【追悼】“優しい熊さん”ジョー・オズボーン(Joe Osborn)逝く~山下達郎サンデー・ソングブックでかからなかった3曲+α

音楽
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“優しい熊さん” が死んじゃったよぉ・・・
誰ですか?
“優しい熊さん”って?

名前:くま(♂)
プロフィール:高齢子育て中、飲酒は週末のみ
特技:奥さんをフォローすること(嘘)
名前:カエル(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症
特技:インターネット超高速検索
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【追悼】レッキングクルー、ダンヒル・リズム・セクションのベーシスト、ジョー・オズボーン(Joe Osborn)

伝説的セッション・ミュージシャン、ベーシストのジョー・オズボーン(Joe Osborn)が2018年12月に亡くなった・・・
伝説のミュージシャンですか

出典:www.billboard.com

ザ・レッキン・クルーとして知られるロサンゼルスの伝説的セッション・ミュージシャン集団でベースを演奏していたジョー・オズボーンが12月14日、81歳で亡くなった。膵臓癌で闘病していたという。

ジョー・オズボーンの名前は200曲以上の全米TOP40ヒットに刻まれ、彼がセッションに参加した数千曲の中には、サイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water(邦題:明日に架ける橋)」カーペンターズの「Close To You(邦題:遥かなる影)」リチャード・ハリスの「MacArthur Park」、そしてママス&パパスの「California Dreamin」など、音楽史上に残る名作が含まれている。

出典:www.udiscovermusic.jp

1960年代から1970年代、数々の名曲でベースを弾いていたのが、この人
サイモン&ガーファンクルに、カーペンターズ・・・誰でも知ってる曲ばかりですね
ドラムのハル・ブレインらとともに「ダンヒル・リズム・セクション」と呼ばれたという
「ダンヒル・リズム・セクション」って、カッコいい呼び名ですね

「レッキング・クルー」とは、ドラマーのハル・ブレインを中心とした敏腕セッション・ミュージシャンのゆるやかな集まりで、ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル、キャロル・ケイ、トミー・テデスコなどが在籍していました。

特にハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテルの3人は、ルー・アドラーによって設立されたダンヒル・レコードのアーティストのバックで良く演奏していたことから、「ダンヒル・リズム・セクション」とも呼ばれ、数々のヒット曲を支えていきました。

出典:kakereco.com

つい先日の山下達郎サンデー・ソングブックでも追悼特集が組まれたよ
達郎さんも敬愛したミュージシャンなんですね
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山下達郎サンデー・ソングブックの追悼特集でかからなかった曲を、3曲セレクトしてみた

達郎も言ってけど、「最初のロックンロール・ベーシスト」なんだって
ロックンロール・ベーシスト?
それまでのセッション・ミュージシャンはクラシックやジャズの出身が多かったけど、ロックンロール専門で、そのインディー感やガレージ感を体現したのが、このジョー・オズボーン・・・だから年上の大瀧詠一とベーシストを語り合うときは、大瀧がキャロル・ケイ、達郎がジョー・オズボーン推しだったんだって
大瀧詠一さんはまた別のベーシストが好みなんですね
ジョー・オズボーンが参加した膨大な数の楽曲の中から、サンデー・ソングブックの追悼特集でかかった曲がこちら
はいはい、え~と(検索中)・・・


1. ヘロン / 山下達郎 ’98
2. TRAVELIN’ MAN / RICKY NELSON’61
3. MOUNTAIN OF LOVE / JOHNNY RIVERS ’64
4. TWELVE THIRTY / THE MAMAS & THE PAPAS ’67
5. GLAD TO BE UNHAPPY / THE MAMAS & THE PAPAS ’67
6. EVERYTHING THAT TOUCHES YOU / THE ASSOCIATION ’68
7. MIDNIGHT CONFESSIONS / THE GRASS ROOTS ’68
8. VENTURA HIGHWAY / AMERICA ’72
9. AQUARIUS-LET THE SUNSHINE IN / THE 5TH DIMENSION ’69
10. ARE THERE ANY MORE REAL COWBOYS? / NEIL YOUNG “OLD WAYS” ’85

出典:www.tatsuro.co.jp

達郎が選んだのは、ジョー・オズボーンのベースが特徴がよくわかる曲という
番組で10曲程度選ぶのは大変ですよね
ねー、勉強になるよ
僕は、知らない曲ばかりです
で、番組聴いてて、ふと思った
僕が好きなあの曲も、ひょっとしたらジョー・オズボーンじゃないかなあ、って
それは、どなたの曲ですか?
・・・という訳で、今日はサンデー・ソングブックでかからなかった膨大なヒット曲の中から、追加で僕の大好きな3曲をピックアップしてみたいと思う
1曲目がラジオを聴いていて、僕が思いついた曲
後で調べたら、やっぱりジョー・オズボーンのベースだった
これもかなり印象的なベースで始まるよ
どれどれ
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【1曲目】『サムデイ・マン(Someday Man)』 ポール・ウイリアムズ(Paul Williams):1972年

#4, 2008. ‘Someday Man’ by Paul Williams

ポール・ウイリアムズの『サムデイ・マン(Someday Man)』
ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズによる
ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズ
この曲も、ベースはジョー・オズボーンじゃないかなあと思って・・・調べたらやっぱりそうみたい
ふむふむ
ベースから始まりますね
このベースの疾走感
そして、サビの高揚感
たまらんね

↓ポール・ウイリアムスのデビュー・アルバムに収録されている。

実は、モンキーズのシングル(1969年)としてまずは発表された曲なんだよね
へー

The Monkees – Someday Man

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【2曲目】『愛は夢の中に(I Won`t Last A Day Without You)』カーペンターズ(CARPENTERS):1972年

続いて2曲目も、ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズによる
僕はやっぱり、この人達が好きなんだなあ
え~と(検索中)・・・ベーシスト、プロデューサー&アレンジャー亀田誠治さんのコメントを発見しました

※ベーシスト、プロデューサー&アレンジャー亀田誠治のコメントより
亀田 例えばこの「I Won’t Last A Day Without You」はピック弾きなのですが、ミュートして歌う感じが最高ですよね。あとは音符の長さも独特です。この楽曲のスコアっておそらく書き譜ではないと思うんですけど、ジョーのベースは完全に楽曲のアレンジの一部になっています。それと、カレン・カーペンターの声をとても優しく支えています。歌モノのセッションベースの中で、ジョー・オズボーンは最高峰です。それとジョーのベースを聴いていると、ここはベースの出番だっていうのがわかるんですよ。彼がベースを弾くフィフス・ディメンションの「Aquarius」もそうですけど、手数が増えてきた時は本当にカッコいいですよ。僕はジョーになりたくて、ジョーが弾く美しいベースのフレーズをテレビを見ている時も練習していたぐらいなんです。

出典:shop.fender.com

ふむふむ
では、聴いてみましょう

Carpenters – I Won’t Last A Day Without You

歌のように、やさしく美しいベースだのう
いいですねえ

↓4thアルバム『ア・ソング・フォー・ユー』に収録。

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【3曲目】『マッカーサー・パーク(MacArthur Park)』リチャード・ハリス(Richard Harris):1968年

3曲目は、達郎がサンデー・ソングブックで、かけたいけど曲が長いからなあ、と愚痴ってたこの曲(笑)
リチャード・ハリスの『マッカーサー・パーク(MacArthur Park)』
7分くらいありますね
たしか・・・映画『ボヘミアン・ラプソディー』の中でも、長い曲でヒットした例として名前が出てきた
へー
ちなみに、リチャード・ハリスは映画ハリー・ポッターの校長先生だよ
え?
俳優もやってる?

リチャード・ハリスは、『ハリー・ポッター』シリーズの1作目と2作目で魔法学校の校長アルバス・ダンブルドアを演じた。

出典:ja.wikipedia.org

では、最後に『マッカーサー・パーク(MacArthur Park)』を聴いてみよう
校長先生の歌かあ・・・

Richard Harris – MacArthur Park

↓ジミー・ウェッブが作詞・作曲とアレンジ、プロデュースを全面的に手掛けて完成した、リチャード・ハリスの1stアルバムに収録。

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さようなら“優しい熊さん”

右がジョー・オズボーン、左はジョージ・ハリスン。

出典:bestclassicbands.com

2008年に発表されたドキュメンタリー映画『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』の監督を務めたジョン・テデスコは彼についてこう語っていた。
「彼はもの静かな人でしたが、彼のファンが楽しんでいる様子を見るその目には輝きが宿っていました。僕は彼のことを“優しい熊さん”と呼んでいました」。

出典:www.udiscovermusic.jp

“優しい熊さん”だって(笑)
きっと人柄もよかったんでしょうね
セッションミュージシャンは、テクニックと同じくらい人柄も大事な気がします
上のジョージと一緒に映ってる写真のジョー・オズボーン、僕が学生の頃一緒にバンド組んでいたベーシストとそっくり・・・ベース顔ってあるのかね?(笑)
そーいえば、彼もいろんなバンドのベースをやらされて、まるでサークル内のセッション・ベーシストみたいだったなあ
青春時代の思い出ですね
ずいぶん会ってないけど、ベースの〇〇ちゃん、元気かなあ・・・
せっかくなので・・・その他、サンデー・ソングブックではかからないような超メジャー曲も並べておこう(笑)
カーペンターズの映像、このベースは本人か?

Carpenters – Close to You


Simon and Garfunkel – Bridge Over Troubled Water


The Mamas & the Papas – California Dreamin’


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