実は僕も、自分が最初に読んだ『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』が一番好きなんだよね。
高校一年のときだった。
二人とも、最初に読んだ長編小説が一番好きで、かつ、それは思春期だった。
今回は、村上春樹の『職業としての小説家』のレビューをやってみたいと思います。
自伝的なエピソードも満載です。
第一回 小説家は寛容な人種なのか
第二回 小説家になった頃
第三回 文学賞について
第四回 オリジナリティーについて
第五回 さて、何を書けばいいのか?
第六回 時間を味方につける──長編小説を書くこと
第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み
第八回 学校について
第九回 どんな人物を登場させようか?
第十回 誰のために書くのか?
第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア
第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出
あとがき
『職業としての小説家』はエッセイですね。
図書館って人気ある本はすごく待たされるんだよ。
本が登録されてすぐに申し込んだつもりだったけど、数十人待ちでやっと先週借りて読み終わったよ。
大人なんだから買いましょうよ(笑)。
でもね、読み終わって、これは発売されてすぐ買って読めばよかったなって思った。
でも、もっと早く知りたかったなあ。
第十二回 物語のあるところ・河合隼雄先生の思い出
ユングの研究が有名かな。なによりとてもユーモアのある人格者だったよね。2007年に亡くなられた。
なんでも、村上春樹の奥さんが河合隼雄先生の本を沢山読んでいて、それで奥さんが背中を押したことが仲良くなるきっかけだったとか。
初対面では聞き役に徹していたみたい。
第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア
素人の想像だと、本の内容が良くて、ぱっと世界に広がったみたいな印象だったけど。
でも、そうだよね。ちゃんと自分からアピールしないと、グローバルには活躍できないよね。
でも、それは日本人が誤解されないように、あえて声に出して主張してきた、ということらしいね。
昔は、村上春樹はオンナ子どもが読む小説みたいに言われていたんだから。
評論家のみならず、僕の身近でも酷評する人が沢山いたよ。学校の先生とかにもね。
当事者じゃないけど、戦中戦後で日本人の価値観がガラッと変化したことなんか、なんとなく想像できるもんね。
でも、その時代その時代の価値観が絶対じゃないということが、ある程度大人になると実感できますよね。
「その2」に続きます。

出典 (株)スイッチ・パブリッシング http://www.switch-pub.co.jp/murakami/
[レビュー] 村上春樹はなぜ僕らに刺さるのか?『職業としての小説家』~その創作活動について考える(その1)
[レビュー] 村上春樹はなぜ僕らに刺さるのか?『職業としての小説家』~その創作活動について考える(その2)
[レビュー] 村上春樹はなぜ僕らに刺さるのか?『職業としての小説家』~その創作活動について考える(その3)
