『六四天安門事件(1989年)以後、なぜ急速に中国は発展したのか?』~バック・トゥ・1990(遥か平成2年への旅)

熊本ぼちぼち新聞(全国版)
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今回は1990年。ちょっと中国について考えてみたい。
世界にとって中国の存在がずいぶん大きくなってきました・・・。
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特技:奥さんをフォローすること(嘘)
名前:カエル(♂)
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特技:インターネット超高速検索
1969年から2019年までの50年間を振り返るこの企画 ―――。
今の時代につながる萌芽(ほうが)を探すよ。
今回は1990年(遥か平成2年への旅)ですね。
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六四天安門事件(1989年)以後、なぜ急速に中国は発展したのか?~バック・トゥ・1990

出典:ja.wikipedia.org(2008年)

鄧小平(1978年 – 1989年)→江沢民(1989年 – 2002年)→胡錦濤 (2002年 – 2012年)→習近平 (2012年 – )

1990年代には、江沢民政権のもとで、鄧小平路線に従い、経済の改革開放が進み、特に安価な人件費を活かした工場誘致で「世界の工場」と呼ばれるほど経済は急成長した。なお、1997年にイギリスから香港が、1999年にポルトガルからマカオが、それぞれ中華人民共和国に返還され、一国二制度の下、植民地時代に整備された経済的、法的インフラを引き継ぎ、中華人民共和国の経済の大きな推進役となっている。

出典:ja.wikipedia.org

今や世界にも日本にも、無視できない中国の存在。その躍進は1990年から始まったと言ってもよかろう。あの事件の後に・・・。
あの事件?
そう、1990年の一年前、1989年6月4日の天安門事件。この事件がどのくらい重要かというと、本国では関連キーワードをインターネットで検索しても一切でてこないくらい・・・中国政府にとってそこには重要な何かがあるらしい。
なんか不穏な感じですねえ・・・。

現在(本記事編集時点、2019年)においても、インターネットの検索サイトで「天安門事件」に関する記述の閲覧を阻止したり、学校教育でこの事件のことを無かったことにするなど、中国共産党による徹底した情報規制が行われている(当時イギリス領及びポルトガル領であった香港・澳門を除く)。欧米諸国からの真相究明の要求も拒否し続けており、真実は闇の中である。

出典:dic.nicovideo.jp

この一枚の写真を見て欲しい。
戦車の前に一人の男が立っています・・・。

出典:www.businessinsider.jp

中国政府ではこの事件の起こる直前から海外メディアの締め出しなど隠蔽工作に躍起になり、この事件を無かったことにしようとしたが、BBCやCNNなどの取材班がこの惨劇を中継し全世界へ配信した。この事件の際に戦車の前に飛び出して走行を阻止しようとした「無名の反逆者」の映像が最も象徴的なシーンとして、現在でも語り継がれていることでも知られる。

出典:dic.nicovideo.jp

さて!この1989年6月4日に起きた天安門事件とは・・・?
え~と(検索中)・・・。

出典:www.msn.com

中国の民主化を求める学生などの若者が連日にわたり天安門広場を占拠をしていたが、1989年6月4日に中国軍が武力行使を行い、多くの民衆を殺したとされている。

実際に殺害された人数については、これまで様々に推計されていた。共産党自身は1989年6月末に、市民200人と治安部隊数十人が死亡したと発表していたが、2017年に機密指定が解除されたイギリスの外交文書によると、殺害された人数は少なくとも1万人に上ると報告されていたことが明らかになっている。

出典:dic.nicovideo.jp

おいおい・・・自国の軍隊が自国民を殺すか?
殺害された人数は少なくとも1万人・・・(絶句)。
さらに詳しく。
え~と(検索中)・・・。
天安門事件

1989年4月、中国共産党の改革派指導者だった胡耀邦元総書記の死去を受け、追悼のため学生らが北京の天安門広場に集結。これが大規模な民主化要求へと発展した。共産党指導部は学生運動を「動乱」と断じ、戒厳令を布告。6月3日夜から4日朝にかけ軍の部隊を投入し、武力で制圧した。事件当時の総書記、趙紫陽氏は学生に理解を示して失脚。2005年に死去するまで自宅軟禁状態に置かれた。 当局は死者を319人と発表したが、少なく集計されたと指摘されてきた。昨年に機密解除された英国の外交文書には、北京にいた大使の電報として「少なくとも1万人」という記載があるが、真相はなお不明だ。 事件は中国現代史の大きな転換点となった。80年代に党内外で取り組まれた政治改革の動きは挫折した。一方、経済は一時冷え込んだものの、市場化改革と対外開放が90年代に再加速。今日にみる非民主体制による経済大国化へとつながっている。

出典:kotobank.jp

この民主化運動がとん挫した一方で、なぜか、非民主体制による経済大国化していった中国であった・・・。
人権無視はやはり良くないのでは・・・?

天安門事件から30年、中国で進む監視社会。

出典:news.tbs.co.jp

いつの間にか日本より経済もテクノロジーも発展し、キャッシュレス社会すげーとか思ってたけど、やはり中国社会にはどこか闇があるってことを忘れちゃいけない。他にも「新疆ウイグル」問題や「ファーウェイ」の件もあるしね・・・。キングダムの楊端和(ようたんわ・長澤まさみ)に萌えてる場合じゃないぞ!?
いや、楊端和は関係ないでしょ・・・(苦笑)。
ケント・ギルバート氏も警鐘を鳴らしているぞ。

 以下、英BBC日本語サイトから一部引用する。

 《「1万人」という人数は、当時のアラン・ドナルド駐中国英国大使が1989年6月5日付の極秘公電で英国政府に報告した》《大使は、「中国国務院委員を務める親しい友人から聞いた情報を伝えてきた」人物から入手した数字だと説明している》《学生たちは広場退去まで1時間の猶予を与えられたつもりでいた。しかし、5分後に装甲兵員輸送車(APC)が攻撃を開始した》

 《学生たちは腕を組んで対抗しようとしたが、兵士たちを含めてひき殺されてしまった》《APCは何度も何度も遺体をひき、ブルドーザーが遺体を集めていった》《遺体は焼却され、ホースで排水溝に流されていった》《負傷した女子学生4人が命乞いをしたが、銃剣で刺された》

 中国が世界の覇権を握れば、「自由」「人権」「平等」などの価値観は、人間社会から駆逐される。

 日本にも、中国のために活動する人は多い。彼らが無知や工作員ではなく、金や色仕掛けでハメられた協力者でも、自殺願望者でもないならば、本物の監視や拘束、干渉、拷問を実体験したい「ド変態」としか思えない。

出典:




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ポール・マッカートニー初来日公演~遥か平成2年への旅

出典:aucfan.com

中国の話はこのくらいにして・・・懐かしき1990年の話題に戻ろう。
くまちゃんは大学生ですね。熊本から上京し、東京で一人暮らしを始めたそうです。
大学2年だね。すっかり東京での生活にも慣れて、要領よく単位をとりつつ、サークル活動にバイトに励んでいたよ。そんな時に、あのビートルズの、ポール・マッカートニーがソロ初来日! ポールは1980年に税関で捕まったハプニングがあったからね。
ポール観たんですか?
その前の月にはストーンズ初来日だったけど・・・僕はやっぱりポールを東京ドームに観に行くことにした。そりゃ両方行けたらいいけど、お金かかるしね。
ポールのライブは良かったですか?
ビートルズの有名曲をかなり演奏してくれて、エンターテインメントとしてとても楽しめたよ。後半のアビーロードメドレーの再現は超感動したよね。最近、名盤再現ライブとかよくあるけど、その走りだったんじゃない?
へー。
やっぱり若い時は行動的にいろいろ見ておいた方がいいね。今にして思えば・・・ストーンズもマドンナもプリンスも、みんな観ておけばよかった。せっかく東京にいたんだしね。あとマイケル・ジャクソンも!
せっかく東京にいたのにもったいない。
この年、他にどんなことがあったか・・・人気アニメ『ちびまる子ちゃん』が放送開始し、B.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」が大ヒット。今でも人気の『クレヨンしんちゃん』、『スラムダンク』、『幽遊白書』の連載が始まった。勝新太郎がホノルル国際空港でコカイン所持で逮捕。ワールドカップイタリア大会が開催されたけどまだ日本はサッカーが盛り上がっていない。レポーターは王貞治だったもんね。そして、年末には「スーパーファミコン」が発売された。
「スーパーファミコン」の年だあ。
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【1990年の夏】サザンオールスターズ「真夏の果実」

出典:reminder.top

井上陽水「少年時代」やKAN「愛は勝つ」がヒットしたのがこの年。でも僕が一番忘れられない曲は、昨年末の紅白でも盛り上がったサザンオールスターズ「希望の轍」と、それに「真夏の果実」だよね。
桑田佳祐さんの初監督した映画「稲村ジェーン」で使われた曲ですね。
「真夏の果実」がサザンの曲で一番好きかもってくらい。あの曲のイントロが流れると、あの年の夏、風の音、欲望のままに過ごしたアパートの風景・・・情感が蘇ってくるよ。
なんかちょっとやらしい感じが・・・。
まさに青春の1ページ!
よかったですね・・・。

マイナス100度の太陽みたいに
身体を湿らす恋をして
めまいがしそうな真夏の果実は
今でも心に咲いている

出典:「真夏の果実」サザンオールスターズ

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