【手塚治虫全部読む3】「人間ども集まれ!」男でも女でもない第三の性とは…?【1967年週刊漫画サンデー】

サブカル
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1960年代以降、手塚治虫が少年誌・青年誌・大人誌に連載した長編(中編)マンガを順不同でこれから全部読んでいきたい。
今回は1967年、週刊漫画サンデーに連載された「人間ども集まれ!」です。
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【手塚治虫全部読む3】「人間ども集まれ!」男でも女でもない第三の性とは…?【1967年週刊漫画サンデー】

出典:tezukaosamu.net

1967年はベトナム反戦運動が高まり学生運動が激化、ミニスカートが大流行していたという。ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」がヒットしたのもこの年。巨人・大鵬・卵焼きの頃じゃない?
「人間ども集まれ!(1967/01/25-1968/07/24)」は、1967年から68年にかけて、週刊漫画サンデーで連載された作品です。
絵柄がいつもの手塚治虫と違う。「鉄腕アトム」なんかのいわゆる手塚治虫風でもなければ、この後の長編ストーリーマンガの手塚治虫でもない。大人向けの風刺マンガ風、僕的には「お笑いマンガ道場」風と解釈している。
4コマ漫画なんかによくあるタッチですよね。
いつものタッチと違うので最初はちょっと読みづらい感じがしたけど、読み進めていくと慣れてきて引き込まれていった。ストーリーは抜群に面白い。主人公の特異な体質が、男でも女でもない、第三の性を生んでしまうという。
え?え?第三の性?
これも古びないテーマだよなあ。人の性、人間の存在について、考えさせられる作品だった。ちょっと主人公に憧れる(笑)。
え?どういうことですか?

1967/01/25-1968/07/24 「週刊漫画サンデー」(実業之日本社) 連載
この作品は、青年コミック誌「週刊漫画サンデー」に連載されました。 大人向けの風刺マンガということで、手塚治虫は意識して画風を変え、ナンセンスな雰囲気を出すことに成功しています。 しかし発表当時は、この画風に違和感を覚えた手塚ファンもいて、手塚治虫のマンガにしては「荒けずりな、かきなぐりのようなペンタッチである」(講談社版手塚治虫全集あとがき)と批判されたりもしました。 こうした表現は、その後『上を下へのジレッタ』(1968-1969年)や、「フースケ・シリーズ」(1969-1970年)などでも使われ、さらに洗練されたものになりました。

出典:tezukaosamu.net

敵同士で戦っていたはずの無性人間たちだが、パパの登場で一旦戦闘を中断する。このシーン、なんか好きです。

出典:「人間ども集まれ!」手塚治虫

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【大人向けの風刺マンガ】手塚治虫とお笑いマンガ道場

出典:x.com

「人間ども集まれ!」には直接関係ないが、ちょっと気になって検索したら、やはり手塚治虫も「お笑いマンガ道場」に出演した回があったみたい。
へー。

コメント

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