでいたため。
「渡辺」はcisがネジの構造に詳しかったため都内でネジを製造していた中小企業の名前を勝手につけられた。
リアルでは「しすさん」と呼ばれている。

出典:www.geocities.jp/sayyeah6954/

cis氏とBNF氏の性格の違い
cis氏はいまだにインターネット上で発信を続けているけど、匿名性は維持してるよね
cisさんは社会性も高そうですが、顔出しNGはずっと続けています
逆に、大人しいと言われるBNFさんの方が当時テレビに素顔を晒していました
そのへんも面白いね
参考までに、「笑っていいとも!」のコーナーに、cisさんと思われる男性が登場した時の動画です
もちろん顔出しNGでした
あ、これあんまり面白くないよ
暇な人だけみてね(笑)

【cis】株で100億円もうけた男 20111110

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【手法】個人投資家cis氏の投資法

さて、最も重要な投資法、手法について
cisさんの発言も2ちゃんねるの時代から、現在のツイッターまで、インターネット上に数多く残っています
手法としては・・・
BNF氏が逆張りで、cis氏が順張り?
BNF氏がスウィングで、cis氏がデイトレ?
・・・というイメージだね
少し詳しくみていきましょう
【初期】ファンダメンタルを中心とした中長期の投資→デイトレードへ

2002年6月までのcisは、高校生の時のセブン-イレブン・ジャパンの取引を原体験として
「企業内容に対して株価が割安でこれから上がりそうな株を買う。いつの時代もただそれだけ」(2002年5月16日)
と言うように、ファンダメンタルを中心とした中長期の投資をしていました。2002年6月から
「証券会社の自己売買部門はデイトレで利益あげてるじゃん。それは俺にもできないかと」(2002年7月29日)
とデイトレードを始めます。

出典:www.geocities.jp/sayyeah6954/

僕もざっと調べてみたけど、cis氏は最初の頃、結構みんながするような失敗を繰り返していたらしい
そして転機が訪れます
【転機】2002年の忘年会

この忘年会に参加したのが当時21歳の大学生ながら7千万以上の資産を持っていたuoa(うおあ)とcisと同い年で2千万以上の資産を持っていたびびりでした
(当時びびりは24歳、cisは早生まれのため23歳)。
後に15億円以上を稼ぐすくる~じもこの忘年会に参加していました。

cisは当初この忘年会の後もトレードスタイルを変えませんでしたが、翌2003年2月からスタイルの変更に着手します。
「去年の2月頃株やめようかと思った時が3日ぐらいあった。あのときあと一週間ぐらい負け続けたら株やめてたかもしれない」(2004年2月14日)
と言うようにトレード人生最大の危機ともいうべき時期でしたが
「でもどんな地合いでも安定して長い期間ずっと儲けてる人がいたのでそれで辞めないことにした。それから研究して勝ちだした」(同)
と言うようにcisはまずびびりの研究をします。

【転機】BNFとの出会い

2003年11月4日18時過ぎから千疋屋銀座本店のフルーツパーラーで行われたオフ会でcisはBNFと出会うことになります。
このオフ会はカリスマトレーダーが一堂に会してトレード方法を話し合ったことから「伝説のフルーツパーラーオフ」と呼ばれることがあります。

出典:www.geocities.jp/sayyeah6954/

天才肌のBNF氏は一人で手法を編み出していくのに対して、cis氏は人との出会いの中で成長していっているような感じだね
情熱があれば、自分にあった道が開けていくということでしょうか
uoa(うおあ)氏、びびり氏、そして、BNF氏との出会い
ちなみにこの数年後、ジェイコム事件に真っ先に反応したのも、このBNF氏、uoa氏、そして、cis氏だからね
そして、cisさんの手法がいよいよ完成します
【完成】2004年、トレードが完成

もともとファンダメンタルをもとに割安株に投資していたcisは2002年12月びびりとの出会いをきっかけに値動きでタイミングを読むことを身に付けます。
2003年7月にUFJ銀行のトレードで機関の買い付けに乗ることを覚え、10月に割安感より資金の流れを見ることに気がつきます。
11月にBNFと出会ってこれらのトレード方法に確信を得、加えてuoaの手法を研究して板読みを覚えます。
こうして2004年、トレードが完成されます。

cisのトレードの根本にある考えは

というものでこれは現在も続くトレードの根本原理になります。
「上がるとき」と言うのは相場に資金が流入した時であり、それは売買状況に何がしか違和感をもたらします。
その違和感ある売買状況をよく観察し、需給(売りが多いか買いが多いか)を見抜き、 最終的に市場参加者の意思を読み取ってトレードして行くのがcisのトレードです。
特にcisはこの時代、機関の買いをフォースと呼んでおり「フォースを感じれればほぼ負けは無い」(2003年11月17日)と言うぐらい得意にしていきます。

出典:www.geocities.jp/sayyeah6954/

フォース!
cis氏は機関投資家の動きを読んで、かなり儲けたみたいだね
補足しておきますが・・・cisさんは高校生の頃から自ら学び、失敗を繰り返した経験があったからこそ、出会った仲間の言葉の中に、自分に必要な何かを見つけたのではないでしょうか?
もちろんそうだよ
手取り足取り導いてもらったわけじゃないからね
え~と(検索中)・・・cisさんの有名な手法のひとつに「長方形買い」というものがあるそうです
長方形買い

この時代にcisは2004年~05年の需給読みを発展させ長方形買いを完成させます。長方形買いとは

(月間CIRCUS 2007年9月号)

というものです。長方形買いをする理由として

と言っています。

出典:www.geocities.jp/sayyeah6954/

なるほどね
これはいい手法かもね
ホントに理解してますか・・・?(笑)
ちなみに、cis氏の手法を分析したサイトはいろいろある
今回はcis伝~戦慄の長方形トレード~というサイトからポイントというか、上っ面の部分だけ引用させてもらった
とてもよく分析されているので、興味のある方はご覧あれ
また、cisさんの場合は、リアルタイムでツイッターでよく発信されています

出典:twitter.com

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【cisとBNFの比較②】10年前の夢の対談

最後に、2007年8月21日発売の「月刊ダイヤモンドZAi10月号」に掲載された夢の対談を・・・
もう10年前ですね


出典:「月刊ダイヤモンドZAi」10月号(2007年8月21日発売)

出典:「月刊ダイヤモンドZAi」10月号(2007年8月21日発売)

出典:「月刊ダイヤモンドZAi」10月号(2007年8月21日発売)

cis氏とBNF氏、投資の手法については共通する点もあるけど、投資に対する姿勢、大きくいえば人生に対する態度は全く違う
当然です
そこから僕らが学ぶべきことは、あらためて、道はひとつではないということ
その人なりに考えて、自分の手法を探っていけばいいということですか?
そうだね
だってみんな性格が違うんだもの
自分に一番あうやり方なんて、結局、自分で考えて見つけるしかないんだよ
そう考えるとなんかスッキリしたなあ
やる気が湧いてきたぞ!
くまちゃんはいまだにスタート地点でもたついていますけど、そろそろ飛躍したいですよね
よ~し!
今日はとりあえずビール呑んで・・・明日から頑張るぞ!
またそれ・・・
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【追記:2018年12月】cis本が出たようです!

ついにcis氏が本を出したぞ!
へー

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