“優しい熊さん”って?
14:00~[#山下達郎 の #sundaysongbook]
本日は「#ジョー・オズボーン追悼特集」。
60年代ヒット曲の多くに関わったベーシスト、ジョー・オズボーンが、先月亡くなりました。達郎にも影響を与えた名ベーシストの演奏をご堪能ください!#tokyofm #radikohttps://t.co/KJuodPxPbb— TOKYO FM 80.0 & 86.6 (@tokyofm) 2019年1月27日
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【追悼】レッキングクルー、ダンヒル・リズム・セクションのベーシスト、ジョー・オズボーン(Joe Osborn)
ザ・レッキン・クルーとして知られるロサンゼルスの伝説的セッション・ミュージシャン集団でベースを演奏していたジョー・オズボーンが12月14日、81歳で亡くなった。膵臓癌で闘病していたという。
ジョー・オズボーンの名前は200曲以上の全米TOP40ヒットに刻まれ、彼がセッションに参加した数千曲の中には、サイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water(邦題:明日に架ける橋)」、カーペンターズの「Close To You(邦題:遥かなる影)」、リチャード・ハリスの「MacArthur Park」、そしてママス&パパスの「California Dreamin」など、音楽史上に残る名作が含まれている。
「レッキング・クルー」とは、ドラマーのハル・ブレインを中心とした敏腕セッション・ミュージシャンのゆるやかな集まりで、ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル、キャロル・ケイ、トミー・テデスコなどが在籍していました。
特にハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテルの3人は、ルー・アドラーによって設立されたダンヒル・レコードのアーティストのバックで良く演奏していたことから、「ダンヒル・リズム・セクション」とも呼ばれ、数々のヒット曲を支えていきました。
出典:kakereco.com
山下達郎サンデー・ソングブックの追悼特集でかからなかった曲を、3曲セレクトしてみた
1. ヘロン / 山下達郎 ’98
2. TRAVELIN’ MAN / RICKY NELSON’61
3. MOUNTAIN OF LOVE / JOHNNY RIVERS ’64
4. TWELVE THIRTY / THE MAMAS & THE PAPAS ’67
5. GLAD TO BE UNHAPPY / THE MAMAS & THE PAPAS ’67
6. EVERYTHING THAT TOUCHES YOU / THE ASSOCIATION ’68
7. MIDNIGHT CONFESSIONS / THE GRASS ROOTS ’68
8. VENTURA HIGHWAY / AMERICA ’72
9. AQUARIUS-LET THE SUNSHINE IN / THE 5TH DIMENSION ’69
10. ARE THERE ANY MORE REAL COWBOYS? / NEIL YOUNG “OLD WAYS” ’85
僕が好きなあの曲も、ひょっとしたらジョー・オズボーンじゃないかなあ、って
1曲目がラジオを聴いていて、僕が思いついた曲
後で調べたら、やっぱりジョー・オズボーンのベースだった
これもかなり印象的なベースで始まるよ
【1曲目】『サムデイ・マン(Someday Man)』 ポール・ウイリアムズ(Paul Williams):1972年
#4, 2008. ‘Someday Man’ by Paul Williams
ポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズによる
ベースから始まりますね
そして、サビの高揚感
たまらんね
↓ポール・ウイリアムスのデビュー・アルバムに収録されている。
The Monkees – Someday Man
【2曲目】『愛は夢の中に(I Won`t Last A Day Without You)』カーペンターズ(CARPENTERS):1972年
僕はやっぱり、この人達が好きなんだなあ
※ベーシスト、プロデューサー&アレンジャー亀田誠治のコメントより
亀田 例えばこの「I Won’t Last A Day Without You」はピック弾きなのですが、ミュートして歌う感じが最高ですよね。あとは音符の長さも独特です。この楽曲のスコアっておそらく書き譜ではないと思うんですけど、ジョーのベースは完全に楽曲のアレンジの一部になっています。それと、カレン・カーペンターの声をとても優しく支えています。歌モノのセッションベースの中で、ジョー・オズボーンは最高峰です。それとジョーのベースを聴いていると、ここはベースの出番だっていうのがわかるんですよ。彼がベースを弾くフィフス・ディメンションの「Aquarius」もそうですけど、手数が増えてきた時は本当にカッコいいですよ。僕はジョーになりたくて、ジョーが弾く美しいベースのフレーズをテレビを見ている時も練習していたぐらいなんです。
Carpenters – I Won’t Last A Day Without You
↓4thアルバム『ア・ソング・フォー・ユー』に収録。
【3曲目】『マッカーサー・パーク(MacArthur Park)』リチャード・ハリス(Richard Harris):1968年
リチャード・ハリスの『マッカーサー・パーク(MacArthur Park)』
俳優もやってる?
リチャード・ハリスは、『ハリー・ポッター』シリーズの1作目と2作目で魔法学校の校長アルバス・ダンブルドアを演じた。
Richard Harris – MacArthur Park
↓ジミー・ウェッブが作詞・作曲とアレンジ、プロデュースを全面的に手掛けて完成した、リチャード・ハリスの1stアルバムに収録。
さようなら“優しい熊さん”
右がジョー・オズボーン、左はジョージ・ハリスン。
2008年に発表されたドキュメンタリー映画『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』の監督を務めたジョン・テデスコは彼についてこう語っていた。
「彼はもの静かな人でしたが、彼のファンが楽しんでいる様子を見るその目には輝きが宿っていました。僕は彼のことを“優しい熊さん”と呼んでいました」。
セッションミュージシャンは、テクニックと同じくらい人柄も大事な気がします
そーいえば、彼もいろんなバンドのベースをやらされて、まるでサークル内のセッション・ベーシストみたいだったなあ
カーペンターズの映像、このベースは本人か?
Carpenters – Close to You
Simon and Garfunkel – Bridge Over Troubled Water
The Mamas & the Papas – California Dreamin’