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【訃報】漫画家 ジョージ秋山さん死去
漫画家 ジョージ秋山さん死去 「銭ゲバ」「浮浪雲」など
のちに映画化された話題作「銭ゲバ」や44年にわたって漫画雑誌で連載が続いた「浮浪雲」などで知られる漫画家のジョージ秋山さんが、先月12日に亡くなりました。77歳でした。
ジョージ秋山さん、本名、秋山勇二さんは、東京出身の栃木県足利市育ちで、昭和41年に「ガイコツくん」で漫画家としてデビューしました。昭和43年にギャグ漫画「パットマンX」で講談社児童まんが賞を受賞したほか、昭和45年には、貧しい青年が金や名誉のために殺人を繰り返す「銭ゲバ」を発表し、のちに映画化されるなど、話題作を次々と発表していきました。
また、昭和48年から漫画雑誌で連載が始まった「浮浪雲」は、幕末の江戸を舞台に人々の日常や人間模様を描き、平成29年まで44年にわたって連載が続く人気作品となりました。
小学館によりますと、ジョージ秋山さんは次回作の構想を練るなど、漫画家としての活動を続けていましたが、先月12日に亡くなったということです。77歳でした。
ジョージあきやま 1943年栃木県生まれ。16歳のころから、貸本マンガに作品を発表。上京して森田拳次に師事。66年に『ガイコツくん』(別冊少年マガジン)でデビュー。『アシュラ』(週刊少年マガジン/70年)『銭ゲバ』(週刊少年サンデー/70年)など、多数の作品を発表し、社会的にも大きな話題を呼ぶ。73年から続く長期連載『浮浪雲』(ビッグコミックオリジナル)は、小沢一郎も愛読。その他、『デロリンマン』『ピンクのカーテン』『恋子の毎日』など、膨大な数の作品を残した。2020年5月13日逝去。享年77。
出典:taishu.jp
【その1:エロス】ジョージ秋山が教えてくれたエロスと人間の狂気
ジョージ秋山の原作コミックを映画化した、「セクシーアイドル」美保純主演の人気シリーズ第一作!監督は上垣保朗 。
【その2:狂気】ジョージ秋山が教えてくれたエロスと人間の狂気
人間の醜い部分を克明に描いた、ジョージ秋山の代表作!!貧しさ故に病気の母を亡くした風太郎は、「金こそすべて」と、金のために生きることを決意。大会社の社長のイスを手に入れた風 太郎だったが、そのために何人も殺し、恨みを買い、刑事につきまとわれる日々。金があっても風太郎に平穏が訪れることはない――。人間の心の 闇を鋭く描く、ジョージ秋山の代表作!
生まれてこないほうがよかったのに。飢餓という極限状態の世の中に生み落とされたアシュラ。大きな社会問題となったジョージ秋山氏の名作。
【その3:人生哲学】ジョージ秋山が教えてくれた考えないで生きる人生
子どものときから、頑張ってやるんだっていう、そういう気持ちはなかったね。いまだにないもんね。
一生懸命だの、頑張るだのね、命懸けだの、ないよ。マンガ描くのに、苦労して泣く泣く、なんて奴はだめだ。まあ、マンガ描くしか能がねぇからマンガ描いてる。一時期、週刊誌6誌で連載して、〆切が1日2つってのもあったからね。パカッとひらめきだよ。考えてたら、間に合わないんだよ。考えつかなくっても、描いてしまわないと。描き出すと、2ページ目描かざるをえないからね。
『浮浪雲』もそうですよ、1ページ目、主人公が歩いてるでしょ? 誰かに行き会うんだよ。そっから始まってくんだ。それを僕が追っていくんだな。記録してるんだよな。
ほんで終わった瞬間に次のをね、そうしないと間に合わないの。
土日は仕事しないし、徹夜もしたことないからね。寝なきゃ無理だよ。ぼーっとして、使いものになんない。
だからね、僕はただのなまけものかもしれない(笑)。
出典:taishu.jp
連載44年、全1039話。堂々完結。 ジョージ秋山は、この巻に収録されている最終話「神隠し」で『浮浪雲』を完全に描ききりました。その生き方に、数多の人が憧れた主人公・浮浪雲の最後の姿を、その目に焼き付けてください。(2018/1/30 刊)
ビッグコミックオリジナルの名作「浮浪雲」(ジョージ秋山/著)の、民主党代表・小沢一郎氏による特選集。同氏が「浮浪雲」の魅力について語ったインタビューや、選定各話の感想を収録した異色のコラボレーション企画。(2008/6/1 刊)
【晩年のインタビュー記事より】ジョージ秋山「生き方でもね、あんまり考えなくていいような気がする」
出典:taishu.jp
※晩年のインタビュー記事より
考えたらね、疲れるよ。生き方でもね、あんまり考えなくていいような気がする。考え続けるとね、ろくなこと考えなくなるからね。恨み、やっかみとか、「ちくしょーめ!」とかって、人を殺そうっていうかね、極端になると、そこまでいっちゃう。人間ってね、脳がすごく弱いんだよね。あんまり脳に頼らないほうがね、僕はいいと思う。
ねーちゃんで揉めたことは1回もない。だいたい、別れたことがないんじゃない? 最近でも、20年ぶりに電話きたねーちゃんがいてね。
「ワ・タ・シ・だよ」「……どこのワタシ?」「……やっぱり覚えてないんだね」って(笑)。いつの間にかね、いなくなっちゃうんだよね。俺が追いかけてこないのよく知ってるの。
私なんか、年金いただいてるんだよ。「おじいちゃん、タダです」っていわれて。年金ジョージだ(笑)。
いつまでも、「俺はまだ若い人には負けねー」なんていってるのは、バカだよ。走ってみりゃわかる。あとくっついて歩くのが精一杯だよ。
負けるのが嫌ならね、勝とうと思わなきゃいいんだよ。落ちるのがいやならね、飛ばなきゃいいんだよ。
「それじゃ、チャンピオンになれないじゃないか」っていわれたら、「ならなくていいよ、どうせ死んじゃうんだから、おめぇは」っていえばいい。棄てきれるかどうかだよね。
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神は死んだ――大富豪の魔魔男爵は、巨額を投じ、ロボット「ザ・ムーン」を発明。そしてムーンを9人の少年少女たちに託す。ムーンは、サンスウ、カテイカ、シャカイ、双子のリカ、ズコウ、コクゴ、オンガク、ヨウチエンの9人の少年たちの心を一つにすることによって動き、一人でも欠けると動けないのだった! 「正義」を投げかける衝撃作、ここに登場!!