それは新しいビンにいれた古いブドウ酒なのさ~寺沢武一と海賊『コブラ』のカッコよすぎるセリフ集

サブカル
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2018年は寺沢武一『コブラ』の40周年!
前祝いに、寺沢武一と海賊『コブラ』のカッコよすぎるセリフを集めてみよう!
どうせ僕が集める作業をするんですよね、はいはい・・・

↓これは30周年のとき

名前:くま(♂)
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特技:奥さんをフォローすること(嘘)
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2018年は寺沢武一『コブラ』の40周年

海賊コブラ、左腕に銃をつけた男・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

『コブラ』シリーズは、1970年から1980年代にけての週刊少年ジャンプ時代と、スーパージャンプなどの1990年代以降に大きく分けられる
へー
コブラはジャンプに連載されていたんですね
そして、2018年は40周年となる寺沢武一『コブラ』
まずは前祝いで、コブラのイカした?イカれた?セリフを集めてみようってわけ
今日は主に、僕が持っているジャンプ・コミックス全18巻から、週刊少年ジャンプ時代の名セリフ集だよ
まあ、どこを切り取っても、最高にカッコいいんだけどね

平凡なサラリーマンのジョンソン(コブラ)「スリリングな世界にあこがれるとはね」

第1話のラストシーンより

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第1巻(集英社)

1978年・・・このセリフから、コブラの新しい冒険がはじまった
これは週刊少年ジャンプの第1話ですね
ジョンソンは口の悪いアンドロイドと暮らす、平凡なサラリーマンだった
ふとしたことをきっかけに、彼は自分が過去の記憶を暗示によって隠し、整形によって顔を変えた海賊コブラであることを思い出す
そしてアーマロイド・レディとともに再び旅立つ・・・その時のセリフだね
さあ!
冒険が始まります

↓こちら、連載当時と同じ順番で、しかもカラーだったページはカラーで読めます!


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海賊『コブラ』のカッコよすぎるセリフ集~ジャンプコミックス編

ドミニク「なみの神経じゃないわね」レディ「神経というものが あの人に あったとしたらね」

敵がいるかもしれない採鉱場、シャワーを浴びてリラックスするコブラ

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第3巻(集英社)

『いとしのクレメンタイン』は日本では『雪山讃歌』の曲として広く知られるが、1946年のジョン・フォード監督のアメリカ映画『荒野の決闘』(原題は“My Darling Clementine”)の主題歌となったことで、元の歌自体も広く知られるようになったらしい
西部劇が好きな寺沢武一らしいね

出典:ja.wikipedia.org

コブラは西部劇からの影響が大きいんですね

コブラ「宮本武蔵は全巻よんでるんだ」

ソード人の前王とともに、戦いへと向かう

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第3巻(集英社)

心配するなよ
宮本武蔵は全巻よんでるんだ
くっー!
日本の宮本武蔵!
でも、コブラはどんな場面でも軽口を叩くんですね

コブラ「ハンプティダンプティ、砂の中・・・か」

卵の形をした火星人の最終兵器を捨てた後に一言

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第3巻(集英社)

これ、なにかをやり終えた後に、僕もよく使う
「ハンプティダンプティ、砂の中・・・か」
まわりの人は意味がわかりません・・・

コブラ「オレだよ、ジョン・ウェインだ!」

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第4巻(集英社)

またまた西部劇ネタ
全編通して西部劇の影響はかなり多いね
ジョン・ウェイン?
知らないでしょ?
はい・・・

ジョー・ギリアン(コブラ)「バストとヒップには自信がないんだ」

これから自分のオーナーになる男にも物怖じしない

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第5巻(集英社)

荒くれものたちに余裕の一言

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第5巻(集英社)

なんという回復力、まさに不死身の男

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第5巻(集英社)

ラグ・ボール編から3連発
ラグ・ボール?
ベースボールとアメリカンフットボールと格闘技をミックスしたような宇宙時代のスポーツだよ
さあ次は・・・美女とコブラの絡みだぞ!

美女とコブラ1「オシリをぶたれるにしちゃ、年をとりすぎてるしな」

銀河パトロールと海賊がデート中

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第6巻(集英社)

美女たちとのやりとりだね
コブラはモテモテですね・・・

美女とコブラ2「天国じゃミルクしかださないのか?」

負傷し気絶し介抱されるコブラ、気を取り戻して、さっそく軽口

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第6巻(集英社)

これは悪い女なんだけど、そういう女も平等にジョークを言うのがコブラ
そうなんですか?

美女とコブラ3「どうした?背中のファスナーでもとまらないのか?」

美女相手には特に言葉がさえる

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第7巻(集英社)

彼女がいない君もコブラの会話から何かを学びなさい
余計なお世話です!

美女とコブラ4「お医者さんごっこなら、オレに医者をやらせてくれ」

敵に捕まっても、相手が敵の女でも・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第9巻(集英社)

普通のおっさんが言えばセクハラです
ですね

美女とコブラ5「ベッドの上じゃクツはぬぐんだけどね、ズボンも・・・」

通りすがりの女にも・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第10巻(集英社)

ルパンに共通するところもあるね
ルパンもこういうセリフ言いそうです

美女とコブラ6「トナカイにはいいところだろうよ」

「冬の魔人」を探しに出かけるコブラと美女、彼女はこの地の出身だ

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

クリスマスっぽいセリフを2連発
コブラはユーモアがあってクールなんですねえ

美女とコブラ7「クリスマスにシラフで働いているのは、サンタクロースぐらいなもんだぜ」

宇宙空間から身体一つで大気圏突入しようとして・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

これから大事なミッションなのに、泥酔するコブラ(笑)
クリスマスだから仕方ないね
仕方なくないでしょう・・・

コブラ「天国へいったら、ロハでくらせるぜ」

無くなった金を心配する悪党に対して・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第10巻(集英社)

「ロハ」はいまや死語かもしれないけど、コブラが言うとカッコいいよね
「ロハ」?
え~と(検索中)・・・あ、「無料」という意味ですか
「ロ」と「ハ」で「只(タダ)」ね
あ、そういうこと・・・

コブラ「毎日、朝食にコーンフレークを山盛り二杯食べていたおかげさ」

不意の銃撃を喰らって大けがをしたはずのコブラだが・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

子どもながらに、コーンフレークをたくさん食べようと思ったもんだよ
すぐに影響を受けるんですから・・・(笑)

コブラ「あててみろ、ハワイへご招待するぜ」

だ、だれだっ、おまえはっ!!

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

未来の世界、宇宙の果てで、どうしてハワイですか?
って聞くなよ
ですよね
どうしてハワイなんですか?

コブラ「マリリン・モンローが天国で歯ぎしりしているぜ!」

彼女(シークレット)の完璧なプロポーションこそが扉を開く鍵だった!

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

マリリン・モンロー、古き良きアメリカを象徴するアイコンだよね
美女の代名詞ですね

コブラ「しつけの悪いガキどもには、大人の教育が必要だ」

不良たちを前に

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

僕もこんなこと言って、生意気なクソガキを懲らしめたいよ
逆にボコられますよ(笑)

コブラ「ウサギとワルツでも踊るのか?」

屈強な大男もコブラには敵わない

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第11巻(集英社)

「いい夢を見ろよ」
柳沢慎吾じゃないよ(笑)
柳沢慎吾?

コブラ「懺悔・・・? 告白するには一週間はかかるだろう」

教会を訪れたコブラだが・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第12巻(集英社)

神をも恐れぬ男
それがコブラですね

コブラ「地獄のあじなら知ってるさ」

地獄に落ちやがれと言われて・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第12巻(集英社)

地獄の味は知りたくないね
平穏がいいです・・・

コブラ「やめとけ、給料安いんだろ」

下っ端の敵に・・・

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第16巻(集英社)

でもさ
下っ端の悪役って、みんな安い給料でよく働くよね(笑)
自分もしがないサラリーマンじゃないですか
・・・

コブラ「ノックをするべきだったかな」

宿命のライバル、クリスタルボーイといよいよ決着をつける時がきた!

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第16巻(集英社)

さあ、クリスタルボーイと決着をつける時がきたぞ
コブラのライバルだけあって、返しも粋なことを言いますよね

コブラ「神は天にいて、人を見まもるだけでいい・・・手は出すな!」

まさに神をも恐れぬ男、それがこの男コブラ

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第18巻(集英社)

コブラは間違っても神にすがったりしない
こんなに自分に自信を持てるなんて、男として憧れるなあ・・・
それがヒーローです

コブラ「知らんのか?日が昇る」

夜明けのこない夜はない

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第18巻(集英社)

最後は、人生への希望をさらっと一言
結局、そのユーモアの後ろには、人生への肯定があるのではないか?
キレイにまとまったんじゃないですか?

↓今でも、あの頃のコブラがそのまま読める!!!(美しいカラーページも!)












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寺沢武一の印象に残るコメント集

まだ終わらないよ!
まだいいセリフがあるんですか?
今度は、コブラの生みの親、寺沢武一大先生の金言ね
ジャンプコミックス表紙カバーの裏側「カバーそで」に毎回掲載されていた作者のコメントから、先生の人となりが垣間見える良コメントを集めてみたよ
あの部分は「そで」と言うんですね
それは、新しいビンにいれた古いブドウ酒なのさ。


SF(エスエフ)とは、シンセサイザーの音で飲むコーラとは、違うんだ……。
SF(エスエフ)―――― それは、新しいビンにいれた古いブドウ酒なのさ。
そして、それは『アーサー王』や『アリス』の不思議な泉から、わきでたものなんだ。
『コブラ』は、古きよき時代の西部のアウトローといったところだな。あ~、西部の血がさわぐ!

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第2巻(集英社)

「新しいビンにいれた古いブドウ酒」という表現が秀逸
まさに、それがコブラの魅力だよ
「新しいビンにいれた古いブドウ酒」
洒落た言い方ですね
愛すべき人びと


愛すべき人びと―――― ボブ・ジェームズ、クィンシー・ジョーンズ、ビル・エバンス、ジョン・レノン、ポール・ニューマン、ドミニク・サンダ、グレタ・ガルボ、ウインザー・マッケイ、ビアズレー、ウォルト・ディズニー、エドガー・アラン・ポー、アーネスト・ヘミングウェイ、ジョン・F・ケネディ、ジャン・ポール・サルトル、ハワード・ヒューズ……そして、コブラ!!

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第7巻(集英社)

これこれ!
寺沢武一研究の参考になるだろ?
この人たちに寺沢武一さんは影響を受けたと考えられるんですね
私は、レスラーかマジシャンか、船乗りになりたかった


 昭和30年3月30日生まれ、牡羊座、B型。私は、レスラーかマジシャンか、船乗りになりたかった。だが、夢は実現できず…。絶望感は、希望の大きさにまして、耐えがたいものだった。少年の頃の夢を失った者は二度と夢を見られないと思っていた。しかしある日、ひとりのすばらしい男と出会った。彼は私の少年の頃の夢を呼びさました。彼の中にすべてがあった。ありがとうコブラ、君は私の夢そのものだ!!

出典:ジャンプ・コミックス『コブラ』第16巻(集英社)

最後に、最近のツイッターから
寺沢武一先生もツイッターされてるんですね
先生、僕をフォローしていただき、ありがとうございます!!
感動です!

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新しいビンにいれた古いブドウ酒を!

40周年でどういう企画が用意されているのか?
とりあえず、松崎しげるがコブラの声を担当した劇場版が「4K ULTRA HD Blu-ray」で発売されるらしいぞ!
「4K ULTRA HD Blu-ray」?
もうどのくらいキレイな映像なのかよくわからないですよね・・・(苦笑)
ね(笑)
ともかく、アニメにせよマンガにせよ、新しいビンにいれた古いブドウ酒は、より芳醇に、そして、より新鮮に、これからも僕らを刺激し続けてくれるのだろう・・・


ブブカ11月号にも、寺沢先生のインタビューが掲載されているらしいよ!
インタビュアーはあの吉田豪

コメント

  1. […] コブラ(ジャンプ・コミックス『コブラ』第1巻(集英社)) 引用元:https://tomitoko.com/archives/12560 […]