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時代劇『大江戸捜査網』とは・・・?
『大江戸捜査網』の概要
『大江戸捜査網』の第1作は1970年に日活制作、杉良太郎主演で放送開始。その後、中断する時期もありましたが、1992年まで全713話及び劇場版が放送・公開されました。
その間、主演俳優は杉良太郎→里見浩太朗→松方弘樹→並樹史朗→橋爪淳の順に交代。制作会社も、日活の経営が傾いたため三船プロダクションやその他の会社に交代しています。
『大江戸捜査網』のストーリーは、時の老中松平定信が組織した隠密同心が悪事を捜査し、成敗するというものです。
松平定信は隠密同心のリーダーの上司なので、隠密同心の立場を現代の企業に例えると松平定信は部長ということになりましょうか。
但し、橋爪淳主演バージョンの第1シリーズでは松平定信が隠密同心を直接指揮しています。
『大江戸捜査網』の特徴
『大江戸捜査網』は、以下の4つの点が有名です。
まず、玉木宏樹が作曲したリズミカルなテーマ曲。特に軽快且つ雄大なホルンの音色は血湧き肉躍ります。
2つ目は黒沢良によるオープニングナレーションです。22年間で文言が何回も変わっているのですが、ここでは最も長い期間使用されたバージョンをご紹介します。
「隠密同心!それは、旗本寄合席内藤勘解由に命を預け、人知れず人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を自らに求めた者達である。極悪非道の悪に虐げられ、苛酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を或る時は助け、励まし、また或る時は影のように支える彼等。だが、身をやつし姿を変えて敢然と悪に挑む隠密同心に、明日という日はない!」3つ目は、隠密同心が敵のアジトに向かって出陣する時に黒沢良が語ったナレーションです。
「隠密同心心得之條
我が命我がものと思わず、武門之儀、あくまで陰にて、己の器量伏し、御下命如何にても果す可し。尚、死して屍拾う者なし、死して屍拾う者なし」
(最後のフレーズを3回繰り返す時もある)
これは制作会社が三船プロになってから導入されたもので、回によって全く映像表現が異なり、見せ場の1つとなっています。それにしても、よくあれだけ多種多様な映像表現が思いついたものだと感心してしまいます。このナレーションのシーンだけを抽出したMADを作ったら、さぞや壮観でありましょう。4つ目は、戦闘シーン直前に隠密同心が名を名乗るシーンです。
主人公「隠密同心、誰々!」
瑳川哲朗「同じく、井坂十蔵!」
くノ一「同じく、誰々!」
といった具合です。
↓大江戸捜査網DVDボックス 杉良太郎第一シリーズ
↓1990年から放送された『大江戸捜査網 PART1&2』
↓大江戸捜査網DVDコレクション(全75号、2014年~2017年)※品切れ多いです。
【生きざま】「死して屍拾うもの無し」ってどういう意味ですか?
原案・構成は川内康範氏、ナレーターは黒沢良氏による伝説的な名フレーズ。
普通、一般人は事件・事故・病気など不慮なアクシデントに巻き込まれて死亡した場合、その人に親族・親戚など身内がいれば、その遺骨を拾いその亡骸を葬り、葬式を挙げて弔意を表し、故人を供養するのが世の習わしである。
しかし、一般市民を危険に巻き込まれないようにするために、彼らは覆面・変装・囮などで身を窶し、己の素性や正体を絶対に公にしてはいけないプロフェッショナルな隠密戦士である。故に、人知れず戦い続けて人知れず死ぬという人生の裏街道を歩かなければならぬ宿命を自らに課していかなければならぬ者たちでもある。
つまり、悪党を残らず成敗する際、返り討ちなどに遭って命を万一不覚にも落とすようなことがあろうとも、その亡骸を悼み・葬り・弔い・供養してはならぬという非情なる掟なので、それ相応な覚悟を決めて戦いに挑めという意味でもある。
※「おふくろさん騒動」は2007年でした。
【思い出】昭和テレビ時代劇の頃
大江戸捜査網テーマ 玉木宏樹作曲
↓2002年に発売された『大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック』に、新たに発掘された秘蔵音源(BGMおよびME)を加えて再発売! (C)RS
↓とりあえずテーマ曲だけ聴きたいライトな時代劇ファンはこちらでも。