【DOOWUTCHYALiKE?】「追伸)建前と本音は日本だけはない・・・の話題は続く!」小沢健二のツイートで学ぶ英語【アーカイブ6】

エトセトラ
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ゴールデンウイーク前(4/29)に一旦翻訳が追いついたと思いきや・・・。
僕らの記事投稿直後(4/29)に、小沢健二さんの「建前と本音」関する追伸(P.S.)英語ツイートが3つありましたね・・・(苦笑)。
名前:くま(♂)
プロフィール:高齢子育て中、飲酒は週末のみ
特技:奥さんをフォローすること(嘘)
名前:カエル(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)、独身、潔癖症
特技:インターネット超高速検索
※【DOOWUTCHYALiKE(ドゥワッチャライク)】とは、雑誌「オリーブ」に連載されていた小沢健二のエッセイです。今回のツイートにかつて「オリーブ」での鋭い視点を思い出した方も多いかもしれません。
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【復習】「建前と本音は日本だけはない!」|2019年4月22日・23日

前回(4/29)のエントリー→【DOOWUTCHYALiKE?】「建前と本音は日本だけはない!」小沢健二のツイートで学ぶ英語 その5

ゴールデンウイーク中はあれこれと動き回っていたので・・・ツイッターを見てなかったよ。
4月29日の小沢健二さんの英語ツイート、内容は引き続き「建前と本音」です。前回の復習です。

(1/2) Dear Americans: Have you ever said, “The Japanese have Tatemae (what they say) & Hon-ne (what they really think,) whereas we Americans say what we think”? Please realize Americans have the biggest list of Tatemaes in human history including War on Terror,

(2/2) WMD, “Hiroshima, a military base,” etc. Pls don’t label us as uniquely Tatemae-y & claim superiority in your Hon-ne-ness. Let’s admit, for the peace of the world, that all of us Tatemae ALL THE TIME, which makes revelations of our Hon-nes all the more precious. Thank you.

親愛なるアメリカの皆さんへ。こんなことを言ったことないですか?
「日本人は(口先の)建前と(本当に思っている)本音を持っている。それに対して、われわれアメリカ人は思っていることを発言する」みたいな?
でもアメリカ人は、テロとの戦い、大量破壊兵器、「広島、基地問題」などなど、人類の歴史に対して建前ばかりを言い続けてないですか・・・。
どうか、日本人の建前は特殊で、自分たちの本音は素晴らしいとレッテル貼りしないで。
世界平和のためとかって、それはいつも建前だったと認めてほしい。そしたらもっと本音の価値が上がるんじゃないかな。どうも。
(くま訳)

(+/2) What’s amazing about the US, though, is that the gov’t pulls back the curtain on many Tatemaes, like 30 yrs later. The declassified Hon-nes show us how Power works, & gives us a glimpse into other gov’ts’ & powerful institutions’ Hon-nes. Btw, aren’t these words great, T&H?

けれど、アメリカが素晴らしいのは、30年後に機密文書の中の「本音」が公にされるところ。封印を解かれた「本音」は、大きな力の存在や、他の政府や巨大な機関の「本音」も示唆してくれる。ところで、「建前と本音(T&H)」って言葉、凄くない?
(くま訳)

(++/2) Just wrote this in JP. While the act of Tatemae (saying one thing) & Hon-ne (thinking another) is universal, the existence of the WORDS Tatemae & Honne (or their equivalent) is not. That made those EN books on JP falsely claim JP ppl are crazy Tatemae-rs. Power of words!

今、日本です。建前(あることを言いながら)と本音(別のことを考えている)という振る舞いが全世界共通である一方で、建前と本音という言葉を使う経験(またはそれに類するあれこれ)は日本独自のもの。このことで、日本人が建前だらけという間違った主張が英語の本には書いてある。言葉の力って怖い。
(くま訳)

オザケン、「建前と本音」については言いたいことが沢山あるんだね。
では、その「建前と本音」に関して、2019年4月29日の追伸ツイート3つを翻訳してみましょう。
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「まだ続いていた・・・追伸)建前と本音は日本だけはない!」|2019年4月29日

P.S. Americans, my friends, it dawned on me as I wrote this lightly-trolly but very sincere letter: T&H have become THE narrative on JP society (if u r familiar w JP, u know it, right?) not bc it’s unique to us, but bc the words are SO GOOD. It’s like the word “whatever” in EN.

P.P.S. The word “whatever” is amazing. There is no word like that in JP. A word so good that when I say “the US is the land of whatever-ness,” it DOES make sense. But, bc whatever-ness is actually pretty universal, “Japan is a country of whatever,” makes sense to me, too.

P.P.P.S. Does, “Humans say one thing (Tatemae), thinking another (Hon-ne),” make sense? I think it does. I think THAT is the SCOPE of the Katana-like-sharpness of the words “Tatemae” & “Hon-ne”. Not anything unique to Japan.

追伸)
親愛なるアメリカ人へ。今回、ちょっとイジワルかもしれないけど他意のない意見をつぶやきながら、こんなふうに思ええてきた。「建前と本音」は、日本語圏ではちょっとした話術となってきているんじゃないかと(日本のことを知ってるならわかるよね?)。しかしそれは、日本人が独特だからではなく、この「建前と本音」という言葉・概念がとても便利だから。英語圏の人にとって「whatever(なんでも)」がとても便利なようにね。

追追伸)
「whatever(なんでも)」という単語は素晴らしい。日本にはそんな単語はないんじゃないかな。「アメリカはまさに、なんでもあり(whatever-ness)の国だ」といえば、とても納得できる。しかし結構、世界のどこでもなんでもありなんで、「日本もなんでもありうる国だ」といっても、納得できるかもしれない。

追追追伸)
「人はあることを言いながら(建前)、別のことを考えている(本音)。」ってわかるでしょ? 僕はそう思う。「建前と本音」は切れ味抜群の刀のような言葉じゃないかな。日本特有という訳じゃないけどね。

【P.S.覚書】
dawn on ~に理解され始める
lightly-trolly
→lightly 軽く、簡単に
→trolly トロリー、台車
→troll (昔話なんかにでてくる)トロール、スラングで「荒らし」という意味で最近は使われるらしい。
sincere 正直な、偽りのない
narrative 物語、話
u r → you are
bc → because なぜなら
whatever whateverはネイティブにとって便利にいろいろ使える言葉のようです

【P.P.S.覚書】
land 陸、土地、国、住民
-ness [接尾辞] 形容詞に付加し、「の状態のもの」、「の性質のもの」のような名詞を作る。
make sense わかりやすい、理にかなう
pretty かわいい、→結構、まあまあ

【P.P.P.S.覚書】
SCOPE 視野、広さ、範囲、(考える)余地
sharpness 切れ味
※ところで、英文中で特定の単語だけ大文字「DOES」「THAT」になっています。これは強調したいという意図がある場合などこうするようです。

「whatever」って・・・ぼくらの九州弁でいうと「なんでんかんでん」?
さあ?(苦笑)
僕は「なんでもあり(whatever-ness)」と訳してみたけど、この2つ目のツイートの翻訳は正直自信ないなあ・・・。「whatever」は通常「なんでも」という意味らしいけど、スラングで否定的に使ったりもするらしいんだよね。まあ、勉強だね。よいきっかけをありがとう、オザケン!
そうですね(笑)。
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【2019年4月30日】オザケン、平成最後のツイートはこちら

いわゆる親父ギャグを言うNY黒人男性友人が、昔よく”Chillax”(Chill+Relax。チルアウトのクールダウン感+和み感)という造語を使っていた。チラックス笑、だったが、十数年後、新元号発表直後にショートメールが来た。”Does this mean Chillax?” 令は冷に通じ、和は和む、か。チラックス。まじ?

そして、オザケンの平成最後のツイートがこちら。
「令和」は「Chillax(Chill+Relax)」?
クールダウン感+和み感!
令和はチラックス!
イエーイ!
この人、新しい時代に浮かれているようです・・・。
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