「【カインコンプレックス?】パパママを独占したがる6歳(姉)の口癖は、たろー(弟)が生まれなきゃよかったー!」くまとR子の子育て日記(407日目)

子育て日記
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たろー(弟)が生まれなきゃよかったー!
こらこら!
そんな悲しいことを言うの、やめてー(泣)。
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2020年、くま(50歳)とR子(44歳)の子育て日記です。
第一子むーちゃん(♀)は6歳、そして、第二子たろー(♂)は3歳になります。
高齢出産、高齢子育て・・・引き続き、が、頑張ります。
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これまでもそういう傾向はあったのですが、最近特に、6歳娘が3歳息子の存在を疎ましく扱う場面が目立つようになりました。根底にあるのはパパやママを独占したいという気持ちのようです。仲がいい時は仲がいいのですが・・・(汗)。
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パパママを独占したがる6歳(姉)の口癖は、たろー(弟)が生まれなきゃよかったー!

仲がいい時は仲がいいんだけどね・・・。
たろーちゃんはお姉ちゃんのことが大好きよ。
ずっとお姉ちゃんにくっついて遊んでるし、お姉ちゃんの言うこと何でも聞くしね。でもお姉ちゃんときたら・・・。
たろー、キライ!
たろー、あっちいって!
たろーが生まれなきゃよかったー!
むーちゃん、ママ、悲しくなるから、やめてー(泣)。
今のところ、たろー様はよくわかっていないようで、お姉ちゃんを慕っているが、そのうち傷つくんじゃないか・・・。昨夜も一緒にお風呂に入っていて、激しくお姉ちゃんから拒否されて泣いたよ。
たろーちゃん、可愛そう・・・。
湯舟の中ではお姉ちゃんを怖がって、ずっとパパにくっついてるんだよ。
かわいいじゃない(苦笑)。
かわいいけど、男の子だし心配ではある。
たろー、キライ!
たろー、あっちいって!
たろーが生まれなきゃよかったー!
ねーね?
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【心理学】それはカインコンプレックス?ユングとフロイトによると・・・

前列左より:フロイト、スタンレー・ホール、ユング (米国クラーク大学前) 出典:ja.wikipedia.org

ちょっと心理学のお勉強しておこう。兄弟間の葛藤を、フロイトやユングは「カイン・コンプレックス」と呼んだ。
カインは聖書にでてくる人物の名前よね。
カイン・コンプレックス(Cain complex)

同胞葛藤(かっとう)ともいう。『旧約聖書』の「創世記」によれば、アダムとエバ(イブ)の長子として生まれたカインは、弟のアベルに嫉妬(しっと)し、アベルを殺害する。このことから精神分析では、兄弟間の競争心、敵意、攻撃のことをカイン・コンプレックスという。一般には、親の愛情や承認を独占しようとすることをいう。兄弟コンプレックスともよばれるが、エディプス・コンプレックスの一側面を強調するものである。フロイトは、文豪ゲーテの幼児期の記憶をもとに、一見いたずらとみられるような子供の行為に同胞に対する無意識的な嫉妬、憎しみ、排除の願望が隠されていることを明らかにしている。下に弟・妹が生まれたときに上の子が赤ちゃんに戻ったかのような行動をとる「赤ちゃん返り」も同胞葛藤の一つの現れである。[外林大作・川幡政道]
『フロイト著、高橋義孝訳「『詩と真実』中の幼年時代の一記億」(『フロイト著作集3』所収・1969・人文書院)』

出典:kotobank.jp

カインとアベル。ドラマでもあったよなあ。
「赤ちゃん返り」もカイン・コンプレックスも一種なのね。たろーちゃんが生まれて、むーちゃんが赤ちゃん返りする場面もあったよね。
カイン・コンプレックス

一般的には、兄弟間の心の葛藤、兄弟・姉妹間で抱く競争心や嫉妬心のことを言うとされる。
旧約聖書の『創世記』偽典『ヨベル書』の神話によると、農夫の兄カインは、羊飼いのアベルと共に神にささげものをしたという。

ユングによれば、兄弟の関係において差別的に親の愛情を受けた場合、それによって苦しんだ原体験は、兄弟以外の関係にも投影されていくという。このコンプレックスを負う者は、親の愛を巡る葛藤の相手となった兄弟と同じ世代の周囲の人間に対して憎悪を抱くこともあるという。これをユングは旧約聖書、『創世記』偽典『ヨベル書』の神話を基に「カインコンプレックス」と呼んだ。

出典:ja.wikipedia.org

根っこのあるのは、親の愛情への渇望か。
親の態度が大切なのはわかるけど・・・。
たろーがいなかった頃はママはずっとむーちゃんに優しかったのに、たろーが生まれてからママが怒るようになった!たろー、キライ!
ねーね・・・。

『精神分析学入門』は、フロイト自らが精神分析学の全体系とその真髄をわかりやすく詳述した代表的著作(2019/3/20発売)

ユングが多年にわたる経験から得た所見をできるだけ平易に解説した本。(1995/3/1発売)

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親の態度が大事なの?

とにかく、分け隔てなく、子どもたちに愛情を。よろしく、ママ。
いやいや、パパも一緒でしょ。
そーだけど、特にママの愛情だよ。うちのむーちゃんの場合は、ママの愛情がもっともっと欲しいみたい。
すでに愛情は十分注いでるよ。
まだまだ足りないってことでしょ(笑)。愛情は貯金だから、今のうちにたくさん貯めといてら、きっと増えて、将来戻ってくるよ。
ホントに・・・?
たろー、こんど、かわにすてる! ぜったい、すてる!
こら!
だめー!
ねーねー・・・。

※「きょうだいコンプレックス」の著者岡田尊司氏のコメントより
――きょうだいコンプレックスを生まないために、親としてどんなことに特に注意すべきでしょうか? 

岡田 何よりも大事なのは、公平さということです。ただ、公平さというのは、主観的なものなので、その子に応じた気配りが必要です。時には、話をする時間の長さとか、話す時の口調といったことも関わってきます。一人の子とばかり話をしているだけで、疎外感を抱く子もいるわけです。親としては、話しやすい子、求めてくる子とつい話す機会が多くなるのですが、常にほかのきょうだいのことも忘れないでいる必要があります。

 また、親側の基準や期待を押し付けないということも大事です。親側の期待に沿う子どもを、どうしても優遇しがちです。親の基準ではなく、その子の基準を常に考えて、接するという姿勢が大事です。一人一人の最高の応援団長であるという心構えが必要です。もうひとつ大事なのは、自分を常に振り返り、非に気づくということです。完璧な親などいませんが、完璧かどうかではなく、自分を振り返り、非を認めることができるかできないかが、鍵を握ります。

出典:www.cyzo.com

岡田尊司著「きょうだいコンプレックス」(2015/9/30発売)

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