山鹿灯籠のポスターとか見たことあります
画家・鶴田一郎氏、若き日のSF小説の表紙https://t.co/7dPTauy5r1 pic.twitter.com/Vi5hTigiOP
— kuma (@tomitokocom) 2018年4月18日
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美人画で有名な画家・鶴田一郎氏
Biography
1954年、熊本県本渡市に生まれた鶴田一郎は、天草地方の豊かな自然に囲まれて育った。
幼少の頃から絵を描くのが好きだった彼は、高校を卒業後、多摩美術大学グラフィックデザイン科へ進み、イラストレーターを目指す。時代の波に乗り西洋文化に影響を受け、写実的な作品を描いていく中で、自分が「日本人である」という意識が芽生え次第に淋派、弥勒菩薩をはじめとする仏教美術等、日本独自の美意識へと傾倒していった。彼の描き出す美人画は、まさにアールデコのヨーロッパ的要素と自分の中の日本的なものが見事に融合し、たおやかで華やかな世界を創りあげている。1987年にはノエビア化粧品の広告に抜擢され、CMアートの先駆者として人気を博し、彼の作品の中の女性たちは多くの人々を魅了し続けている。
「私は私自身のミューズ(女神)を描きたいと思っている。」
と言うように、それは彼の永遠のテーマであり、作家活動の原点ともいえる。
カエルくん、検索よろしく!
若き日のSF小説の表紙イラスト探訪
SF小説の表紙でプロ実感
大学を卒業して独立間もない僕にありがたい話が舞い込んできました。仕事を探して東京の街を歩き回るなかで、SF関係の出版物で知られる早川書房の方と知り合い、本の表紙絵を描いてみないかと声をかけていただいたのです。
どの作品が最初だったか記憶は定かではありませんが、1977(昭和52)年11月発売のハヤカワ文庫「永遠の終り」は印象に残っています。著者のアイザック・アシモフはSF小説の大家であるだけに、本に「絵・鶴田一郎」と記されているのを見たときは本当にうれしかったですね。卒業して半年ほどたったころでしたが、プロのイラストレーターとして仕事できているという実感が湧いてきました。
幸い、本の表紙の仕事は少しずつ増えていきました。海外のSF小説がメインで、早川書房の「海外SFノヴェルズ」(単行本)と「ハヤカワ文庫」、東京創元社の「創元推理文庫」の仕事が多かったです。
アイザック・アシモフ ファンデーション<銀河帝国興亡史>
出典:sumally.com
SFが読みたくなってきた
SF小説以外にも、山口百恵や郷ひろみなどのレコード・ジャケットも
↓ 山口百恵「メビウス・ゲーム」
百恵さんが宇宙遊泳しているみたいな仕上がりです
レコードジャケットをデザインする会社で多摩美術大学の同期生が働いていた関係で、ジャケットの仕事も回ってくるようになりました。担当したなかに山口百恵さんもいます。手掛けたのは、引退した1980(昭和55)年に出したLP「メビウス・ゲーム」。百恵さんが宇宙遊泳しているみたいな仕上がりです。
↓ 郷ひろみ「マジック」(1980)
↓ クールス「BIG DEAL」
↓ 谷村新司「今のままでいい」(1987)
このジャケットもずっと鶴田一郎氏
1988年、女性のためのジャズ・コンピレーションとして誕生した「ジャズを聴きたくて」は、累計セールス60万枚を記録し、史上No.1のジャズ・コンピレーション・シリーズとなりました。
ジャズ入門編CDとして多くの方々が手に取ってくださったおかげです。本当にありがとうございます。
当時とくらべるとジャズを聴く女性も増えました。ライヴハウスやCDショップのジャズ・コーナーでも女性の姿がめずらしくありません。ジャズのスタイルも多様化してきたし、ジャズを聴き始める入口もいろいろだろうと思います。
このシリーズは、スタート当初より、ジャズ入門であるのと同時にライフスタイルを演出するBGMコンピの先駆けでもありました。そのコンセプトは今回も変わりません。皆様のプライベートな空間の相棒にしていただければ嬉しい。内容は、ブルーノートを始めとする主要名門レーベルの音源を贅沢に使ったそれはそれはリッチな選曲。マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンスといった名手の芳醇なサウンドをお楽しみいただければと思います。
今回もジャケットを手掛けてくださったのは鶴田一郎氏。切れ長の目が印象的な美女たちは、ジャズを纏うオシャレな女性としてこのシリーズのシンボルでもあります。
2014年度版の「ジャズ聴き」は、より成熟した女性に聴いてほしい。オトナになった私たちのための「ジャズ聴き」です。どうぞよろしくお願いします。
↓ 【最新作】ジャズを聴きたくて 恋愛映画のヒロインのように~ロマンティック・ジャズ・ヴォーカル
熊本市から、鶴田一郎氏の故郷、天草方面の空を何気なく撮った写真だよ
中空に浮かぶ細い三日月が見えるかなあ・・・?
2018年展示会情報
熊本/天聽の蔵(てんちょうのくら)
11月10日(土)〜12(月) 14(水)〜18日(日)
作家来場予定
〒861-0501 山鹿市山鹿1392
{山鹿灯籠まつりイラスト30周年記念展}