「『君の名は。』(新海誠監督)のあらすじを教えて!」くまちゃん・R子の子育て日記(47日目)

※ 【ネタバレ注意!】このエントリーは映画「君の名は。」のネタバレだらけです。

ごめんね!またパパだけ映画を観てきて・・・
いいわよ、あらすじを教えて
え!言っちゃっていいの?
どうせ私はしばらく映画に行けそうにないし・・・
僕なんて絶対あらすじを聞きたくない派だけど、ママはあんまり気にしないんだよね・・・
よし、あらすじを教えてあげよう!
むーちゃんにも!

「君の名は。」予告

RADWIMPSの音楽が印象的だったね・・・
くまちゃんとR子の第一子むーちゃん(♀)は、この春、2歳になりました。
R子は高齢出産(アラフォーで高齢呼ばわりとは・・・)でしたが、幸い元気な子が生まれて、すくすくと育っています。
☆☆☆☆☆
『シン・ゴジラ』に続いて、またまたパパだけレイトショーで映画を観てきました。
今度は新海誠監督の『君の名は。』です。映画を観てないママとむーちゃんに映画のあらすじを説明することになりました。
それにしても映画館はカップルが多かった・・・。

千年ぶりに彗星がやってくる!~物語の舞台

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出典:youtube.com

まず物語の舞台は現代の日本ね
みんなスマホを持っていて、ラインを使って連絡を取り合ったりしている
私たちの日常と一緒ね
映画は、宇宙から飛んできた彗星が、地球の成層圏に突入して、いろんな色の雲を抜けて、地球に降り注ごうとしている美しい映像で始まる
新海誠監督の特徴なんだけど、風景のアニメーションが美しいんだよね
SFなの?
SFじゃないけど、ちょっと不思議な出来事は出てくるよ
「サイエンス・フィクション(SF)」というより、「少し不思議(SF)」?
なにそれ?
まあ、いいや(笑)
そして、テレビでは、千年ぶりの彗星が、日本でも肉眼で見えるというニュースが流れている
もうすぐ彗星がやってくる、っていうのは頭の片隅に置いておいてね
うん
すいせいってなに?
むーちゃん、彗星っていうのは、お空を飛んでいるお星さまだよ
彗星は、たまーに、流れ星になって、お空から降ってくることもあるんだよ
こんど、すいせいがいたら、ぱぱ、おしえてね
今度、流れ星が見えたら、教えてあげるね

おれがあいつであいつがおれで~主な登場人物

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出典:youtube.com

一言で言うと、『君の名は。』は、男の子と女の子の身体が入れ替わっちゃうお話ね
昔、「転校生」っていう映画があったわね?
あんな感じ?
そうそう、よくある設定だからとっつきやすいよね
それにしても、ママよく知ってるね、同世代だね(笑)
たまたまよ
パパと同世代にしないで!
登場人物を紹介するよ!(笑)
まずヒロインは宮水 三葉(みやみず みつは)という女子高生ね
ちなみに三葉の妹は四葉、おばあちゃんは一葉
この三人が一緒に暮らしていて、お母さんの二葉はもう死んじゃってるんだ
一葉、二葉、三葉、四葉ね
お父さんは?
お父さんは近くに住んでいるんだけど一緒には暮らしていない
三葉の家は古くから続く神社で、お父さんはそこの入り婿だったんだ
三葉のお母さんが死んだ後、本当はお父さんが神社を継ぐはずだったんだけど、町の古い風習、そして、神社の伝統を守っていこうとするおばあちゃんと衝突して家を出て行ったんだよね
それで、今はこの町の古い習慣を変えていくために町長をやっている
町長になって町のために頑張ろうとしているみたいだから、考え方が違うだけで、悪い人ではないんだろうね
そうね
三葉たちが暮らしているのは、飛騨の山奥にある糸守町という町なんだけど、町の真ん中に湖があるのが特徴かな
「糸守」っていう町名が象徴しているけど、三葉の実家である宮水神社は町の精神的な支柱で、三葉たちは組紐(くみひも)作りを行ったり、神事を行ったり・・・あ、三葉と四葉は巫女さんね
糸を守る町か・・・
一方、田舎に暮らすヒロインとは対照的に、男の主人公は都会に住んでいる
立花 瀧(たちばな たき)は、東京で父親と二人で暮らす男子高校生ね
そして、ある朝、瀧が目を覚ますと、山奥の小さな町に暮らす女子高生の三葉になっていた
男の子の説明はずいぶん簡単ね(笑)
まあ、物語の舞台として糸守町の方が重要だからね
最初は二人ともカラダが入れ替わっている状況がよくわからないんだけど、何回か入れ替わっているうちに何が起こっているかを次第に理解し始める
入れ替わったり、元に戻ったりするの?
不定期だけど、朝起きるとたまに入れ替わってるみたい
そしてその日は寝るまで相手のカラダで生活する
でも、急に他人の人生を生きるのは大変でしょ
当初、その行動は周りの家族や友達に奇行に移る
どうする?パパとママの身体が入れ替わったら?
パパには無理無理
パパの女子力なめるなよ(笑)
まあ、このへんのシーンはコミカルな感じで、『君の名は。』は楽しい映画だな、って思ってみんな観てるよね
え?楽しい映画じゃなくなるの?
さあ、どうでしょう?
二人は何度かカラダが入れ替わって生活しているうちに、互いのカラダやノートなんかにメッセージを書いたりして、次第にコミュニケーションを取り始める
そして、スマートフォンのメモ機能を使って、入れ替わっている間のルールを決めたり、元の身体に戻ったあと困らないよう日記を残すなど、この状況を乗り切るための対処法を確立させる
対処法があれば、こういう状況も面白そうね
うん
二人が不定期に入れ替わるようになってから、三葉が急に同性の女の子からモテだしたり、瀧の女子力が高くなって憧れの先輩と急接近したりとか、これまで違った展開もでてくる
楽しそう(笑)
むーちゃんがままになって
ままがぱぱになって
ぱぱがあんぱんぱまんになって
あんぱんぱまんがむーちゃんがなるかもよ
お、むーちゃんも、パパのお話についてきてる?

『君の名は。』のキーワードを読み解く~口噛み酒、黄昏時はカタワレ時、テッシー、カフェ、奥寺先輩

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まあ、だいたい物語の雰囲気はわかったと思う
ここで『君の名は。』のキーワードをいくつか説明しておこう
まずは「口噛み酒」・・・
「口噛み酒」?なにそれ?

口噛み酒~新海誠監督の趣味か・・・

「口噛み酒」は人が口で噛んだ米を発酵させてつくるお酒ね
やだ、なにそれ?
三葉と四葉が巫女として神事でこれをやるんだよ
見ていた同級生が引いちゃったりして三葉は落ち込む
あ、でもよく考えたら、日本にはこういう風習が残っている地域ってありそうね
うん、実際にあるらしいよ

黄昏時はカタワレ時~国語教師ユキちゃん先生の授業

古文の授業のシーンがあるんだけど、国語教師が「黄昏時」について説明するんだよね
ママも元国語教師だけど、「黄昏時」の語源って知ってる?
「黄昏時」は、薄暗くなって向こうにいる人が識別しにくくなった時分で、「たそかれ」とも言うわ
「たそかれ」は「誰(た)そ彼(かれ)」ね
これに対して、反対語の「彼(か)は誰(たれ)時(どき)」は、夜明け方の薄明るい時分のことよ
さすが!
さらに、この糸守町では「黄昏時」を「カタワレ時」というんだって
なんか意味深な言葉ね・・・

朴訥だが何かを秘めた青年テッシー~三葉の友達、テッシーとさやちん

三葉の仲がいい友達で、テッシー(勅使河原克彦)とさやちん(名取早耶香)の二人が出てくる
テッシーは土建屋の息子で、見かけはごついけど穏やかな青年、機械いじりとオカルト好き
さやちんはふつうの女の子でテッシーといつも一緒にいる
たぶんさやちんはテッシーが好きで、テッシーは三葉にちょっと好意を持っている
青春ね
三葉とさやちんは田舎が嫌で高校を卒業したら東京に行きたいと思っているけど、テッシーは実家の土建屋を継がなければいけないし、このまま田舎にいるんじゃないかなと諦めている
テッシーのオカルト好きは逃避ね
そうだね、テッシーの愛読書は「月刊ムー」だよ
オカルト好きと機械いじりは覚えておいてね

カフェ~俺ら東京さ行ぐだ

面白いシーンがあってね、田舎に辟易して「俺ら東京さ行ぐだ」モードの三葉とさやちんに、テッシーがカフェに行こうかと誘う
糸守町にカフェはあるんだ
バス停のベンチで、自動販売機で買った缶コーヒー
ああ・・・そのカフェね

奥寺先輩~瀧の仲間とバイト先

瀧のバイト先に、奥寺先輩(奥寺ミキ)っていう美人の女子大生が登場する
声は長沢まさみね
この人物もキーになるのね?
奥寺先輩は物語のキーというより、物語に深みを与える存在かな?
僕は『君の名は。』に対する先入観で、10代の恋愛にトキメクことはできないだろうと、ちょっと警戒しながら映画を観に行ったんだけど、この奥寺先輩の存在は僕がこの映画に感情移入するためのきっかけになったくれたかもしれない
僕が大学の頃にも、バイト先にキレイな年上の女性がいて、みんなで旅行に入ったりしたなあ・・・(遠い目)
あら?
その話はまだ聞いたことないわね・・・
あれ?そうだっけ?(笑)
今度、話すね・・・
???

消えた日常・・・

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カラダが入れ替わる状況をやっと楽しみはじめていた二人
・・・少しずつ心を通わせはじめていた二人だよ
あら、いいわね
瀧(三葉)は、憧れのカフェに行ったり、都会の華やかな生活を楽しめるようになった

※「瀧(三葉)」は、瀧のカラダをした三葉のことです

彼女の願いが叶ったじゃない
三葉(瀧)は、一葉や四葉と一緒にご神体を祭ってある山に口噛み酒を奉納したりと、ディープな体験もする

※「三葉(瀧)」は、三葉のカラダをした瀧のことです

都会人にかぎらず、一般人にはなかなかできない体験ね
ここから、いよいよ物語が急展開するよ
ある日突然、二人のカラダが入れ替わらなくなってしまったんだ
あらら・・・
二人はどうする?
会いに行こうとするんじゃない?
その通り!
瀧は自分が記憶している糸守町のいろんな風景を思い出してはスケッチしてしばらく過ごしていたけれども、電話もメールも通じないので、実際に会いに行こうと決心する
二人とも心が通じ合ってるみたいだし、会えたらすぐに仲良くなりそうね
この時、瀧は糸守町という町の名前は知らないからね
友人の藤井司と奥寺先輩もついてきて、三人で三葉の住む町があると思われる地域、飛騨へと向かう
そして、スケッチを元に周辺を探し回るんだけど、三葉の住む町になかなかたどり着けない
町の名前くらい覚えておけばよかったのに・・・
でも、やっとたどり着いたんだよ、糸守町に・・・

さて!

びっくりした・・・
急に大きな声ださないでよ
しかし、たどり着いた糸守町は、3年前に彗星の破片の衝突により消滅していたんだ・・・
三葉やその家族、友人も含めて、住民500人以上が死亡していたことが判明するんだ・・・
え?え?え?
どういうこと?
二人は空間だけではなく、3年の時間も隔ててカラダが入れ替わっていたんだ
じゃあ、すでに死んでる人とこれまで心を通わせたりしてたの・・・?
え?え?え?
なんだなんだ?

奇跡

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映画の冒頭から出てきていた彗星は予期せぬ自然災害を引き起こしていたんだね
それは突然の出来事だった東日本大震災や、僕らも経験した熊本地震を想起させる・・・
え・・・そんなことって・・・
三葉はもう死んでしまったんだから、二人は永遠に会えないよね
えええええ
『君の名は。』って悲しい話だったの・・・
三葉(瀧)が口噛み酒を山の上のご神体に奉納したでしょ
うん
何を思い立ったか、瀧はあのご神体の場所に向かうことにするんだ
あ、そうね
あそこに行けば何かが起きそうね
ご神体の場所で口噛み酒を呑むことで、奇跡がおきた!
3年前の彗星が衝突する前の三葉の身体に瀧はまた入ることができたんだ
思い出すと「口噛み酒はあんたらの半分なのだよ」と一葉おばあちゃんが言っていたよ
あ!まだ彗星が落ちる前に戻ってきたんでしょ?
それでみんなを避難させるのね、きっと!
そうだね、三葉(瀧)はこれからおきる悲劇を知っているからなんとかしようとするよね
でも、どうやって避難させる?
500人を避難させるんでしょ・・・
もう時間もないわね
ここでテッシーの出番だ
テッシーと三葉(瀧)が知恵を出し合ってみんなを助ける方法を考えた
どんな方法かしら?
住民を避難させるために変電所を爆破し町一帯を停電させ、町内放送を電波ジャックして避難を呼びかけるという作戦だよ
爆弾も電波ジャックも、土建屋の息子で機械好きのテッシーにはお手の物ってわけだね
テッシー、さすが!
この計画はうまく行きそうだったんだけど、最後の決め手になるはずだった三葉のお父さん、町長の説得に失敗するんだ
え、ダメだったの?
ダメだったかどうかは、この時点ではわからなかった・・・
でもね、この説得に失敗した後、三葉(瀧)は、今ご神体のところに行けば、自分の身体に入った三葉に会えるんじゃないかと考えて、そこで二人は初めて直接会うことができたんだ
まさに、黄昏時に!
「黄昏時」はそういう摩訶不思議ことが起きる時間ということね

5年後=8年後

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『君の名は。』っていうタイトルでしょ
なんかね、相手の名前とか、記憶から消えていくらしいのね
そうなの?
相手の名前も忘れるし、身体が入れ替わっているときの記憶も消えてくらしい
ただ相手に対する思いだけが、心の何処かに残っているんじゃないかな
なんか切ないわね
ラストはどうなるの?
瀧が糸守町跡地を訪ねてから5年後、つまり、隕石の衝突からは8年後の東京に舞台は変わる
あ、ところで瀧と三葉の年齢は3つ違いになるのね?
三葉が3つお姉さん?
そうなるね
うんうん
実は5年前、糸守町の運命は変わっていたんだよ
「奇跡的に住民が避難訓練をしており死者が出なかった」らしい
つまり、三葉(瀧)とテッシーが思い描いていた計画は失敗したけど、彼らの行動のおかけで、町長が住民を強制避難させて、結果的にはみんなの命は救われたみたいなんだよね
このへんは小説版を読めば、詳しく描かれているらしい
奇跡がおきたのね
よかったわね
そして、もう一つの奇跡がおきるよ
二人は再開できたの?
二人とも、お互いとやりとりした記憶はなくなっているけど、「誰かを探している」というお互いを求める気持ちはのこっていた
ほー
災害の後、三葉も四葉も、テッシーもさやちんも、みんな東京に来てたんだ
ある時とあるカフェで、瀧と、テッシーとさやちんがすれ違う、二人は結婚式の話をしているみたいだ
もちろん、お互い気づかいないんだけどね
そして・・・
ふむふむ
瀧と三葉は、ある時、電車ですれ違い、ふと何か引っかかったように、相手の後ろを追いかけて、ついに出会うんだよ!
そして、どちらともなく声をかける・・・
わかった!
そう!
二人は言った!
き、み、の、な、は?

※ 最後に2歳児が気の利いたことを言っているのはフィクションです

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出典:映画『君の名は。』公式サイト





[参考] Wikipedia 君の名は。