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【2021年】アメリカ大統領選挙のアノマリーだと来年は?
アノマリー(Anomaly)とは、現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のことです。
【4年周期】アメリカ大統領選挙のアノマリーとは・・・?
政治と大統領選挙は相場に明らかな影響を及ぼす。戦争と評判の悪い政策は普通、大統領の任期1年目か2年目に行われて、下落相場の引き金になることが多い。大統領選挙の翌年の天井から中間選挙の年の安値まで、ダウ平均は1913年以降、平均して20.9%下げている。
しかし、任期3年目に当たる大統領選挙の前年までには、政府の焦点は「景気刺激策の実施」に移る。政策は、国と有権者の経済的安定を促すために実施される。中間選挙の年の安値から大統領選挙の前年の天井まで、ダウ平均は1914年以降、平均して50%近く上げている。
大統領選挙は景気と株式相場に重大な影響を及ぼす。戦争、不況、弱気相場は大統領の任期の前半に起きるか始まり、繁栄の時期と強気相場は後半に起きる傾向がある。 最大の上昇は、就任後2年間の弱気相場のあとの3年目に現れやすい。
政治の行き詰まりは 相場にとって良い場合もあるが、大統領が民主党員か共和党員かは関係あるだろうか?
連邦議会では6つのパターンが考えられる。共和党が優勢な議会と共和党の大統領、民主党が優勢な議会と共和党の大統領、上院と下院でねじれた議会と共和党の大統領、民主党が優勢な議会と民主党の大統領、共和党が優勢な議会と民主党の大統領、上院と下院でねじれた議会と民主党の大統領だ。まず、民主党と共和党の大統領の下でダウ平均が過去にどういう動きをしたかを確かめると、一般に信じられていることとは逆のパターンが見えてくる。ダウ平均は共和党の大統領の下でよりも、民主党の大統領の下でのほうがずっとパフォーマンスが良かったのである。歴史を振り返ると、共和党の大統領のときは年率で 6.8% の上昇だったが、民主党の大統領のときは 10.0% の上昇だった。
しかし、議会の場合は逆の結果になる。議会で共和党が優勢なときは、ダウは年平均で 16.8% 上昇しているが、民主党が優勢なときは 6.1% の上昇にとどまる。
大統領も議会も共和党の支配下にあるときは、ダウは年平均 14.1% の上昇をしていた。逆に、両方とも民主党の支配下にあるときは、 7.4% しかしか上昇しなかった。権力が二分されているときには、大統領が共和党で、議会では民主党が優勢な場合、ダウの動きはあまり良くなく、年平均で 6.7% しか上昇しなかった。全投資家にとって最高のシナリオは、民主党政府のときに共和党が議会を支配している場合で、平均 19.5% の上昇だった。最も悲惨な状況は大統領が共和党のときに、議会では民主党が支配している場合で、年平均でわずかに 4. 9% しか上昇しなかっ た。これは2008年にダウ平均が 33.8% 下落したのが主因である。
【民主党が優勢な議会と民主党の大統領】ダウ年平均 7.4% 上昇
【共和党が優勢な議会と共和党の大統領】ダウ年平均 14.1% 上昇【民主党が優勢な議会と共和党の大統領】ダウ年平均 6.7% 上昇
【共和党が優勢な議会と民主党の大統領】ダウ年平均 19.5% 上昇【上院と下院でねじれた議会と共和党の大統領】???
【上院と下院でねじれた議会と民主党の大統領】???
【これからの戦略】2023年(令和5年)の好景気(?)を狙え!
いかなるときでも、株式市場の方向性を予測するのは、不可能とは言えなくとも大変難しいものだ。しかし、市場に明確で予測できる周期的なパターンがあることもまた事実である。簡潔で良識ある指針を示す本書では、過去50年にわたって開発と洗練を重ねて、時の試練に耐えてきた最高の指標やパターン、季節性をまとめている。また、経済の長期的な好況と不況のサイクルを説明するだけでなく、1年のうちでトレードに最適な時間や日、週、月を含めて、短期的な傾向も取り上げているほか、85%以上の期間で市場に勝つと証明された、実行しやすい戦略の使い方を示す。その他、大統領選挙の周期性、「サンタクロースラリー」、最高の半年戦略など、イベントに触発されたサイクルやパターンのなかでも信頼度が極めて高いものを数多く説明。戦争、平和、インフレ、政治変動などを含めて、重要な外的要素が市場に及ぼす長期・短期の影響を徹底的に調べ上げている。 パンローリング (2013/3/16)