1945年8月6日、広島市への原子爆弾投下された。この悲劇を繰り返さないため、世界中でいろんな人がいろんな活動を続けている。古今東西のアーティストが歌ってきた反戦歌もそのひとつ。今日はそんな反戦歌をいくつか、口ずさんでみないか?
でも反戦歌って、最近はあんまりピンとこないですよね。
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【反戦歌】1960年代後半から70年代初頭のジョン・レノンや、ニール・ヤング、ボブ・ディランらの反戦歌、日本では岡林信康や高田渡、加川良らの反戦フォーク歌手が活躍した
出典:courrier.jp
特にベトナム戦争当時の反戦フォークは世界的なムーブメントとなったが、現在では幅広いジャンルにおいて様々な反戦歌が歌われている。時として反戦に加えて戦争を遂行する体制・政治家に対する批判を含む。
言論・表現の規制の例としては、第二次世界大戦中や、911後のアメリカのように政府や放送局などが、体制批判や厭戦的風潮の蔓延を警戒して、反戦歌と解釈可能な楽曲の放送を禁止、自粛するよう要求するケースがある。世界では1960年代後半から70年代初頭のジョン・レノンや、ニール・ヤング、ボブ・ディランらの反戦歌がよく知られている。また、日本では岡林信康や高田渡、加川良らの反戦フォーク歌手が活躍した。
出典:ja.wikipedia.or
反戦歌っていうと、主に1960年代後半から1970年代の印象だよね。だからベトナム戦争に対する反戦歌が多い。
ジョン・レノンさんやボブ・ディランさんが歌っていたイメージです。
確かに、最近のヒット曲には反戦歌はあまりない印象だが、過去の歌をいくつか思い出してみよう。代表的な反戦歌というより、僕が好きな歌の中からね。
【戦後生まれ】幼い頃の記憶~『戦争を知らない子供たち』ジローズ(1971年)
決してリアルタイムじゃないけど、よく覚えている曲。学校の授業でも使われていたんじゃないか?
ちょうど、うちの母親が戦争が終わった年に生まれてるんだよね。父親は幼少期に戦争を体験している世代。だから、戦争を知らない子供たちっていうと、自分もそうだけど、なんか母親のことを考えるんだよね。
今となっては、日本中ほぼすべての人が戦争を知らない子供たちです。
↓『戦争を知らない子供たち』のシングル盤です。
↓ジローズとしてシングル盤が発売される前年、最初はこのコンサートで歌われたそうです。入手困難。
↓『戦争を知らない子供たち』は、各種ベスト盤で聴くことができます。
【僕が生まれた年の歌】反戦歌とは少し違うが、諦めと抵抗の歌?~『フランシーヌの場合』新谷のり子(1969年)
この曲は反戦歌って訳じゃないけど、個人が抗えない大きな力に対するプロテスト(抵抗)という意味では反戦歌と共通する楽曲といっていいだろう。
当時のなにかの事件に対してのプロテストソングなんですね。
美しい曲だが、じわじわと恐ろしさが伝わってくる佳曲。
↓こちらはシングル盤。
↓こういったベスト盤の方が入手しやすいでしょう。
【カバーズ】忌野清志郎、タイマーズ前夜の咆哮~『明日なき世界 (Eve Of Destruction)』RCサクセション(1988年)
僕にとって、RCサクセションの名作カバーアルバム「カバーズ」こそが、リアルタイムの反戦歌。カバーズといっても、NHKの懐メロ番組じゃないぞ。
『明日なき世界 (Eve Of Destruction)』はその「カバーズ」の1曲目、これ好きなんだよねー。「カバーズ」というアルバムは社会へのプロテストであると同時に、1級のエンターテインメント作品でもある。一番脂がのっていた頃の忌野清志郎の咆哮を聴くがいい!
【カバーズ】1980年代の日本に吹いたボブ・ディランの風~『風に吹かれて( Blowin’ in the Wind)』RCサクセション(1988年)
今回は、洋楽の反戦歌を選曲するかわりに、洋楽カバーアルバムである、RCサクセション「カバーズ」から数曲選んでみた。言わずと知れたボブ・ディランの代表曲『風に吹かれて( Blowin’ in the Wind)』も外せない。
なかなかユニークな訳詩ですね。子どものコーラスも印象的です。
清志郎さんが挑戦したのは、今となっては、ノーベル文学賞受賞者の詩ですよ。
【カバーズ】忌野清志郎が表現した、ジョンの魂~『イマジン (Imagine) 』RCサクセション(1988年)
RCサクセション「カバーズ」からはさらにもう一曲。アルバムの中でも、この訳詩が一番素晴らしいかも。
かなり意訳の部分もありますが、より反戦歌となっている気がします。
とくに「僕らは薄着で笑っちゃう」のコーラスが好き。意味はよくわからんが(笑)。
ちなみに最近、名曲「イマジン」作詞作曲のクレジットがジョン・レノンさん名義から、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさん二人の名義に変更されたそうです。
【2010年代の反戦歌】左に右に揺れる現代日本人の中で、桑田佳祐のバランス感覚~『ピースとハイライト』サザンオールスターズ(2013年)
そして、最後は比較的最近の楽曲から、サザンオールスターズ『ピースとハイライト』。
最近はやれ左翼だ右翼だ騒ぐ。ミュージシャンはどちらかというと左翼と呼ばれる人が多いけど、そんな中、桑田佳祐は絶妙なバランス感覚で、一般的日本人の平和を希求する心持ちをこの歌で表現することに成功していると思う。桑田は左翼だという奴もいるけど、決してそうじゃないと思うぞ。
最近は、どちらかに分類して攻撃したりされたりと、世知辛い世の中です。
【反戦歌】平和を願う気持ちはたぶんみな同じ~夢かもしれない、でも一人じゃない(僕らは薄着で笑っちゃう)
出典:twitter.com
突然、原子爆弾が落ちてきて、日常生活が消えてしまう恐怖を想像してごらんよ。
世界にはいろんな問題がまだまだたくさんあるけど…ネットでは一般市民が右翼だ左翼だといって争ってるけど…僕らがやるべきは人を非難することでなく、右も左も関係なく、ただ平和を祈ることだよ。もっとも避けるべき状況だけは絶対避けるよう、きっと頭の良い人たちが世の中を導いてくれる、と信じている。
ちょっと人任せっぽい気もしますが(苦笑)、よい世の中になっていくよう、平和について考えることは僕らも続けていきましょう。