光の効果、止め絵、画面分割・・・「4K ULTRA HD ブルーレイ」で出崎統監督の名作『あしたのジョー2』がどう蘇るか?

コブラもいいけど、出崎統監督の代表作といえば『あしたのジョー』だよね
コブラとジョーが、「4K ULTRA HD ブルーレイ」という高画質で蘇るというニュースですね

たまたまコブラのカッコいいセリフを調べていて、このニュースを知った
コブラが2017年12月、ジョーが2018年4月発売だね
先日のコブラの件はこちらです

関連エントリー→それは新しいビンにいれた古いブドウ酒なのさ~寺沢武一と海賊『コブラ』のカッコよすぎるセリフ集


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耽美的な映像表現とスポーツアニメの抜群の相性を証明した「あしたのジョー2」、「エースをねらえ」

出典:animeanime.jp

出崎統(でざき おさむ)というアニメ監督
知ってる?知らないよね(笑)
残念ながら、数年前に亡くなったんだよね
出崎統監督ですね
え~と(検索中)・・・亡くなったのは2011年、東日本大震災の直後くらいですね
アニメ監督の出崎統氏が死去(2011/4/18付)

 出崎 統氏(でざき・おさむ=アニメーション監督)17日、肺がんのため死去、67歳。連絡先は契約事務所の手塚プロダクション。告別式は21日午前9時30分から東京都府中市多磨町2の1の1の日華斎場。喪主は兄、哲氏。

 テレビアニメ「あしたのジョー」で初監督、「エースをねらえ!」「ガンバの冒険」「ベルサイユのばら」など数多くの人気作品を手掛けた。

出典:www.nikkei.com

光の効果、止め絵、画面分割、繰り返しショット・・・などなど、独特のアニメーション演出で一時代を築いた監督さんだよ
ふむふむ
ジャンルを超えて活躍されてるけど、「あしたのジョー2」、「エースをねらえ」など、特にスポーツを題材にしたアニメが印象的だよね
今日は、『あしたのジョー2』が「4K ULTRA HD ブルーレイ」という最新のクオリティで復活する前に、その特徴的な映像表現を再確認しておきたい
最新の映像技術を楽しむのに、うってつけのアニメ監督ということですね
そういうこと


 いま私の目に浮かぶのは、重たげなまぶたを閉じ、かすかにほほえんで去っていく男の姿。その面影は力石徹のような、ジョン・シルバーのような(どっちにしても杉野昭夫タッチ)。そしてオーバーラップして、うつむき加減で去っていく後ろ姿に風が吹き(ここはスローモーション)、上着の裾がユラリとなびく……(そしてストップモーション)。

 「あしたのジョー」「ガンバの冒険」「宝島」「エースをねらえ!」「ベルサイユのばら」など数々の名作を残したアニメ監督・出崎統さんの訃報に接し、思い浮かぶ監督のイメージは、長年コンビを組んだアニメーター杉野昭夫さんが描いたような、カッコいい後ろ姿なのです。

出典:www.asahi.com

この記者の表現は面白い
自らの作品に登場するヒーローの如く、出崎統は去って行った・・・と

宮崎駿、富野由悠季に並ぶ、伝説のアニメ監督出崎統(でざき おさむ)

間違いなく、日本アニメ史において、宮崎駿、富野由悠季に並ぶ、伝説のアニメ監督だよね
へー
そんなに凄い監督なんですね・・・
出崎統とは、アニメ界の伝説である

出崎統とは、アニメ界の伝説である。

生前は生涯現役を貫き通し、「生き字引」であった。
現在の日本のアニメの演出においても多用される手法を数多く開発し、死してなおその存在感を維持し続けている。

1943年11月18日、東京都品川区生まれ。アニメ監督、プロデューサーの出﨑哲は実兄。

いわゆる虫プロ軍団の一人であり、テレビアニメ創世期よりアニメ界の現場に関わり続けてきた大監督。

オリジナルでの作品が多い宮崎駿、富野由悠季に比べると原作付きの作品が多いが二人にも並ぶアニメ界の巨匠と称される。

いわずと知れた鉄腕アトムからブラックジャック、ベルばら、あしたのジョーといった作品から近年では劇場版Air、劇場版CLANNADといったギャルゲ原作作品まで数多くの作品に関わってきた。

元々漫画家志望だったのもあるが、(実際に高一の時、一年半ほど貸本漫画を描いていた。)止め絵、画面分割、透過光の三つを指して「出崎演出」とも呼ばれる演出が特徴。

(中略)

元々ハードボイルドな作品が多いのにギャルゲ原作を手がけるのも凄いがこれにより児童向け、少年向け、少女向け、青年向け、大人向け、オタ向けの作品を制覇することになるという偉業を成し遂げた。まさにアニメ界の生き字引であった。

2011年4月17日、肺癌のため逝去。享年67。

出典:dic.nicovideo.jp

1980年代、僕の印象は、劇画チックなアニメ?、垢ぬけたアニメ?
アニメファンが好きなアニメっぽいアニメじゃなくて、大人っぽい雰囲気の作品を作る監督さんだったよね
アダルトな感じはしますねえ
「日本のテレビアニメ界に天才がいる」

1970年4月から放送が開始された虫プロ制作の連続テレビシリーズ『あしたのジョー』で、初めて監督(チーフディレクター)を務める。同作の企画は、出﨑が自ら虫プロの企画室にいた丸山正雄に「どうしてもこれをやりたい」と持ちこんだものであった。出﨑の「実写を超えた迫力のあるものをつくる」という思いと、脚本家や各話演出家から上がってくるシナリオ、絵コンテには制作意図のズレがあり、出﨑はそれらの修正作業に時間を取られる。第1話「あれが野獣の眼だ!」で絵コンテを担当して以降、再び自分で1話分の絵コンテを全部描けたのは、第22話「まぼろしの力石徹」からだった。加えて、当時の制作進行を担当した下崎闊(真佐美ジュン)によれば、同作はスタッフ不足により、通常は1班が4週で1話を受け持つのに対し、2週に1本のペースで進められていた。このためスケジュールが非常に逼迫したが、そのなかで出﨑はさまざまな実験的アイデアを作品に盛り込み、同作を最高視聴率29.2%(本放送時/ビデオリサーチ調べ)を獲得するヒット作品に押し上げた。富野由悠季は後年、同作に各話演出で参加した際に出﨑の仕事を見て「日本のテレビアニメ界に天才がいる」と衝撃を受け、年下の出﨑を大先輩と敬い、頭を下げることができたと述べている。

出典:ja.wikipedia.org

天才なのは間違いないだろう
テレビシリーズ『あしたのジョー』は内容だけではなく、最高視聴率29.2%という結果も伴っています
『あしたのジョー』(1970年)の時点でそのスタイルはだいたい確立されているのではないかと思われるが、『あしたのジョー2』(1980年)ではさらにとの特徴が強調されているような僕の印象
だから、より耽美的な映像美に浸れるのは『あしたのジョー2』だよねえ
へー

光の効果、止め絵、画面分割、繰り返しショット・・・出崎演出の神髄が「4K ULTRA HD ブルーレイ」で蘇るか?!

では、実際に、そのアニメーション演出の特徴を、劇場版『あしたのジョー2』で確認しておこう
これらの映像が、新しく蘇るんですね

3回パン/3回ズームなどの繰り返しショット

圧倒的なチャンピオン、ホセ・メンドーサとの最後の戦い

同じカットが繰り返し強調される演出ね
よくアニメでありますよね
あとさ、監督の作品は、アニメーションなのに劇画みたいな線が多用されるよね
マンガの原稿にそのまま色をつけたみたいな感じ
ボクシングのシーンでは、スピード線が多いですね

画面分割

画面分割でドラマチックな演出が可能に

戦う男たち、それぞれに感情移入できるようになった

試合のスピード感も増していく

これもね
もう定番のアニメの演出だよね
この頃からあったんですね

止め画(ハーモニー)

力石徹戦の後・・・

泪橋に戻ってきた矢吹丈

カーロス・リベラのマネージャー「ドルを呼ぶ男」ハリー・ロバート

カーロス・リベラの声優は広川太一郎(テレビ版)→ジョー山中(映画版)

カーロス・リベラと矢吹丈の死闘

止め画も大きな特徴だよね
ちなみに、ハーモニーとは、動く人物と動かない背景との調和ということらしい
へー


止め画ってセル画の枚数を減らすための、日本のアニメ特有の効率化の側面もあるかもしれないけど・・・動きの途中で間をとることで、ある感情を喚起させたりとか、多大な演出効果も期待できるよね
日本人独特の間合いですね

入射光、透過光、光の効果

作品を通してずっと入射光みたいな・・・(笑)


ドヤ街も墓石も、吐しゃ物すら美しい

カーロス・リベラ、散る・・・

カーロス・リベラのみならずジョーもパンチドランカーか?・・・まばゆい光が悲報を残酷なまでに際立てる

そして、告白。

最後のホセ戦、男はなぜまた立ち上がるのか・・・

とにかくずっとキラキラしている!
くどいくらいの光の演出(笑)
独特ですね
これが「4K ULTRA HD ブルーレイ」でどう生まれ変わるのか?
いやいや、楽しみだねえ

出崎監督作品の中でもその圧倒的クオリティでHDR化に最も適した作品として選出されました

第1弾として『劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ』を2017年12月20日(水)に、第2弾は2018年にマンガ連載開始から50周年を迎える『劇場版 あしたのジョー2』を2018年4月27日(金)に発売いたします。
両作品は、70年代後半から80年代前半にかけて日本中に吹き荒れたアニメブームにおいて、止め画(ハーモニー)や3回パン/3回ズームなどの繰り返しショット、透過光、画面分割などさまざまな技巧を凝らした耽美かつダイナミックな“出崎演出”で知られており、出崎監督作品の中でもその圧倒的クオリティでHDR化に最も適した作品として選出されました。
大胆な構図や色の配置など、実験精神旺盛な映像美が、Blu-rayの4倍の高画質・高輝度・広色域によって劇場公開時以上の美しさで蘇ります。現存する貴重な35mmオリジナルネガを4Kスキャニングし、徹底的なレストア(修復)が施され、まったく新しい4K/HDRニューマスターを採用。誰も観たことのない高精細&色鮮やかな驚異の映像が、遂に実現します。

出典:www.sankeibiz.jp


燃え尽きた矢吹丈

ところで、「4K ULTRA HD ブルーレイ」は、これまでの機器で再生できるの?

でも、「4K ULTRA HD ブルーレイ」は今の普通のブルーレイ機器でも再生されるのかね?
それはたぶん・・・ダメじゃないですか?
きちんと調べてみましょう(笑)
そもそも4K解像度とは?
4K解像度

4K解像度(よんケイかいぞうど、フォーケイかいぞうど、英語: 4K resolution)とは、横4,000×縦2,000前後の画面解像度に対応した映像に対する総称である。Kは1,000を表すSI接頭辞「キロ」の意味で、横・縦の解像度を意味する4K2Kとも呼ばれる。現在民生用では「4K解像度」「4K」と言う場合、以下のどちらかを指して使われる。

なお、2015年現在の日本の地上デジタル放送や通常のBlu-rayは2K放送(Full-HD)以下の解像度がほとんどである。

出典:ja.wikipedia.org

僕らデジタル放送で見ているキレイな映像は、まだほとんど2Kだね、たぶん
ですね
パナソニックのサイトから、その特徴は・・・
ULTRA HD ブルーレイとは


「Ultra HD ブルーレイ」とは、4K対応の次世代ブルーレイディスク規格です。従来のブルーレイディスクには収録できなかったハイスペック映像の収録を実現。解像度、光の強さや色の量が格段に違う、4K/HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像が楽しめます。高精細感、大きな明暗差による立体感や鮮やかな色調など美しい映像表現が可能。その高い表現力で、映像のリアリティが増した「Ultra HD ブルーレイ」は、作品の世界観をより伝え、大きな感動を観る者に与えてくれます。

出典:panasonic.jp


今持ってる再生機器だと、やっぱり再生は無理か・・・
それに、キレイな部屋で、最新の大型画面で、「4K ULTRA HD ブルーレイ」を観れたら、それはいいと思うけど、うちの汚い部屋じゃなあ・・・
一応、パナソニックのFAQを載せておきます(笑)
Ultra HD ブルーレイは再生できますか?

下記、Ultra HD ブルーレイに対応したディーガで再生できます。

●4K/HDRで視聴するためには、HDCP2.2、4K/60p/4:4:4、Ultra HDブルーレイ規格のHDR信号に対応する機器(ディスプレイ)や端子に接続してください。

HDCP2.2に対応していない機器や端子に接続した場合、2K解像度で、HDR信号をダイナミックレンジ変換して出力します。また、ディスクによっては正しく再生できない場合があります。
4K/60p/4:2:0まで対応の機器や端子に接続した場合、60p素材の再生はHDR信号をダイナミックレンジ変換して出力します。
4K/60pに対応していない機器や端子に接続した場合、2K解像度で出力します。
HDRに対応していない機器や端子に接続した場合、HDR信号をダイナミックレンジ変換して出力します。また、ディスクによっては2K解像度での出力、または正しく再生できない場合があります。

●4K/60pをお楽しみになりたい場合は、18Gbps対応のケーブルが必要です。
《 Ultra HD ブルーレイに対応したディーガ (2017年10月現在) 》

2017年度:DMR-UBZ2030/1030、UBX7030/4030、UX7030/4030
2016年度:DMR-UBZ2020/1020
2015年度:DMR-UBZ1

出典:jpn.faq.panasonic.com

僕が使っているブルーレイ機器、2013年くらいのモデルはダメだな
でも、もうそろそろ、次を考えてもいい頃か?
5年使ったのならそろそろかもですね
日本製にこだわるならディーガの7万円くらいのモデルがもう少し安くなった時がねらい目かな
再生だけでよいならもっと安いのもありそうですよね

妄想:惜しむらくは「がんばれ元気」も・・・

「はじめの一歩」もいいけど・・・僕の中でボクシング漫画といえばやはり「あしたのジョー」と、そして「がんばれ元気」なんだよね
「がんばれ元気」・・・え~と(検索中)
「あずみ」の小山ゆうだよ

出典:www.toei-anim.co.jp

がんばれ元気

1976年から1981年にかけて『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された。単行本は、小学館少年サンデーコミックスより全28巻、ワイド版が全12巻刊行されている。第22回小学館漫画賞少年少女部門受賞作品。

『あしたのジョー』(原作:高森朝雄・作画:ちばてつや)と並んでボクシング漫画の名作に挙げられる作品である。

かつて『あしたのジョー』に感銘を受けた小山ゆうが、戦いの中で成長する物語を描きたいとして、これまで執筆した作品に用いていたギャグは一切使わずに、連載を開始した。当時のボクシング漫画が、歴史的大ヒット作となった『あしたのジョー』の影響から脱しきれない中、ジョーを意識しつつも全く異なる主人公像や境遇を描ききり、ボクシング漫画における新機軸を打ち出した。作者は本作について、『あしたのジョー』とは全て逆の物語にしようと考えて執筆したことを語っている。漫画評論家の米沢嘉博は、『あしたのジョー』で死を描くまでにエスカレートしたスポ根路線のスポーツ漫画が、1970年代も後半になると再びかつての明るく元気なスポーツを描くようになったとし、その例として『がんばれ元気』を挙げている。同じく漫画評論家の村上知彦も、ヒロイックさやドラマチックさをなるべく描かない等身大の少年による日常的な作品として本作を挙げた。また、ボクシング解説者郡司信夫は、本作の試合場面描写のリアリティについて「ルールを守った正しい打ち方でルール違反はひとつもありません。違反なしにボクシングの技術を描くことは大変難しいことです。」と絶賛している。

出典:ja.wikipedia.org


『あしたのジョー』のようにコミックもアニメも楽しめるならもっと良かったのになあ・・・
『がんばれ元気』はコミックでは今でも楽しめるんだけど、アニメがね・・・
あれ?
ウィキペディアを見ると、『がんばれ元気』もちゃんとアニメ化されているじゃないですか?
アニメ化はされたけど、ちゃんとじゃないんだよね・・・
マンガ『がんばれ元気』は子どもの頃から、成長にあわせて丹念にストーリーが続いていくんだけど、アニメは中途半端なストーリー構成で、しかも、途中で終わっちゃったままなの・・・
そうなんですね
スタッフとクオリティは悪くなかったたんだよ
『銀河鉄道999』のりんたろう監督に、作画の小松原一男氏・・・スタート時点では長期の予定だったらしいけどね
視聴率が悪かったんですかね
いろいろ要因はあったのかもしれないけど・・・
『銀河鉄道999』スタッフで完全な『がんばれ元気』が残っていたらよかったんだけどなあ・・・
もしくは、出崎統監督の『がんばれ元気』がもし存在したなら、それも観てみたかったなあ・・・(笑)
出崎統監督ならクオリティ高い作品が残ったんでしょうね
ごめん・・・たらればの妄想でした(笑)
とにかく、「劇場版 あしたのジョー2 4K ULTRA HD Blu-ray」の発売を待ちましょう!
告白すると、当時僕は元気派でした・・・
いや、ジョーも好きなんだけどね