そして、あらためて小説『黄泉がえり』(1999年)も読んでる途中
映画と結構違うじゃん!
小説『黄泉がえりagain』熊本日日新聞夕刊で連載開始! https://t.co/oMBVQKGS9q 熊本在住作家梶尾真治氏が1999年発表『黄泉がえり』の続編。前作に2016熊本地震そっくり設定記載あった事も話題に。前作『黄泉がえり』2003年には草剪剛主演で映画化もされた
— フォーチュンクッキーマン (@1045suwa) 2017年8月6日
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☆☆☆自己紹介ここまで☆☆☆
熊本のSF好きな中学生がSF作家になったきっかけ~梶尾真治と光波耀子の出会い
ペンネーム・光波耀子[みつなみようこ]、本名は森本正子さん?
梶尾さんの“師匠” SF愛した熊本のリケジョ
08.16 14:53 熊本日日新聞
熊日夕刊で毎週土曜日に小説「黄泉がえりagain[アゲイン]」を連載中の作家梶尾真治さん(69)=熊本市=には、“SFの師匠”がいる。ペンネーム・光波耀子[みつなみようこ]、本名は森本正子さん(1924-2008年)。熊本地震で被災し、解体された「森本襖[ふすま]表具材料店」を営む傍らで、宇宙と科学を愛し、SFの世界をつづった女性だ。熊本市で発刊される文芸誌「片隅」の最新号がことし、森本さんの作品を掲載した。(飛松佐和子)
東京生まれの森本さんは、東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大)を卒業。物理化学専攻で、いまでいう「リケジョ(理系女子)」だった。小中高校の教員免許を持ち、東京の高校で物理を教えた。長女の多代さん(58)によると、祖母の実家だった森本襖表具材料店(熊本市)を手伝うため、1957年ごろ熊本に引っ越したという。
◆ ◆
SFが大好きだった梶尾さんは中学生のころ、SF同人誌「宇宙塵[じん]」(57-2013年)の会員になった。作品を送ると、同人誌の主宰者から「熊本には宇宙塵の創設メンバーがいる」と正子さんを紹介され、訪問したのが知り合ったきっかけという。「句読点の打ち方や段落の取り方など、小説作法のいろはを教わった」と梶尾さん。
「宇宙塵」を立ち上げた仲間には、SF作家の星新一さんもいた。1958年2月号には、星さんの代表作「ボッコちゃん」と並び、正子さんの「紅の桃源境」が収められている。この2作は第1回の宇宙塵会員の投票でともに3位に選ばれた。
ことし文芸誌・片隅4号に掲載された小説「黄金珊瑚[おうごんさんご]」は61年の作品。リュイニーという町が舞台で、高校の実験室で発生した珊瑚のような結晶体が成長し、人々を魅了、影響を及ぼしていく。その支配に気付いた人々が恐怖を感じ始める様子はホラー要素満点。「日本SF・原点への招待」(77年、講談社)にも収録されている。
◆ ◆
昨年の熊本地震の直後、多代さんは正子さんが大切にしていた同人誌や手書きの原稿を、段ボールに詰めて家から持ち出し、県立図書館に寄贈。作品を改めて読んだ関係者が片隅への掲載を提案した。
「とても頭の回転が早く、物事をちゃんと分かった上で話をする人だった」と多代さん。一方、フェリーでの修学旅行を控えた高校生の多代さんに「海から火山が現れて、上に焼き鳥が乗っていても絶対に取りに行ってはいけない」と小説のような忠告をするユニークな面も。「家業と家庭が忙しく、小説を書いている様子はあまり記憶していない」という多代さんは、「母との思い出の家はなくなったけれど、もう一度、彼女の小説が世に出てうれしい」。
片隅を出版する「伽鹿舎[かじかしゃ]」主宰の加地葉さん(40)は「現代社会への警鐘ともとれるような、古びないものを書く作家だと思う。ぜひ多くの人に読んでほしい」と話している。
出典:news.line.me
今だったら、ネットで公開しちゃうという手もあるか
こういう直接的な人とのつながりからプロになる方もいるんだね
訪問して、小説作法のいろはを教えてもらえるなんて!
でも、行動力のある中学生ですね
マンガ家に弟子入りしてアシスタントをしながらプロになるとか
でも、小説家でこのパターンは珍しいんじゃない?
でも、僕の中学生時代、部活で結構しごかれていたんだよね
勉強、部活、マンガ・アニメも好きだったけど、音楽にも夢中になり始めて・・・まあ、要は気が多くて、ひとつの方向に絞れずに、どれも中途半端になったんじゃないかな・・・トホホ
まあ、もう仕方ないってあきらめてるけどね(笑)
今日は中学の頃から小説の書き方を教えていただいた光波耀子さんの8回目の命日です。早いなあ。
— 梶尾真治@「デイ・トリッパー」発売中 (@kajioshinji3223) 2016年10月15日
故・光波耀子さんの遺品の宇宙塵全揃いとSFマガジンバックナンバーが散逸の恐れあるので、熊本近代文学館で保管していただくことにしました。倒壊しかけの中を司書の方が今だに、潜っておられます。写真は発掘された宇宙塵。 pic.twitter.com/B2OnHWo6xl
— 梶尾真治@「デイ・トリッパー」発売中 (@kajioshinji3223) 2016年12月15日
SF同人誌「宇宙塵[じん]」(57-2013年)とは・・・?
宇宙塵 (同人誌)
『宇宙塵』(うちゅうじん)は、1957年から2013年まで発行されていた、日本最古のSF同人誌。
SF作家・翻訳家である柴野拓美(筆名・小隅黎)が主宰する「科学創作クラブ」(日本空飛ぶ円盤研究会に参加していた有志により結成。現在ではこの団体名も、同人誌名と同じ「宇宙塵」に変更されている)が発行し、SFの創作、翻訳、評論などを掲載している。1957年5月に初め謄写版印刷で刊行され、以来、星新一、小松左京、筒井康隆、光瀬龍、梶尾真治、堀晃、清水義範、夢枕獏、山田正紀ら、後に日本を代表することになるSF作家たちの作品発表の場となった。
創刊時は、日本空飛ぶ円盤研究会から星新一、斎藤守弘、光波耀子などが参加。それ以外の初期メンバーとしてのちに“長老”として知られる今日泊亜蘭の他、矢野徹、瀬川昌男、草下英明、石川英輔、宮崎惇、光瀬龍らがいた。
1973年には発行頻度がそれまでの月刊から年数回になったが、2007年には通巻200号に達した。
また、1962年5月に開催された第1回日本SF大会(MEG-CONという愛称で呼ばれる)は、「宇宙塵」創刊5周年(及びSFマガジン同好会創設)を祝う趣旨のものだった。この年にはセルフパロディ同人誌「宇宙鹿」も発行されている。
同人誌ではあるが出版界からも高く評価されており、掲載された秀作を選りすぐった選集が3度刊行されている。
1977年:講談社『日本SF・原点への招待』(全3巻)20周年記念。「宇宙塵二十周年を祝う会(コスミコン’77)」開催。
1982年:「宇宙塵二十五周年記念大会(YOITOCON’82)」開催。
1987年:河出書房新社(河出文庫)『新「宇宙塵」SF傑作選』(全2巻、『破局のおすすめ』『無限のささやき』)30周年記念。
1997年:出版芸術社『宇宙塵傑作選』(全2巻)40周年記念。また、その歩みをつづった『塵も積もれば―宇宙塵40年史』も出版芸術社から刊行された(同書は2006年末に宇宙塵を発行元として大幅な増補・改訂版が刊行)。
2010年の柴野拓美の死去をうけ、2013年、204号(最終号)が「柴野拓美 追悼」として刊行。 同号には柴野拓美の妻である柴野幸子へのインタビューが掲載された。
それにしても、日本SF界の錚々たるメンバー!
さらに、手塚治虫や、三島由紀夫なんかも会員だったって聞いたことある
UFOからSFへ「柴野拓美氏」
荒井さんの「日本空飛ぶ円盤研究会」にとびこんで、先輩格の小林敬治さんや鵜沢甫さんなどもいっしょにお手伝いをはじめた当初から、わたしが熱意をもやしていた対象は、UFOよりもSFであって、どうしても「研究」の本道である目撃例の収集分類よりは、綜合的なデータの空想科学的な解析のほうに比重がかたよりがちだった。そしてそのあげく、入会から約一年後の1957年春、わたしは、会の中枢メンバーだった星新一さん、斎藤守弘さん、光波耀子さんなど貴重な人材を何人か引き抜いて、SF同人誌「宇宙塵」を創刊、いわばのれん分けみたいなかたちで独立してしまった。
ところで、『宇宙塵』って今、読めるのかしら?
国会図書館でも読めそうですよ
本人確認書類を送ったりとか手続きが必要なんだよね
今の時代を先取り?~地方在住兼業作家というスタイル
でも、なんかいいなあ、こういういろんなスタイルで活動するクリエーターって
でも忙しくて、会社で働いて、二人の子育てして、たまってる本読んで音楽聴いて、映画観て、酒呑んで・・・それで日々が過ぎていく
SF作家・光波耀子さんにスポットが当てられ、小説『黄金珊瑚』や、解説に変えて熊本在住の作家・梶尾真治さんらもエッセイを寄稿されているそうです
九州限定文芸誌『片隅』最新4号入荷しました https://t.co/R6sEGwyRNM
— kuma (@tomitokocom) 2017年8月18日
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※2017年8月末現在