安彦良和、坂口尚、村野守美の共通点ってなーんだ?
僕がわかる訳ないじゃないですか?(苦笑)
1980年代の角川映画「カムイの剣」ではキャラクターデザインも
出典:www.b-ch.com
プロフィール:高齢子育て中、飲酒は週末のみ
特技:奥さんをフォローすること(嘘)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症
特技:インターネット超高速検索
虫プロ出身のマンガ家&アニメーター、村野守美(むらのもりび)氏
関連エントリー→【天才】時空を超え、詩情が舞う~坂口尚(さかぐち ひさし)の世界
手塚治虫の系譜というのか、丸みと強弱のある柔らかい線?
主人公やヒロインの表情は、中性的でやさしい感じ?
そして、わき役がとっても魅力的・・・中年のおっさんとか子どものキャラクターが、マンガっぽくないというか、わざとらしくないというか、とても自然な感じなんだよねえ
村野守美(むらのもりび)
満洲国奉天省大連市生まれ。戦後は福島県会津若松市で幼少期を過ごした。後にいわき市平に移る。
満州から日本への引き揚げ時、集合場所となっていた学校の窓から転落して脊椎を損傷したため、以降車椅子での生活となった。
上京後、1960年に『弾丸ロンキー』(『少年 夏休み増刊号』 村山守名義)でデビュー。1961年に手塚治虫のアシスタントになり、1962年に虫プロダクションに入社。手塚治虫に師事しながら『鉄腕アトム』等のアニメ制作にたずさわる。虫プロ退社後、再び漫画を描き1978年『ボクサー』、1979年『垣根の魔女』で人気を博す。1980年『ほえろブンブン』がテレビアニメ化される。1983年手塚治虫原作の『ユニコ 魔法の島へ』で 監督をつとめる。『カムイの剣』ではキャラクターデザインとして参加。2003年には監督をつとめた石ノ森章太郎原作の『小川のメダカ』が東京国際アニメフェア作品賞を受賞している。
2011年3月7日、心不全のため東京都府中市の病院で死去した。69歳没。
1980年『ほえろブンブン』も、1983年『ユニコ 魔法の島へ』も覚えている
一番印象が残ってるのは、1985年『カムイの剣』だよね、当時映画館で観たよ
なぜ赤くなる?
ボボとかやめてください
村野守美との再会
文芸春秋から昔出た短編集で、氏の「宿の螢(あか)り」という短編も掲載されている
↓1986年刊行
ちょっと色っぽいのもよかった
それに大友克洋のキャラクターに通じるものがあるなあと思って、村野守美氏についてなんか名前は昔から知っていたけど、あらためて調べてみた
村野守美と大友克洋
確か大友克洋がデビュー前にマンガを見せに行って、色々とアドバイスしてもらったのが村野守美。その才能を早くから買って、劇場版「幻魔大戦」のキャラデザにプッシュしたのが真崎守。永島慎二や坂口尚の影響も明らかに受けてるし、こうやって考えると大友克洋って正しく手塚治虫一門なんだよなあ。
— KONFUNK (@KONFUNK) 2011年3月8日
村野守美と大友克洋・・・やっぱこの二人は交流あったみたいね
この事実を再認識して、僕は唸ったよ
【訃報】村野守美氏の死去に際して
村野守美逝去、69歳
2011年3月9日 0:01
「ほえろブンブン」「草笛の季節」などの代表作で知られる村野守美が、3月7日晩に心不全のため逝去した。1941年9月5日生まれ、69歳。村野は今年1月から入院し闘病生活を送っていた。通夜は3月12日18時から、告別式は3月13日11~12時、東京都練馬区の千代田豊島園会館で行われる予定。
1958年に「弾丸ロンキー」でデビューした村野は、マンガ家として「ボクサー」「垣根の魔女」「職人尽百景」など多数の名作を残す一方、アニメーション制作にも携わり、「ユニコ魔法の島へ」の監督や「カムイの剣」のキャラクターデザインなどを手がけた。
出典:natalie.mu
この方は一貫してずっと仕事を続けてこられた
作品の数は膨大だよ
1990年代以降は、学習マンガ的なものなど次々と発表されている
そのへんについて、評論家の唐沢俊一氏のコメントがわかりやすいので引用する
『ほえろボボ』のような動物マンガから、
『わんぱく球団』などの少年マンガ、
『垣根の魔女』をはじめとする人情もの、
『秘戯御法』的なエロチックもの、
『オサムとタエ』に代表されるノスタルジック調作品、
『SF新世紀レンズマン』みたいなSF、さらには
『神々の指紋』などというトンデモぽいものまで、およそ何でも
描ける万能作家で、しかも、それぞれの作品でテクニックを
使い分けるというわけではなく、何を描いても村野守美で、
それでいてほとんどの作品(これ以外にも少女マンガやサスペンスや
宗教の宣伝マンガや、ありとあらゆるものを描いている)が
“しっくりと”絵柄にあって落ち着いているという、不思議な
作家だった。(中略)
とはいえ、やはりその本領を存分に発揮したのは、『ガロ』や
『漫画アクション』等で描いていた青年向け作品群だったろう。
とにかく完成度の高さが驚異的だった。テクニックと個性、そして
ストーリィテリングの巧みさなどの、マンガ家にとり必要な要素の
総合点から言えば、日本のマンガ家で最高位に位置する人ではなかった
かとさえ思う。逆に言えば、その“何でも描ける”というところが、
村野守美と言えば、という強烈なアピールを欠かせたところだった
かもしれない。
言い得て妙?
しかし、職人みたいに最後まで作品を作り続けた
唐沢俊一氏によると、マンガ以外で酒にまつわる武勇伝などがかなりある方らしい
↓グラハム・ハンコックのベストセラーを村野守美氏がマンガ化。このほか、トンデモ系のマンガ化作品もいくつか存在する。
村野守美と色っぽい女性、それに奥さんの話
今は入手しづらいみたいだけど、このへんなんてそうだよね
媚薬行(青林堂 1972年12月 現代漫画家自選シリーズ)
秘薬淫薬(三世社 1976年1月 三世コミックス)
秘薬淫薬 ぼたん雪の巻(コミック社 1977年6月17日 Comic 1000)
秘戯御法(青林堂 1978年10月20日 青林傑作シリーズ)
離婚した後もずっと愛しているみたい
詳しくは知らないけど、きっと最後は縁がつながったのかもね
※公益社団法人日本漫画家協会の告知より
村野守美先生を偲ぶ会・タエに会いに来て
2011年08月11日掲載
2005年度日本漫画家協会賞大賞を受賞された八月十五日の会のメンバーで、
今年3月7日、69歳で逝去された村野守美氏を偲ぶ会が催されるとのことです。主 催:「村野守美を偲ぶ会」実行委員会
日 時:9月4日(日) PM18:00〜21:00(17:45開場)
場 所:漫画喫茶『漫楽園』
東京都千代田区神田神保町1−19 すずらん通り ポニービル2階
会 費:5,000円(お食事代を含みます)
イベント:村野妙子(奥様)・村野庸平(ご子息)
他、村野氏ゆかりの人たちによるトークイベント
【復刻求む】村野守美の作品をもっと読みたい!
→ マンガ図書館Z
あるにはあるけど、高騰している本もありますねえ
↓eBookJapanでは、「草笛の季節」「西遊記」「フィジー 失われた時」「ボクサー」などの作品が読める
↓「作品は膨大にあるのに、すぐに読める単行本がほとんどない状況が少しでも変わればいいんですが。」
今度は村野守美さんが亡くなってしまったかあ・・・。どこか近寄り難い雰囲気を持った方でした。作品は膨大にあるのに、すぐに読める単行本がほとんどない状況が少しでも変わればいいんですが。
— KONFUNK (@KONFUNK) 2011年3月8日
↓このへんの復刻、電子書籍化が待たれる
個人的には70年代中盤に『ガロ』で発表していた村野作品が好き。青林堂傑作シリーズの「だめ鬼」「泥沼」「秘戯御法」「媚薬行」「龍神」は広く読んで欲しい。
— KONFUNK (@KONFUNK) 2011年3月8日
楽天で買える村野守美作品
※楽天で手に入る場合もあります。楽天で村野守美作品を購入する場合はこちら
→ 楽天で村野守美作品を購入