ぼくらのSF入門「バロウズ、コナン・ドイル、E・E・スミス、ハル・クレメント」~SFこども図書館(岩崎書店)より

なにもかも、みな懐かしい
昔の小学校の図書館には、必ずといっていいほど、この叢書(そうしょ)が置いてあったんですね
SFこども図書館シリーズ(岩崎書店)全26巻でふりかえる、懐かしのSF入門
今回は2回目(合計3回のエントリー)だよ

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特技:奥さんをフォローすること(嘘)
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プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症、シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索

ぼくらのSF入門「バロウズ、コナン・ドイル、E・E・スミス、ハル・クレメント」~SFこども図書館(岩崎書店)より

さ、今回はどんな作品が登場するかな・・・?
最初はバロウズさんの『火星の王女』です
これ映画にもなってますよね?
昔のSFは、想像力をかきたてるような邦題がいいよねえ
単に『ジョン・カーター』より『火星の王女』の方がいいだろ?
どうでしょう?(笑)
タイトルクレジットなどは、次のサイトを参考にさせていただきました。
なお、タイトル下の※印は、一般的に知られている邦タイトル、旧シリーズ「SF世界の名作」におけるタイトルなど、補足のプチ情報です。

出典:与志田の貼雑帖エドガー・ライス・バローズのSF冒険世界へようこそ!www.amazon.co.jp

08 『火星の王女』(A Princess of Mars)

08 『火星の王女』(A Princess of Mars)
※『火星のプリンセス』、『火星のジョン・カーター』
エドガー・ライス・バロウズ(Edgar Rice Burroughs)作、亀山龍樹訳、カバー絵:沢田重隆

出典:page.auctions.yahoo.co.jp

火星シリーズも有名だよね
え~と(検索中)・・・本作はシリーズ物の第一作目でもあるんですね
火星のプリンセス

『火星のプリンセス』(かせいのプリンセス、英: A Princess of Mars) は、エドガー・ライス・バローズのSF冒険小説。初版は1917年。バローズのデビュー作であり、火星シリーズの第1作。

主人公のジョン・カーターは、アメリカの元南軍大尉であるが、生まれた育った記憶がなく、年齢も不詳。幽体離脱で火星(バルスーム)に瞬間移動した後、剣で火星生物や火星人と対決し、恋と冒険に生きる。

出典:ja.wikipedia.org

岩崎書店が2000年代にも再発した、冒険ファンタジー名作選にもありますよ
冒険ファンタジー名作選は、イラストがキラキラしすぎててね・・・
やっぱり、火星シリーズのイラストは武部本一郎だよね






09 『黒い宇宙船』(The Black Galaxy)

09 『黒い宇宙船』(The Black Galaxy)
マレイ・ラインスター(Murray Leinster)作、野田昌宏訳、カバー絵:柳原良平

出典:www.amazon.co.jp

柳原良平はあのトリスウイスキーのイラストで有名な人
へー

出典:www.parigibooks.com

この洋書のイラストもかっこいいね
岩崎書店の冒険ファンタジー名作選、またはペーパーブックで入手可能です


冒険ファンタジー名作選のイラスト、僕には眩しすぎる
メド・シップシリーズ
こちらは入手しやすそうです



10 『逃げたロボット』(Runaway Robt)

10 『逃げたロボット』(Runaway Robt)
レスター・デル・レイ(Lester Del Rey)作、中尾明訳、カバー絵:三輪しげる

出典:Amazon

感情を持ったロボットと少年のお話だね
レスター・デル・リーさん(Lester del Rey, 1915年-1993年)はアメリカのSF作家、編集者です
原子力を扱った長編『神経線維』Nerves、ロボットものの短編「愛しのヘレン」Helen o’loyが代表作とされ、「愛しのヘレン」はロボットものの古典に数えられているそうです
ノンフィクションの著作もあり、ジュブナイルSFを得意としました

出典:ja.wikipedia.org

「愛しのヘレン」いいねえ


岩崎書店の冒険ファンタジー名作選もあります
これはめずらしく渋めのイラスト

11 『異星人ノーチラス』(Festung Sonnensystem)

11 『異星人ノーチラス』(Festung Sonnensystem)
エリッヒ・ドレツァール(Erich Dolezal)作、松谷健二訳、カバー絵:風間史朗

出典:aucview.aucfan.com

『異星人ノーチラス』の表紙、好きだったから読んだと思うけど内容は忘れた
エリッヒ・ドレツァールさん (1902-1990、ウィーン生まれ) の情報はあんまりありませんね・・・
オーストリアの作家さんみたいですが

出典:de.wikipedia.org

Amazonにも本がないね
え~と(検索中)・・・ドイツ文学研究家でもある、翻訳者の松谷健二さんが、エリッヒ・ドレツァールさんのこの『異星人ノーチラス』(1976年)、それに『太陽系ようさい』(1967年)を翻訳されています
ちなみに、松谷健二さんは『宇宙英雄ペリー・ローダン』シリーズを第1巻から一人で翻訳し続け、死去するまでの27年間に234冊を翻訳されたそうです

出典:ja.wikipedia.org

『異星人ノーチラス』も『太陽系ようさい』も入手困難だね・・・
かわりといってはなんですが・・・初期のローダンシリーズをご覧ください



12 『宇宙家族』(The Planet Mappers)

12 『宇宙家族』(The Planet Mappers)
E・E・エバンズ(E. E. Evans)作、矢野徹訳、カバー絵:杉田豊

出典:不明

この表紙も好きだったなあ
話はまったく覚えてないけど
E・E・エバンズさん(E. Everett Evans, Edward Everett Evans, 1893年-1958年)は、アメリカのSF作家さんですね
洋書のカバー画像はこちらです

出典:en.wikipedia.org

出典:www.goodreads.com

洋書のイラストもいいねえ
English Editionの電子書籍は簡単に入手できるようです

13 『恐竜の世界』(The Lost World)

13 『恐竜の世界』(The Lost World)※『失われた世界』、『ロスト・ワールド』
アーサー・コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle)作、久米穣訳、カバー絵:久里洋二

出典:aucview.aucfan.com

僕はこれが一番好きだった
図書館で何度も借りて読んだよ
イラストの久里洋二さんは04『超能力部隊』でも登場しましたよね
シャーロックホームズで有名なコナン・ドイルの作品なんだよね
コナン・ドイルさんは推理小説だけではなく、SF小説も執筆されていたんですね
最後にさあ・・・主人公が冒険から帰ってくると、フィアンセが別の男と結婚することになってるんだよ
あれが子ども心にショックでねえ
女ってひどいなあと思ったよ
まったくSF的な感想じゃないですね(笑)




14 『次元パトロール』(The House of Many Worlds)

14 『次元パトロール』(The House of Many Worlds)
※『多元宇宙の家』、『時間かんし員』
サム・マーウィン・ジュニア(Sam Merwin, Jr.)作、中上守訳、カバー絵:原田維夫

出典:Amazon

多元宇宙、平行世界とか人気のテーマだよね
サミュエル・キムボール・マーウィン・Jr(Samuel Kimball Merwin Jr., 1910年4月28日-1996年1月13日)さんは、アメリカのミステリ作家、SF作家です
1951年発表のこの作品が代表作みたいですね

出典:ja.wikipedia.org


15 『宇宙の超高速船』(The Skylark of Space)

15 『宇宙の超高速船』(The Skylark of Space)
※『宇宙のスカイラーク』、『宇宙船スカイラーク号』
エドワード・E・スミス(Edward E. Smith)作、亀山龍樹訳、カバー絵:松永謙一

「レンズマン」でも有名なE・E・スミスだね
え~と(検索中)・・・エドワード・エルマー・スミス(Edward Elmer Smith あるいは E.E.”Doc”Smith, 1890年5月2日 – 1965年8月31日)は、アメリカのSF作家で、《レンズマン》シリーズや《スカイラーク》シリーズで知られています
「スペースオペラの父」と呼ばれることもあるそうです

出典:ja.wikipedia.org

“スカイラーク”という言葉が、あの頃の僕にとっては未来的に響いていたよね
だって、“スカイラーク”っていう空中レストランがあったもんね
昭和の頃、熊本・菊陽町にあったという展望レストランですね

関連エントリー→菊陽ボウルの隣にあった、タワーレストラン「スカイラーク」、覚えてる?


16 『星からきた探偵』(Needle)

16 『星からきた探偵』(Needle)※『20億の針』、『宇宙人デカ』
ハル・クレメント(Hal Clement)作、内田庶訳、カバー絵:水田秀穂

出典:Amazon

ハル・クレメントも聞く名前だよね
え~と(検索中)・・・ハル・クレメントさん(1922年 – 2003年)は、アメリカのSF作家で、ハードSFの先駆者と言われています
代表作である『20億の針』の、人間と共生する異星人というアイデアは、映画『ヒドゥン』や『ウルトラマン』や漫画『寄生獣』など、数々のSF作品のなかに使われているそうです

出典:ja.wikipedia.org

ほー
『20億の針』は必読だね



17 『時間けいさつ官』(The Shadow Girl)

17 『時間けいさつ官』(The Shadow Girl)
※『時間ちょう特急』、『ぬすまれたタイムマシン』、『時の塔』
レイ・カミングス(Ray Cummings)作、南山宏訳、カバー絵:伊坂芳太良

出典:auctions.yahoo.co.jp

『時間けいさつ官』は、タイムマシンものだね
え~と(検索中)・・・レイ・カミングス(1887年 – 1957年)さんは、アメリカ合衆国のSF作家です
「SFパルプ小説の父」のひとりと賞され、生涯に約750編の小説、短編小説を残したそうです



ジョージ・エドワード・チャレンジャー、通称チャレンジャー教授とは~シャーロック・ホームズに並ぶ?コナン・ドイルの一連のSF小説に登場する人物

チャレンジャー教授に扮するコナン・ドイル?

出典:commons.wikimedia.org

今回の10冊の中で僕が一番好きなのは、コナン・ドイルの『恐竜の世界』、後で文庫本『失われた世界』も読んだ
なんといっても、チャレンジャー教授という奇天烈なキャラクターが印象的だよね
え~(検索中)、チャレンジャー教授とは・・・こういうキャラのようです
チャレンジャー教授はあらゆる面で、無礼で粗暴で、社会的な良心や自制心を持たない

チャレンジャー教授が初登場する小説『失われた世界』の中で、語り手のエドワード・ダン・マローンはチャレンジャー教授との初対面をこう書いている。

彼を前にして、私は息が詰まった。奇妙なものに対する覚悟はしていたが、こんなにも圧倒的な人間に対しての覚悟はなかった。まず息を詰まらせるのは、彼の大きさだ――彼の大きさと威圧的な存在感。彼の頭は巨大だった。いままで見てきた人間の頭の中で一番大きい。彼の山高帽は、実際に被ったこともあるのだが、頭をすり抜けて肩の上に落ち着くに違いなかった。彼の顔と髭を見て、私はアッシリアの雄牛像を連想した。前者は赤々としていて、後者は青みがかって見えるほど黒々としていて、波打って胸にかかっていた。髪の束が巨大な後頭部をぐるりと回って前面になでつける独特の髪型をしている。黒くすさまじい髭飾りの下には、明晰で批判的で横柄な、青色がかった灰色の目があった。大きく広がった肩と樽のような胸板のほかに、長く黒い体毛に覆われた巨大な二本の手がテーブルの上に現れた。これに加え、どなり、うなり、轟く声が、悪名高きチャレンジャー教授についての第一印象を作り上げたのだった。
チャレンジャー教授はまた、うぬぼれ屋で独善的、何でも屋の科学者であった。マローンの編集者であるミスター・マクアドルは、「科学への造詣がある、ただの殺人的傾向のある誇大妄想患者」と評した。だが、途中過程でまず間違いなく他人を傷つけ侮辱するものの、いかなる問題も解決し、いかなるまずい状況からも脱出するチャレンジャー教授の機知は評価に値する。チャレンジャー教授はあらゆる面で、無礼で粗暴で、社会的な良心や自制心を持たない。だが彼は素晴らしい誠実さを持つ人物であり、愛する妻は彼の全ての理解者である。

『失われた世界』によれば、チャレンジャー教授は1863年、スコットランド、ノース・エアシャイアのラーグス(ラーグズ、Largs)という村で生まれ、エディンバラ大学に進んで医学・動物学・人類学を学んだとしている。

シャーロック・ホームズと同様、チャレンジャー教授のキャラクターも実在の人物に基づいている。ウィリアム・ラザフォードという生理学の教授で、コナン・ドイルがエディンバラ大学で医学を学んでいた際、講義をしていた人物である。

出典:ja.wikipedia.org

同じコナン・ドイルでも、シャーロック・ホームズとは、ずいぶんと趣の違うキャラクター
そのようですね(笑)
でも、僕はこの興味深い人物を知っていたから、のちの人生で少しくらい奇妙な人に出会っても、とりあえずは好意的に興味を持つようになったかもしれない
本当ですか?
子どもの頃の読書体験って大事だね、って話(笑)
では、次回に続く・・・