東京都出身の音楽評論家、作詞家です。
ビートルズのジョン・レノンや
エルビス・プレスリーとも交流があったようです。
[1]
小林明子「恋におちて -Fall in love-」、アン・ルイス「六本木心中」、
稲垣潤一「ロング・バージョン」、ラッツ&スター(シャネルズ)「ランナウェイ」・・・。
僕が好きなのは、なんといっても、松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」だね。
まさに、J-popの歴史に残る名フレーズだよね。
湯川れい子 音楽を愛して、音楽に愛されて 洋楽セレクション
今年生誕80年、音楽評論家生活55年、作詞家生活50年を迎える湯川れい子監修・選曲のコンピレーション・アルバム。
湯川作詞による楽曲より厳選した邦楽曲を集めた邦楽編「作詞コレクション」
湯川にかかわりのある有名洋楽曲を集めた洋楽編「洋楽セレクション」
2作同時に6月15日発売!出典:UNIVERSAL MUSIC
湯川れい子 音楽を愛して、音楽に愛されて 洋楽セレクション
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:娘を笑わせること。
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット検索。
僕的に興味があるのは、やっぱり洋楽セレクションだね。
<予定曲目>
[Disc1]
01. イマジン / ジョン・レノン(1971年)
02. 〜トークあ1〜
03. 午後の入江 / ハリー・ジェームス楽団(1942年)
04. ハートブレイク・ホテル / エルヴィス・プレスリー(1956年)
05. 戦争の親玉 / ボブ・ディラン(1963年)
06. ランブリン・ローズ / ナット・キング・コール(1962年)
07. 〜トーク2〜
08. 太陽はもう輝かない / ウォーカー・ブラザーズ(1965年)
09. マシュ・ケ・ナダ / セルジオ・メンデスとブラジル ’66(1966年)
10. デイドリーム / モンキーズ(1967年)
11. アイル・ビー・ゼア / ジャクソン5(1970年)
12. 明日に架ける橋 / サイモン&ガーファンクル(1970年)
13. 愛のプレリュード / カーペンターズ(1970年)
14. 愛のゆくえ / マーヴィン・ゲイ (Single Version)(1971年)
15. アメリカの祈り / エルヴィス・プレスリー(1972年)
16. 〜トーク3〜
17. ベンのテーマ / マイケル・ジャクソン(1972年)
18. タイム・イン・ア・ボトル / ジム・クローチ(1973年)
19. この道は一度だけ / シールズ&クロフツ(1973年)
20. 悲しみのヒーロー / ヘイウッズ(1974年)
21. 17才の頃 (Single Version) / ジャニス・イアン(1975年)
22. 〜トーク4〜
23. 歌の贈りもの (Single Edit) / バリー・マニロウ(1976年)
24. エスケイプ / ルパート・ホームズ(1979年)
[Disc2]
01. 〜トーク5〜
02. ロンガー / ダン・フォーゲルバーグ(1980年)
03. ベティ・デイビスの瞳 / キム・カーンズ(1981年)
04. フィジカル / オリビア・ニュートン・ジョン(1981年)
05. エボニー・アンド・アイボリー(additional vocals by スティーヴィー・ワンダー) / ポール・マッカートニー(1982年)
06. 黒い瞳のナタリー / フリオ・イグレシアス(1982年)
07. 〜トーク6〜
08. カッツ・ライク・ア・ナイフ / ブライアン・アダムス(1983年)
09. レッツ・ダンス / デヴィッド・ボウイ(1983年)
10. ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン / シンディ・ローパー(1984年)
11. シスコはロック・シティ / スターシップ(1985年)
12. グレイテスト・ラヴ・オブ・オール / ホイットニー・ヒューストン(1986年)
13. 〜トーク7〜
14. 好きにならずにいられない / コリー・ハート(1987年)
15. トゥー・ラヴ・ユー・モア (Radio Edit) / セリーヌ・ディオン(1998年)
16. ビリーヴ / シェール(1999年)
17. THIS IS IT / マイケル・ジャクソン(2009年)
18. ファイアーフライズ / アウル・シティー(2009年)
19. ロックド・アウト・オブ・ヘヴン / ブルーノ・マーズ(2012年)
20. ハイ・ホープス / ブルース・スプリングスティーン(2014年)
21. 〜トーク8〜
出典:amass.jp
湯川れい子選曲のコンピ盤『湯川れい子 音楽を愛して、音楽に愛されて 洋楽セレクション』が発売
これだけの年月の中から40曲選ぶのって、いろいろ思うところがあるだろうね。
おそらく権利関係で入れることができなかった曲もあることでしょう。
伝説のラジオ番組「全米トップ40」を髣髴とさせる、
湯川れい子&坂井隆夫(元ラジオ関東アナウンサー)のトークだそうです。
[2]
反戦歌など社会問題をテーマにした歌を結構選んでいるね。
これは意図的だろうね。
午後の入江 / ハリー・ジェームス楽団
ランブリン・ローズ / ナット・キング・コール
アメリカの祈り / エルヴィス・プレスリー
ブルーノ、そしてブルース・スプリングスティーンを入れることが出来たなんて、それだけでも感謝です。ブルースがロックの未来だったけれど、今はブルーノがアメリカン・ポップスの未来です。 https://t.co/EmylKHUyqh
— 湯川れい子 (@yukawareiko) 2016年6月16日
ロックド・アウト・オブ・ヘヴン / ブルーノ・マーズ
ハイ・ホープス / ブルース・スプリングスティーン
自分のことを「Lady Baba」って言ってるよ(笑)
もう、湯川さんの話に戻るよ!
この人は、エルビスからビートルズ、そして、マイケルに連なる流れを間近で見てきた凄い人なんだから。
・・・ぶつぶつ。
「湯川れい子の勘の鋭さ」についてエピソードを紹介するよ。
マイケル・ジャクソンが『スリラー』を発売した当時の話ね。
『スリラー』のライナーノーツで世界的大成功を予言
(西寺郷太)いちばん最初にスリラーを世界で聞いた1人が湯川さんだったと思うんです。
(湯川れい子)そうですね。
(西寺郷太)その頃はいわゆるMTVでもブラック・ミュージックの、黒人アーティストのビデオが流れないような時代で。そんな世界でギネスの記録をマイケルが塗りかえるって言っていた人は、湯川さんだけだったと思うんですよ。
(湯川れい子)大きな川の流れとして。エルビス・プレスリーがいて、ビートルズがいて、マイケルなのよ!っていうものをマイケルは持っていたのよ。
『スリラー』でマイケルの凄みを感じた
(西寺郷太)中村とうようさんがお亡くなりになった時に、湯川さんから僕に電話がかかってきて。
(湯川れい子)とうようさんの追悼式で、その話をしたんですよ。とうようさんがあの時、0点っておっしゃったのを、ミュージックマガジンに書かれたのを私、覚えているの。明確に。それで、私は100点だったの。
(西寺郷太)それ、すごいですね(笑)。
(湯川れい子)私がとうようさんに、『この魅力がわからないのかな?』って言ったら、『れい子ちゃん、教えてよ』っておっしゃったの。そこがとうようさんのすごいところでね。
(西寺郷太)自分の好きな音楽じゃなかったっていうのは、ぜんぜんいいと思うんですよ。
(湯川れい子)とうようさんとしては、『これはブラック・ミュージックじゃねーだろ?』っていう思いが、すごく怒りのようにあったんだと思うの。
(西寺郷太)なるほど。『ビート・イット』とかも入っているし。
(湯川れい子)でもね、だから私もなんでこれだけディスコが世界を席巻した後に、本当使い古したようなダンスなんだ?っていうのは最初、あったのよ。なんでダンスなんだ?って。
(西寺郷太)スリラーとかを聞いた、最初の段階ですよね。
(湯川れい子)マイケルが原点。つまり音楽の原点。非常にフィジカルなところに。もう、ダンスしかないんだ!と。もう、リズムしかないんだ!と。フィジカルな、肉体しかないんだ!ということに彼が立ち戻ったことに凄みを感じたの。
(西寺郷太)なるほどー。
miyearnZZ Labo
西寺郷太が語る 音楽評論家・湯川れい子のスゴさ
湯川さんはこのアルバムの歴史的意義、その真髄を見抜いていたという。
音楽が好きなら、80歳のLady Babaが選曲したこのセレクションで勉強しなさい!
脚注
[1] Wikipedia 湯川れい子
[2] UNIVERSAL MUSIC 湯川れい子 音楽を愛して、音楽に愛されて 洋楽セレクション