サッカーくじのtotoを毎週買っていませんでしたっけ?
だって週に300円だけだし
プロフィール:高齢子育て中、飲酒は週末のみ
特技:3才の娘を笑わせること
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症、シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索
出典:gqjapan.jp
毎日新聞の人生相談で・・・
高橋源一郎が回答しているんだけど・・・ちょっとドキっとした
作家の高橋源一郎さんは、この人生相談のレギュラー回答者の一人みたいですね
ギャンブル依存抜けさせたい=回答者・高橋源一郎|毎日新聞2017年3月20日
相談
息子(37)はギャンブル依存症。10年ほど前からで最初はパチンコ、今はネットで競馬です。嫁と2人の子がいます。依存を断つため入院し、退院後もミーティングに行きますがよくなりません。親にうそをつき金を貸してくれといいます。会社の事を持ち出されると仕方なく貸しますが、戻ってきません。甘やかし過ぎたのは確かです。きついお答えでもいいです、どうしたら息子のためになるでしょう。(67歳・女性)
回答
ギャンブル依存症の経験者としてお答えすることにします。
依存症の患者は、ギャンブルの何に惹(ひ)かれるのだと思われますか? 理解し難いかもしれませんが、実は「徹底的に負けること」です。負けて負けて負けて死に近いところまで行くこと。それが、彼らの(無意識の)願望です。そこまで追いこまれ、ぎりぎりのところで死から生に戻ってくる。その、一回一回の激しい感情の揺り戻しこそ、ギャンブルの底知れない魅力です。それほど深く人間の感情を揺さぶることができるのは、他には、恋愛か優れた芸術だけなのかもしれません。結局、生に戻ることができず、ついには自ら命を絶った者たちが、わたしの周りにも何人もいました。
一度、これを味わった人間にとって、それ以外はすべて、退屈な日常にすぎません。誰も、何も(家族の愛情も)、彼を止めることはできないのです。悲しいことですが、奥さまには離婚をお勧めします。そして、弁護士と相談し、直接、彼の給料から養育費を天引きしてもらうべきでしょう。両親であるあなた方も彼に金を貸してはいけません。そうしたなら、彼はあらゆるところから金を借り、ついには会社の金を使いこんででも、ギャンブルをしつづけるでしょう。すべてを完全に失い、社会的制裁を受けるかもしれない。その慟哭(どうこく)、社会的死だけが、ギャンブルという死の情動から逃れるチャンスを彼に与えることができるのだと思います。(作家)
出典:mainichi.jp
確かに、そうかもね
「社会的死だけが、ギャンブルという死の情動から逃れるチャンス」高橋源一郎
でも、この息子はそこをすでに通り過ぎているからね、ちょっとキビしいよね
「そんな生き方をする人たちを愚かであるということは、わたしにはできないのです。」高橋源一郎
回答者は、また高橋源一郎さんですね
定職なくパチンコに依存する甥=回答者・高橋源一郎|毎日新聞2016年1月30日
相談
甥(おい)(39歳、妹の息子)はギャンブル依存症とみられるほどパチンコにのめり込み、20年近くほとんど定職についていません。行政に相談にいったり、精神科医にみてもらったりしましたが、うまくいきませんでした。母親と離れて暮らした方がよいとのアドバイスも受けましたが、妹の決心がつかず、妹の年金で生活している状態です。今後、妹家族にどんな手助けをしたらいいのでしょう。(70代・女性)
回答
甥御さんは40歳近くなっても定職につかずギャンブルにのめり込んでいます。ギャンブル等の依存症は、回復の見込みがほとんどない病であると言ってもいいと思います。なぜなら、わたしも同じ依存症だからです。
自分自身も含め、わたしは、たくさんの依存症の人間を見てきました。なぜ、彼らは依存症になるのか。それは「現実逃避」したいからです。直視するにはつらすぎる現実から目を背けるためには、何かに依存しなければならない。その、つかの間の夢の時間だけ、彼らは安らぐことができるのです。依存症であるにもかかわらず、わたしが破滅しないですんでいるのは、たぶんわたしには、そのつかの間の夢よりも、もっと大切な守りたい現実があるからです。
甥御さんが依存から逃れるためには、その淡い夢よりも大切な現実が必要です。けれども、彼は、それをつかむこともできなかったのでしょう。もっと早く、彼を突き放すべきだったのかもしれません。けれども、妹さんにはそれができませんでした。妹さんもまた、見たくない現実から目を背け、頼りない息子との狭い世界に依存しているように思えます。
他人にできることはなにもありません。実は彼らもまた、なにもかもわかっているのかもしれません。わかっていても、踏み出せないことは多いのです。そして、そんな生き方をする人たちを愚かであるということは、わたしにはできないのです。(作家)
出典:mainichi.jp
高橋源一郎という作家
でも、高橋源一郎の本って読んだことないわ
高橋 源一郎(たかはし げんいちろう、1951年1月1日 – )は、日本の小説家、文学者、文芸評論家。明治学院大学教授。
散文詩的な文体で言語を異化し、教養的なハイカルチャーからマンガ・テレビといった大衆文化までを幅広く引用した、パロディやパスティーシュを駆使する前衛的な作風。日本のポストモダン文学を代表する作家の一人である。
代表作は、『さようなら、ギャングたち』(1982年)、『優雅で感傷的な日本野球』(1988年)、『官能小説家』(2002年)・・・あたりでしょうか?
ジェイ・マキナニー『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』(1987年)の翻訳も売れたみたいですね
『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』の翻訳がこの人だったか
好きだったなあ
結婚歴
4度の離婚歴と5度の結婚歴がある。子どもは5人。1人目の妻との間に儲けた長女はフリーライターの橋本麻里(1972年誕生)。2人目の妻との間に長男(1973年誕生)がいる。3人目の妻 (1985-1999) は谷川直子。しかし女性作家の室井佑月と不倫関係になって谷川とは離婚。その直後に再婚して4人目の妻(1999~2001)となった室井佑月との間には男児(2000年誕生)をもうけたが、高橋の不倫を機に離婚。2015年現在、5人目の妻 (2003- ) との間には男児2人(2004年、2006年誕生)がいる。
本読んでみようかな(笑)
「フールの共通点は寛容です。」高橋源一郎
社会全体がギスギスしている・・・?
最近はよくそう言われますよね
流されるな、バカになれ 高橋源一郎氏が時代へ警鐘
フールとはひとりということなんです。社会全体に何かを攻撃したい気分がまん延しているときこそ、ひとりで考える。そして自分の意見を持つ。みんながベルトコンベヤーに乗っているとき、ひとり降りて考える。それがフール・オン・ザ・ヒルです。今の社会は同調しろと圧力をかけてくる。でもみんなと同じということは考えていないのに等しい。フールの共通点は寛容です。攻撃しない。ガリレオも立っているだけですからね。バカ者こそきたるべき民主主義の担い手なんです。
カエルくんも結婚したかったら、まずは「寛容さ」を学びなさい