「稲生物怪録(いのうもののけろく)」が文庫本で出版されてた!今知って電子版を即購入#稲生物怪録 #平太郎 #いのうもののけろくhttps://t.co/5xiQZAtu6X
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「稲生物怪録(いのうもののけろく)」を初めて知ったのは、白山宣之の幻の短編集『10月のプラネタリウム』に収録された「平太郎お化け日記」で
僕は最初、「稲生物怪録(いのうもののけろく)」を白山宣之のマンガで知った。かなり衝撃を受けた。単行本「10月のプラネタリウム (Mag comics)」(1997年)に収録されているが、現残念ながら現在はAmazonでも購入困難。#稲生物怪録 #白山宣之 #10月のプラネタリウムhttps://t.co/y4OcW6TmzT
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白山宣之
白山 宣之(しらやま のぶゆき、1952年8月25日 – 2012年4月8日)は、日本の漫画家。長崎県雲仙市吾妻町出身。
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長崎県雲仙市吾妻町で生まれる。幼稚園のときに一家で上京し、目黒区立大岡山小学校に入学。その後、江ノ島、吾妻町、福岡と各地を転々とする。
福岡大学附属大濠高等学校卒業後上京。宮谷一彦、みやわき心太郎に師事。
1974年、『ガロ』 (青林堂)でデビュー。その後は青年誌を中心に寡作ではあったが短編漫画を執筆する。2012年4月8日、病没。
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同じニューウェーブ世代の漫画家とは親交が深く、大友克洋や山本おさむと共作を発表したこともある。
関連エントリー→【無限の小宇宙】白山宣之(しらやま のぶゆき)氏のマンガが広く再評価されることを強く願って
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『稲生物怪録(いのうもののけろく)』をめぐる冒険
《稲生物怪録》は江戸時代中期の三次を舞台とした、稲生平太郎と人間を脅かしにやってきた魔王たちとの不思議な体験をつづった物語です。物語には多くの怪しげな妖怪が現れるだけではなく、現在も実在する場所や、主人公の平太郎をはじめ当時の三次に実在した人物が登場します。この作品が誕生してから絵本や絵巻などさまざまな形態で広範囲に伝えられてきました。それにつれて、物語の内容もまた微妙に変化していますが、いつ、誰が作成したものか、最初はどのような<タイトル>だったかなど、いまだ明確にはなっていない迷の多い作品でもあります。
ストーリーは、寛延2(1749)年の7月1日、旧三次藩の町内で暮らす16歳の稲生平太郎のもとに、突如、怪物姿の魔王が現れ、それ以降、一か月間にわたり、さまざまな怪しげな妖怪によって脅かしに耐え抜きとおしたというものです。伝承されるにつれ、物語の主軸をなす構成要素<三次・寛延2年・16歳>がなくなったり、逆に魔王が去っていく際に<槌>を平太郎に手渡すといった、当初にない内容がつけ加えられたりします。明治以降においても、講談、小説、戯曲作品などに生かされ、最近ではマンガ、オペラ、神楽などにも取り上げられるというように、今日まで伝承され成長し続けている、ある意味で、隠れた<大ベストセラー>な物語です。
その内容の奇抜さから、『稲生物怪録』は多くの高名な文人・研究者の興味を惹きつけた。まず江戸後期に国学者平田篤胤によって広く流布され、明治以降も泉鏡花(「草迷宮」)、稲垣足穂(「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」)、折口信夫らが作品化している。妖怪・怪奇ブームにのり、21世紀に入っても民俗学者の谷川健一や荒俣宏、伝奇作家の京極夏彦らも解説書を刊行。
水木しげるも『木槌の誘い』で漫画化。『地獄先生ぬーべー』でも劇中のエピソードで紹介された。また三次を舞台にした宇河弘樹の『朝霧の巫女』に取り上げられたことで、三次には若い観光客が増えているという。
史上最大・最高の妖怪譚。必読の基本文献を、親しみやすい現代語訳で収録。
江戸時代中期、広島・三次藩の武士・稲生平太郎の屋敷に、一ヶ月にわたって連日、怪異現象が頻発。その目撃談をもとに描かれた「稲生物怪録絵巻」(堀田家本、全巻カラー)、平太郎本人が書き残したと伝わる『三次実録物語』(京極夏彦訳)、柏正甫『稲生物怪録』(東雅夫訳・註)が一冊に。多彩な妖怪変化、想像を絶する奇抜な生態、冷静沈着に観察する平太郎の武勇……日本各地に伝わる妖怪物語の最高峰が、待望ひさしいコンパクトな文庫版で初登場!
【観光】広島県三次市(みよしし)三次町にぜひ行ってみたい!
2019年4月に、広島県三次市に日本初の妖怪博物館「湯本豪一記念 日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)」が誕生しました。
三次市三次町が舞台となった妖怪物語《稲生物怪録(いのうもののけろく)》とともに、民族学者で妖怪研究家の湯本豪一氏が蒐集したコレクションを中心に妖怪資料が展示されています。
また、子どもたちが妖怪について遊びながら学べるアミューズメントゾーン「チームラボ 妖怪遊園地」も設置しています。
「お絵かき妖怪とピープル」などのインタラクティブな作品により、子どもから大人まで楽しむことができます。日本妖怪博物館と同じ敷地内には、「三次地区文化・観光まちづくり交流館」があり、お客様に自由にくつろいでいただけるスペースや三次の名産品などを販売する売店・もののけダイニングがあります。
比熊山(ひぐまやま)。稲生平太郎が肝試しに登ったとされる山。
稲生武太夫碑(いのうぶだゆうひ)。昭和3(1928)年に建立されたとする碑。