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エリオット波動をつかう「ママトレーダーmachi ❤️(@barbiedollma)」さんに触発されて・・・
エリオット波動理論とは・・・?|大和証券の金融・証券用語解説より
出典:www.daiwa.jp
エリオット波動理論 (えりおっとはどうりろん)
米株式アナリストのラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)が確立した株式のチャート分析理論。
相場の上昇局面では、5つの推進波動と3つの調整波動という8つの基本リズムがひとつの周期として成り立っているという考え方です。この理論は市場平均の推移を想定しており、個別銘柄では当てはまりません。株式チャート分析の手法として誕生しましたが、現在では外国為替証拠金取引(FX)のトレーディングでも利用されています。出典:www.daiwa.jp
【もっと詳しく】FXチャート「実戦チャート術」 第13回 エリオット波動&GMMAより抜粋
エリオット波動論を一言でいうと、「相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがある」ということになります。エリオットは、過去のNYダウ平均を緻密に分析することで、値動きのなかに「上昇→下降」の波が一定の規則性をもって何度も出現することを発見しました。これが「上昇5波・下降3波」というエリオット波動の根幹をなす値動きの周期です。
つまり、上昇相場は「上げ→下げ→上げ→下げ→上げ」という5つの連続した波動から成り立ち、その後には「下げ→上げ→下げ」という3つの波動による下降調整相場が続くというものです。
上昇5波のそれぞれの波は次のような特徴をもっています
第1波=じわじわとした動きで徐々に方向性が明らかに。
第2波=第1波の大半を打ち消す反対方向のかなり強い動き。売買高が低下することで収束。
第3波=通常はもっとも強く長い動きで、5波のうち最大値幅動くことが多い。
第4波=乱高下が続く複雑な動きで高値持ち合いに近い。
第5波=かなりのスピードと勢いをもったバブル的な急騰であることが多い。
上昇5波の絶対的な原則としては、
●第1、3、5波の上昇で第3波が一番短くなることはない。
●第1波の上昇を完全に打ち消すような第2波の下落はない。
●第4波の下落が第1波の波の頂点を下回ることはない。図3-2:エリオット波動成立の原則
といったものが挙げられます(図3)。 エリオット波動の「上昇5波・下降3波」と、フィボナッチ数列との関連性もよく指摘されるところです。3、5やその和である8はフィボナッチ数列に登場する数です。
上昇5波は、さらに5波→3波→5波→3波→5波の計21波に細分化されますが、21もまたフィボナッチ数列になります。そのため、エリオット波動の分析には、フィボナッチ・リトレースメントを併用するが一般的です。
図2は2007年6月に1ドル124円の高値をつけたあと、長期下降トレンド入りした「ドル/円」の月足チャートです。「逆Wの字型」の線で示したように、その値動きは明らかに、5波の「下げ→上げ→下げ→上げ→下げ」で構成されており、円の上昇(つまりドルの下落)という「円高5波」が完成しています。
現状は、そこから76円~84円台を横ばいで推移している状態で、きたるべき「円安3波」がまだ訪れたわけではありません。しかい4年近くの周期で円高5波が終焉したととは明らかで、今後、もし円高に触れるとしても、1ドル75円35銭の史上最高値を更新することはないだろう。と予測することができます。
図5は、「ポンド/円」の8月1~3日までの10分足チャートです。
時間的に見ると非常に短い期間の値動きですが、そのなかにエリオット波動の「5波」や、その修正の動きである「3波」が随所に登場していることがわかります。値動きに勢いがついて、一方向に大きく振れる場合、その動きが5波を形成しやすいことを意識していると、短期売買における相場の波に便乗しやすいはずです。
たとえば、急落から反転上昇が始まった図5のAの部分は、明らかに新しいサイクルの始まりで、上昇第1波と考えることができます。すると、Bの部分は上昇第2波の調整ですから、そこから反転上昇を開始したCの地点は、絶好の買いポイントになります。エリオット波動は、明確な売買シグナルを出してくれるわけではないので一見、とっつきにくく、使いづらく感じるかもしれません。しかし、これまでの値動きを「上昇5波・下降3波」という視点でとられることで、
「相場は今、何番目の波の中にあるのか?」
「波の数から考えて、この相場はそろそろ終わりではないのか?」
「新しい波動入り後、どの波でエントリーすべきか?」
といった売買プランを考えるうえで、非常に参考になることは間違いないでしょう。
エリオット波動論は、1929年の世界大恐慌や、1987年のブラックマンデー大暴落を見事に的中
ラルフ・ネルソン・エリオット(Ralph Nelson Elliott)
サイクル
エリオット氏は一連のカテゴリを波動に割当て、長期と短期の両チャート内で同じパターンが見られると主張しています。それらのカテゴリは以下の通りです。
・グランドスーパーサイクル:数世紀(100年以上)
・スーパーサイクル:数十年(約40~70年)
・サイクル:1年から数年(またはエリオットエクステンションに基づき数十年)
・プライマリ:数カ月から2~3年a
・インターメディエイト:数週間から数カ月
・マイナー:数週間
・ミニュット:数日間
・ミニュエット:数時間
・サブミニュエット:数分間出典:www.ig.com
エリオット波動のもっとも長いものは、「ミレニアムサイクル」(千年周期)と呼ばれ、ローマ帝国の滅亡に始まり、重商主義の発展、産業革命の勃興まで視野に入れた、実に遠大なものです。
この千年周期の次には、数十年から100年前後の「グランド・スーパー・サイクル」が続き、「メヌエット」と呼ばれる数日単位の小波動まで、9つの波に分類されています。こうしたエリオット波動論は、1929年の世界大恐慌や、1987年のブラックマンデー大暴落を見事に的中させ市場の注目を浴びる契機になりました。