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【約3時間】長い映画が苦手です…。
いざ。#国宝 pic.twitter.com/fTMZ8LyoB3
— 熊本ぼちぼち新聞 (@tomitokocom) July 4, 2025
【あえて】映画『国宝』を貶してみる。
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金土日の興行収入
4週連続 前週比超え!
\興行収入135億円を突破した
『ボヘミアン・ラプソディ』に並ぶ記録に!
※興行通信社調べ
※封切初日100館以上の作品7/6(日)までの公開31日間で
🪭観客動員数 319万人
🪭興行収入 44.8億円 を突破!日本、ならびに世界が絶賛する『国宝』… pic.twitter.com/vhzkBihJbP
— 映画『国宝』公式アカウント (@kokuhou_movie) July 7, 2025
- 3時間の映画は長すぎる。
- 極道の倅で父親の復讐をしようとするくらい狂気を持った喜久雄なのに、関西にきたら意外と素直な子どもだった。
- 居候のような喜久雄に、子どもの頃から、俊介が優しすぎる。
- 喜久雄も俊介も、どちらも素直すぎてビックリ。子ども時代も大人になってからも、多少愛憎はあるようだが、お互い相手への思いやりが続く。
- 若く人気絶頂の喜久雄と俊介、遊びがスマートすぎてとても昭和の男と思えない。
- つまるところ、喜久雄も俊介も、いい人すぎる。
- しかし喜久雄が女に冷たいのに、複数の女にモテて納得いかない。
- 喜久雄も俊介も、ドン底に落ちたと思ったらすぐ栄光をつかみなおしたり、ちょっと出木杉感があった。
- 特に、どん底に落ちたはずの喜久雄が復活した後、あっという間に人間国宝まで上り詰めたので、ちょっと唐突な感じがした(老けメイクがきれいすぎるせい?)。
- 歌舞伎の演目のBGMで西洋音楽が流れるのが違和感。
- 人間国宝の人生を描くには3時間は短すぎる。
【任侠から国の宝となる男】喜久雄も俊介も、福田春江(高畑充希)のような女に愛されるなんて幸せだなあ。【愛のカタチ】
出典:x.com
感想。
李相日監督の映画、「フラガール」も「悪人」も観ました。
たぶん、好きな映画監督のひとりです。ネガティブなことを羅列したので、最後に僕が心に残ったところを記したいと思います。
(ただし、吉沢亮と横浜流星の演技、歌舞伎の芝居については、いろんな方がいろんな称賛をされているので、触れません。)
立花喜久雄と福田春江は長崎の時から、子どもの頃からの仲でしたが、関西にやってきてからも春江は喜久雄の近くで生きています。
やがて運命のいたずら、春江と俊介が結婚するのも、彼女の喜久雄への愛ゆえでしょうか。結婚というカタチでは結ばれなかった二人ですが、春江は俊介を愛し、俊介との子どもを愛しつつ、一生喜久雄にも寄り添っていたのでしょう。そのへんの愛の描かれ方が理屈ではなく素敵だな、と思いました。
また、喜久雄を愛した女性に藤駒がいました。彼女の愛も切ない。さらには藤駒の娘と喜久雄のドラマが切ない。カメラマンとなって父と再開する藤駒の娘の人生、幸せなのか不幸せなのか、これも誰にもわかりませんが、“よくわからないけどなんか”素敵だな、と思いました。
映画を観終わって一週間経ちますが、人間国宝の男の、その人生のまわりにいた女たちに、今なお思いを馳せています。
以上。
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