[CD] 『コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ』また再発!蘇る90年代の青春「ドント・テイク・ユア・タイム」の衝撃!

1987年に一枚のCDが世界で初めて、日本で発売されました。
[1]
え?誰のCDですか?
ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズというグループの、『Roger Nichols & The Small Circle Of Friends』という彼らのファースト・アルバムで、それはもともと、1968年に発売されたレコードでした。
[1]
ロジャー・ニコルズですか?
え~と・・・。
あ、検索ちょっと注意して。
日本語のウィキペディアは参考にしない方がいいよ。
まずはこれを聴いてみて。

「ドント・テイク・ユア・タイム」の衝撃!

Roger Nichols – Don’t Take Your Time – HQ MONO

(にやにや・・・)どう?
いい曲ですね。
え、それだけ?
☆☆☆自己紹介☆☆☆

名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。
いや、とてもいい曲だと思いますよ(笑)。僕も好きですよ、こういう曲。
どこかで聴いたことあるなあ、と思っていました。
まあ、いいや。
僕が最初にこの曲を聴いたのは大学1年の時だから1989年。ショップで見かけてなんかピンときて即買い、1曲目を聴いてノックアウトだったよ。もうイントロ聴いた瞬間にワクワクするでしょ。ドキドキするでしょ。きゅんきゅんするでしょ。
つまり、瑞々しいということですね(笑)。

『コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ』また再発!

じゃあ、ロジャー・ニコルズをネットで調べてみて。ウィキペディア(日本)のロジャー・ニコルズが酷いんだ・・・。
画面トップに、たまに見かける警告文がありますねえ・・・。
この存命人物の記事には、出典が全くありません。
信頼できる情報源の提供に、ご協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料は、すぐに除去する必要があります。(2014年5月)

ソフトロックのアルバム「Roger Nichols & The Small Circle Of Friends」は、日本のニュー・ミュージックのミュージシャンの一部に評価された。

(2016年6月現在)

出典:Wikipedia ロジャー・ニコルズ

警告もあるけど、コンテンツがすかすか・・・。
ロジャー・ニコルズなんて、誰かがもっと詳しく解説してそうなのに。
警告の日付が2014年になっていますので、
いい加減な内容のコンテンツとして
削除されたのかもしれませんよ。
あ、そうかもね。
でも、今の記載内容も酷いよ。この歴史的名盤を“ソフトロックの”って限定しちゃうし、“日本のニュー・ミュージックのミュージシャンの一部に評価された”っていう部分は悪意あるとしか思えない。
[3]
どんな解説だと、くまちゃんは納得しますか?
よし!僕に任せろ。
「『Roger Nichols & The Small Circle Of Friends』はソフトロックを象徴するアルバムで、数多くの日本のミュージシャン、また、都市部に住む音楽通のリスナーなどに評価され、後に渋谷系と呼ばれるムーブメントのきっかけとなった。」
でどう?
なるほど(笑)。
もっと正確に説明するならこうじゃない?
「『Roger Nichols & The Small Circle Of Friends』は1968年に発売されたロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズのファーストアルバム。発売直後は話題にならなかったが、約20年後の1987年に世界で初めて日本でCDとして発売されると、フリッパーズ・ギターや小西康陽ら日本のミュージシャンをはじめ、特に都市部に住む音楽通のリスナーなどに評価され、後の渋谷系と呼ばれるムーブメントのきっかけとなった。現在ではソフトロックというジャンルを象徴するアルバムとして知られている。」
これでどうだ!!
それ自分でウィキペディアに書き込んでください(笑)。
そのうちね。
さて、今回、そのアルバムがまた再発となるよ。
もう何枚か持ってるから買わないけど。

コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ[SHM-CD]

SHM-CD仕様
ポール・ウィリアムズとのコンビで数々の名曲を生み出してきたシンガー・ソング・ライター、ロジャー・ニコルズのリーダー作は、儚くもメランコリックなメロディの数々が散りばめられたUSソフトロックの最高峰。1968年作品

1. ドント・テイク・ユア・タイム
2. ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
3. ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート
4. アイ・キャン・シー・オンリー・ユー
5. スノウ・クイーン
6. ラヴ・ソー・ファイン
7. カインダ・ウェイステッド・ウィズアウト・ユー
8. ジャスト・ビヨンド・ユア・スマイル
9. アイル・ビー・バック
10. ココナッツ・グローヴ
11. ディドゥント・ウォント・トゥ・ハフ・トゥ・ドゥ・イット
12. キャン・アイ・ゴー
13. 燃ゆる初恋 (MONO) (Bonus Track)
14. ラヴ・ソング、ラヴ・ソング (MONO) (Bonus Track)
15. ジャスト・ビヨンド・ユア・スマイル (シングル・ヴァージョン) (MONO) (Bonus Track)
16. アイル・ビー・バック (シングル・ヴァージョン) (MONO) (Bonus Track)
17. レッツ・ライド (Bonus Track)
18. ドリフター (Bonus Track)
19. トラスト (Bonus Track)

出典:UNIVERSAL MUSIC JAPAN
コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ[SHM-CD]

なお、ロジャー・ニコルズはファーストアルバムが振るわなかったものの、その後、ポール・ウィリアムズとコンビを組んで、カーペンターズの「愛のプレリュード」、「雨の日と月曜日は」と、大ヒット曲を連発しました。
そうなんだよね。その才能が世間的にも報われてよかったね。

珠玉の作品たち。

なんと言っても、1曲目の衝撃でみんな虜になったと思うけど、他にもいい曲が沢山入っているよ。

Roger Nichols & The Small Circle of Friends – Love So Fine (with lyrics)

「ラヴ・ソー・ファイン」もこのアルバムの人気曲です。この曲も含めて、かのニック・デカロがアレンジした曲がいくつも入っています。
ニック・デカロ。このへんの音楽を聴いているとよく名前を聞く名アレンジャーだね。僕がよく行っていたレコード店の店員がニック・デカロそっくりでね。

Roger Nichols & the Small Circle of Friends – 11 – Didn’t Want To Have To Do It (by EarpJohn)

この「ディドゥント・ウォント・トゥ・ハフ・トゥ・ドゥ・イット」と「ココナッツ・グローヴ」はラヴィン・スプーンフルの曲です。
僕この曲大好き。「ココナッツ・グローヴ」はあのデイビッド・リー・ロスもカバーしてたね。

Roger Nichols – The Drifter

ボーナストラックの「ドリフター」もロジャー・ニコルズの人気曲です。
68年12月に発売された7枚目にして最後のシングル曲。本国ではヒルトンホテルが長期間に渡りこの曲をCMソングに使っていたそうですよ。
[5]
へー。ヒルトンホテルのCMソングだったの、凄いね。

リプライズ~「ドント・テイク・ユア・タイム」の衝撃!

この曲の人気が日本で一気に広がったのは1980年代後半からだけど、そのずっと前に、達郎さんや大滝詠一さん、細野晴臣さんなんかは1973年ぐらいに聴いていたというから凄いよね。マニアだね。
[2]
そうですね(笑)。
つまるところ、やっぱりこのアルバムはこの1曲目の衝撃に尽きるよね。
ひょっとしたら、渋谷系とは、フリッパーズ・ギターでも、オリジナル・ラブでも、ピチカート・ファイブでもなく、『ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ』であり、この『ドント・テイク・ユア・タイム』である、と言ってもいいかもしれないね。
えー、そこまで(笑)。
この衝撃を感じよ!

「この曲を嫌いな日本人はいません。」
山下達郎

出典:Sunday Song Book(2007年04月22日放送)

脚注
[1] TOWER RECORDS ROGER NICHOLS
[2] letter from home 2007年04月22日 | Sunday Song Book
[3] Wikipedia ロジャー・ニコルズ
[4] UNIVERSAL MUSIC コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ[SHM-CD]
[5] musicshelf ロジャー・ニコルスを知るための10曲