【手塚治虫全部読む2】「MW ムウ」同性愛と大量破壊兵器【1976年ビッグコミック】

サブカル
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1960年代以降、手塚治虫が少年誌・青年誌・大人誌に連載した長編(中編)マンガを順不同でこれから全部読んでいきたい。
今回は1976年、ビックコミックに連載された「MW ムウ」です。
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【手塚治虫全部読む2】「MW ムウ」同性愛と大量破壊兵器【1976年ビッグコミック】

出典:tezukaosamu.net

1976年は、ロッキード事件があった年。「およげ!たいやきくん」が大ヒットし、森村誠一『人間の証明』がベストセラーとなった。
「MW ムウ(1976/09/10-1978/01/25)」は、1976年から78年にかけて、ビッグコミックで連載された作品です。
タイトルの「MW ムウ」とは、このマンガに登場する秘密化学兵器の毒ガス「MW(ムウ)」のこと。この毒ガスを巡る事件に偶然巻き込まれた過去を持つ二人の、その後の運命をめぐるストーリー。この二人のうちひとりが悪いやつでねえ。
上のイラストの中性的な男性ですね。
そう。そして、この物語の中心人物の二人がホモセクシュアル、同性愛という。あー、やだやだ(笑)。
ハハハ(苦笑)。
しかし、手塚治虫のマンガって、かなり残酷というか、運命の皮肉というか…読者が感情移入しかけたキャラクターを残酷にあっけなく殺したり、可憐な女性をあっさりとヒドイ犯し方をしたり、と感情を揺さぶってくる。この「MW ムウ」も、かなり…だよ。
内容的にショッキングな物語の展開のようですね。
「MW ムウ」も全く古びてないね。今読んでもストーリー展開にハラハラドキドキ、同時代的なテーマに深く考えさせられる。世界が抱える問題はここ40年くらい、なにも変わっちゃいないね。それを実感する。
「MW ムウ」は、手塚治虫先生が、徹底した悪人を主人公としたピカレスクコミックの可能性を、とことん追及してみようという意図で描かれた作品だそうです。

出典:tezukaosamu.net

1976/09/10-1978/01/25 「ビッグコミック」(小学館) 連載
手塚治虫は、この作品以前にも『バンパイヤ』(1966-1967年)で、間久部緑郎という次々と犯罪に手を染める凶悪な少年を主人公として描いています。『バンパイヤ』は、連載当時、従来の手塚治虫のマンガの殻を破った意欲的な作品と受けとられ、手塚治虫の代表作のひとつとなりました。 しかし掲載誌が少年誌だったため、『バンパイヤ』では描けない表現の限界というものもありました。 そこで、青年コミック誌を舞台として、もう一度、徹底した悪人を主人公としたピカレスクコミックの可能性を、とことん追及してみようという意図で描かれたのがこの作品です。 良心のかけらも見られない冷血な主人公・結城美知夫……。そしてその犯罪を止められないばかりか、彼の犯行に加担さえしてしまう賀来神父……。彼らの姿の中に、人間の弱さや、人の心にひそむ原罪が鋭く浮き彫りにされていく異色の作品です。

出典:tezukaosamu.net

ま、まさか…?

出典:「MW ムウ」手塚治虫

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【返還前の沖縄】本当に米軍基地弾薬庫で極秘裏に毒ガスが貯蔵されていた…

出典:www.okinawatimes.co.jp

レッドハット作戦 (英語: Operation Red Hat) は、沖縄本島の米軍基地知花弾薬庫に極秘裏に毒ガスが貯蔵されていることが明るみに出たのをきっかけに、これを島外に移送するため1971年に実施されたアメリカ軍の一連の作業である。

出典:ja.wikipedia.org

マンガに出てくる沖縄の毒ガス事件、実際に似たような事件があったらしい。
へー。
現実ではマンガのように日本人が大勢死んだ訳ではない。ただ本当はマンガのようなヒドイ事件が起こっていたけど、日本とアメリカが真実を闇に葬っているだけかもしれないけどね(笑)。
いやいや、それはさすがにないでしょう(苦笑)。

関係ないけど、未来世紀の毒ガス事件を思い出す。ティターンズがサイド1で毒ガスを用いた「30バンチ事件」

出典:『機動戦士Zガンダム』第7話「サイド1の脱出」

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【LGBT】1970年代に手塚治虫が描いた同性愛

出典:「MW ムウ」手塚治虫

1970年の日本のマンガで、すでにここまで描いていたんだなあ。だいたい同じ時代、竹宮惠子「風と木の詩」も少年愛で有名だが。
日本のマンガって凄いですね。
しかし、これをもし子どもの頃に読んでいたら、気持ち悪くて途中で読むのやめたかも(苦笑)。ぶっちゃけ、生理的にこういうのムリだめなんだよねえ。僕って昔からオカマにモテない。むしろ嫌われる。
ハハハ(苦笑)。

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