大橋巨泉も亡くなったか。先だっての永六輔といい、立て続けに“テレビ界の巨星堕つ”だね。
え~と、大橋巨泉さんは『11PM』や『クイズダービー』、『世界まるごとHOWマッチ』などの司会で有名なマルチタレントでした。50代で早くにテレビ界から引退し、その後、日本とカナダ、オーストラリアを往復し、事業を展開しながら悠々自適に人生をおう歌されました。また、政界に進出したりもしましたが、晩年はずっと闘病生活だったようです。[1]
それにしても、巨泉さんみたいなタイプの男性タレントが今は全くいなくなったなと思うよ。
良く言えば堂々としているし、悪く言えば不遜な態度、ってことですか?
そうね、昭和の日本人男性には多かったタイプかもしれないけど最近いないね。でも、巨泉さんは態度はデカいけど、みんなから愛されてたみたいよ。最近は気の利いたオヤジが多すぎて、こういう昭和の不遜なオヤジが懐かしいね。
う~ん・・・偉そうなオヤジはやっぱりムカつきますよ。
名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。
CDで聴くプレイボーイ入門
ところで、大橋巨泉がちょっと面白いCDを出していてね。「大橋巨泉 プレイボーイ入門」というタイトル。
へえ。こんなCDのがあるんですね。
今日は昭和のプレイボーイについて、ちょっと考えてみようか!
昭和のプレイボーイって、今の時代からすると、常識外れなところもあるかもしれないけど、逆に新鮮に思えるところもあるかもよ!
昭和のプレイボーイって、今の時代からすると、常識外れなところもあるかもしれないけど、逆に新鮮に思えるところもあるかもよ!
大橋巨泉 プレイボーイ入門
え~と、「巨泉がジェントリーに語りかける大人のプレイボーイ入門」とありますね。「八城一夫とオールスターズと流麗なストリングス・サウンド。昭和の夜は更ける。」という宣伝文句です。
当時はハウツーもののレコードが海外で流行っていたらしいね。
やばいよ、Amazonのレビューに10年前の僕が投稿してたよ。今読むと恥ずかしい・・・。
やばいよ、Amazonのレビューに10年前の僕が投稿してたよ。今読むと恥ずかしい・・・。
ほんとだ!くまちゃんがレビュー書いてる(笑)。
円楽のプレイボーイ講座12章
さらに、類似の企画で、若き日の円楽師匠もプレイボーイのレコードを出しているようです。
巨泉さんのレコードが先に出てるけど、円楽さんの方が有名かな?
音楽は前田憲男、沢田駿吾、日野元彦ら超一流のジャズ・ プレイヤーが奏でるラウンジ・ジャズの調べだそうです。ちなみにジャケットの女性は松岡きっこさんです。
円楽さんは、三遊亭圓楽 (5代目)だね。笑点の4代目司会の。[2]
野坂昭如のプレイボーイ本
作家の野坂昭如さんも「『プレイボーイ入門』(編)荒地出版社 1962年」という本を書いています。[3]
この本はAmazonでも買えないね・・・。図書館探すか。
他にも、プレイボーイにまつわる本がいくつかありますね。
野坂昭如は「元祖プレイボーイ」だからね。
イケメンじゃないかもしれないけど、プレイボーイだよね!
イケメンじゃないかもしれないけど、プレイボーイだよね!
昭和のプレイボーイといえば・・・火野正平?
昭和のプレイボーイといえば、なんといっても火野正平だよね!
火野正平さんですか、え~と。
あ、NHKの番組で自転車に乗って全国を旅している方ですね。
あ、NHKの番組で自転車に乗って全国を旅している方ですね。
過去:昭和の火野正平
出典:LAUGHY[ラフィ]
え?俳優の濱田岳さん?
似てるって話題だよね(笑)。
現在:平成の火野正平
え~と。火野正平さんは私生活では1970年、同棲生活をしていた一般女性と結婚、1男1女を儲けるも1972年別居を経て離婚しました。ところが、2016年に離婚届を出せずに戸籍上は40年以上婚姻関係が続いていることが判明しています。[4]
凄いね。
その後、1971年の新藤恵美を皮切りに、1972年小鹿みき、1977年紀比呂子、ホーン・ユキ、りりィ、1978年望月真理子、1981年西川峰子といった女優と浮名を流し当時のワイドショーを賑わせました。1982年には、鳳蘭のマネージャーだった同棲中の一般女性との間に、2人の女の子が生まれて認知し、この女性とは事実婚の状態で暮らしているそうです。[4]
あらためて凄いね。
平成に入ってからも、羽賀研二とも噂があった染谷まさ美との交際が噂され、「芸能人プレイボーイの元祖」などと云われたが、浮名を流す割に悪評はほとんどない。山城新伍は「あいつは女と別れる時も後腐れなくきっちりやる」と評している(「女性の母性本能をくすぐるタイプ」といわれ、また、女性関係はあっさり認める潔さもある)。二田一比古は「噂になる相手はいつもドラマなどで共演した2番手女優、3番手女優、タイムキーパー、マネージャーなどの一般女性の裏方だ。主役級の女優に手をださなかったのは、火野自身は脇役的な立場なので、主役級の俳優に気を遣っていたためだろう。ある意味、業界のルールを守っていた」と語っている。
出典:Wikipedia 火野正平
母性本能をくすぐるタイプかあ・・・なるほどね。
昭和のプレイボーイについて考える
昭和のプレイボーイとはね、つまり、イタリア人男性と昭和の男のイメージを足して割ればいいんだよ。
え?そんな乱暴な・・・(笑)
イタリア人男性ってどんなイメージ?
え~と、だいたいこんなところでしょうか?
イタリア人男性のイメージ
・どの男性もオシャレ(派手?)
・女性を見たらナンパをするのが礼儀(国技?)
・悩みはない(ただし母親と彼女どちらが大事かと聞かれると悩む)
・芸術を愛する(利便性よりデザインが大事)
そうだね。ナンパが国技(笑)。じゃあ、昭和の男はどんなイメージ?
え~と、これでどうでしょう?
「昭和の男」とは?
不器用、やせ我慢、貧欲さ、上昇志向、反抗心、不良社員、質実剛健、豪快、白いワイシャツ、武士道、愛国心、シャイ、人情、寡黙・・・
うんうん。こんな感じだね。
つまり、昭和のプレイボーイとはこうだよ。
つまり、昭和のプレイボーイとはこうだよ。
・女性を見たら“貪欲に”ナンパする(“上昇志向”で格上の女を狙う)。
・悩みは“やせ我慢”する。
・“人情”を大事にする“不良社員”である。
う~む・・・。
無理ないですか・・・。
もう一度、巨泉と円楽のCDを聴いて、勉強してくるよ・・・。
巨泉さん、天晴!
巨泉さん、天晴!
脚注
[1] Wikipedia 大橋巨泉
[2] Wikipedia 三遊亭圓楽 (5代目)
[3] Wikipedia 野坂昭如
[4] Wikipedia 火野正平