熊本市電子図書館を開設だって。さっそく使ってみた。
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【熊日新聞より】熊本市電子図書館を開設 児童書、文学…5000点 スマホで手軽
2019年11月1日からサービスがスタートしたらしい。今、知った。
まあ、いい事だよね。Amazonや楽天などの営利企業ではなく、公共機関が運営するメリットを享受したい。
熊本市は「電子図書館」を開設し、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で読める電子書籍の貸し出しを始めた。自宅にいながらいつでも借りられる手軽さが魅力。若者を中心に新たな利用者の掘り起こしを目指す。
利用できるのは同市に居住、または通勤・通学する市立図書館の登録者。市は電子図書館の開設費用として、書籍購入費やシステム構築費など約1250万円を投じた。
市立図書館のホームページから利用者IDとパスワードを入力すると、3点まで借りることができる。2週間の貸し出し期間を過ぎると自動的に読めなくなる。予約もでき、貸し出し可能になればメールで知らせる。
蔵書数は著作権が消滅するなどした電子書籍を中心に約5千点。児童書や旅行ガイドなどの実用書、文学が中心で、一部は文字拡大や音声読み上げ、外国語表示の機能もある。本年度中に6500点まで増やし、3年後は1万点を目指す。
市立図書館によると、2018年度に本が借りられる市内の22施設を利用した人は80万6218人で、4年前より13万788人増加。40~60歳以上が増える一方、19~29歳は6655人減った。
市立図書館の坂本三智雄館長は「電子書籍を通じて若い人たちに活字を楽しんでもらい、図書館に足を運ぶきっかけになればうれしい」と話している。(久保田尚之)
(2019年12月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)
出典:this.kiji.is
【3冊まで】さっそく熊本市電子図書館で本を借りてみた~3冊貸し出し&3冊予約オーケー
僕はすでに図書館のIDとパスワードを持っているので、すぐ使うことができた。
これまでのアカウントですぐ使えるのは楽ですね。でも、なんかくまちゃんらしい本を借りてますね(笑)。秘宝館?
「秘宝館の記憶を訪ねて EPUB版 (朝日新聞select)」、「学研まんがNEW日本の歴史 12 新しい日本と国際化する社会 昭和時代後期・平成時代 電子版」、「未来の年表 (講談社現代新書)」の三冊を借りてみた。そして、「漫画君たちはどう生きるか」ほか2冊を予約。
誰かが借りてる本が予約になるのは紙の本と同じですね。
【話題本はある?】「漫画君たちはどう生きるか」があった以外、ベストセラーはほとんどありません・・・
2019年12月現在、8106件の書籍が登録されているみたい。
熊日の記事では、3年後に1万を目指すとありますね。
で、実際にベストセラーや人気本があるかだが・・・ぶっちゃけ、あんまりまだないね。ここ数年の話題作は「漫画君たちはどう生きるか」くらい?
僕がちょっと検索して探した感じだと・・・「朝日新聞社のEPUB版(朝日新聞select)」や「東洋経済」、「山と渓谷社」、「JTBパブリッシング」の電子書籍はまあまあ面白そうなものがあった。「岩波少年文庫」もミヒャエル・エンデ「モモ」「果てしない物語」他、有名作品がラインナップされていていいかも。それに、「学研教育出版」の学研まんがNEW日本の歴史シリーズもあったね。
その他、青空文庫系のべつに公共の図書館じゃなくてもすぐ読める本はたくさんあるみたい。
そのへんはこれまでも自由に読めたので、あんまり嬉しくない?
【簡単・便利】パソコンやスマホのブラウザビューワーですぐ読める
使い勝手はいいよ。本を借りたら、そのままブラウザのビューワーですぐ読める。
【違和感】電子書籍なのに貸出中で借りれない場合も多い
ただちょっと違和感なのは・・・電子書籍なのに貸出中で借りれない場合も多い。
電子書籍だからといって、無限に貸し出しできる訳じゃないんですね。
出版社との契約とかあるのかね? まあ、なんかあるんだろうな。
確かに無限に貸し出し可だと著作権関連の弊害もありそうですよね。
このへんはそもそも、営利出版と公共の図書館の問題が、電子化によってさらに大げさに顕在化したようなもんだな。気軽に図書館で話題本が読めたら、本の売上落ちるだろうし。ましてや電子書籍で無数に頒布されたら・・・。
ただ僕の考えだと、たとえ全文でも試し読みは気軽にできて、紙の書籍やデータを永遠に所有する場合のみ買い切りにするしかないと思うな。音楽も映画もすべてのコンテンツはそうなっていくんんじゃない? 時間の問題のような気がする。
まあ、いずれにせよ、僕ら熊本市民が本に触れる機会がひとつ増えたことは間違いないので大歓迎。これからも事業継続がんばってほしい。