「映画『海獣の子供』を小さい子と観に行く。人は何処からきて、何処へ向かうのか?」くまとR子の子育て日記(319日目)

子育て日記
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※ちょっとだけネタバレあります。

パパとむーちゃん二人で、映画『海獣の子供』を観てきたよ。
面白かった?
☆☆☆☆☆
2019年、くま(50歳)とR子(43歳)の子育て日記です。
第一子むーちゃん(♀)は5歳、そして、第二子たろー(♂)は2歳になります。
高齢出産、高齢子育て・・・引き続き、が、頑張ります。
☆☆☆☆☆
パパとむーちゃん二人で、映画『海獣の子供』を観てきました。映画は小さい子の心にも何かを残したのでしょうか?
☆☆☆☆☆
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何を狙って、5歳(娘)を連れていったか?

僕は、何を狙って、5歳(娘)を連れていったか?
まだ5歳児には難しすぎるでしょ・・・。
もちろん映画を理解できるとは思わない。でも、映画館で圧倒的な映像体験をして、何かが小さい子の心に残ることを狙って連れていった。
まあ、半日お出かけしてくれて、私は助かるけど。笑
かいじゅうのえいがでしょ?
うん。

※現在の語彙は、「まま」「あんぱ(アンパンマンのこと)」「あんにゃ(バイキンマンのこと)」「にゃー(キティちゃんまたはサンリオキャラのこと)」「あけて(お菓子の袋を開けてほしいときなど)」「ばーば」「じじ」「ぎぎ(うさぎのこと)」。そしてやっと最近「たた(ぱぱ)」と言うように! また、首をふったて否定したり、「うん」と頷いたり肯定したりと意思表示できるようになりました。

INTRODUCTION イントロダクション

あなたは<生命誕生の物語>を目の当たりにする――。

独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介。初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)は、自然世界への畏敬を下地に“14歳の少女”“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃最新作にして、そこに集いし日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>。

メインキャストには、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演し、直近では連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”を任されるなど、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩、そしてNHK大河ドラマ「真田丸」で真田幸村の嫡男・大助を好演し、舞台でも活躍する浦上晟周、さらに映画『レディ・プレイヤー1』にてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、青年トシロウ役に抜擢された森崎ウィンと、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、田中泯、富司純子といった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣。

音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添えた彼の“音”は映画のもう一つの顔と言える。

異才たちの才気が結晶化した“唯一無二のアニメーション映画”がここに誕生した。

出典:www.kaijunokodomo.com

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映画『海獣の子供』、5歳児の感想「ふしぎなえいがだった」

※ちょっとだけネタバレあります。

むーちゃんの感想。「ふしぎなえいがだった」と。
やっぱり。笑
まあ、彼女の心のどこかに何かが残ってくれたらいいよ。ただなあ・・・。
ただなに?
後半ちょっと退屈して、自分の座席を離れてウロチョロ。ちょっと退屈したみたい・・・。
でしょ。笑
とてもいい映画だったとは思うけど・・・僕の感想としてはもっとわかりやすくすべきだったと思う。いろんな意味で圧倒的な情報量の原作マンガから、ひと夏の少女の体験というところに絞って再構築したというところは正解だと思うが、もっとシンプルにすべきだったのではないか?
そうなの?
特に後半、クライマックスの観念的なシーンが長すぎると思う。例えば、ガンダムでアムロのララァの精神的な邂逅のシーンは長い長い3部作の映画でほんの数分だからいいわけで、もっとマンガにあわせて淡々とストーリーを追いつつ、クライマックスの復活祭はもっと凝縮させても良かったんじゃないかなあ・・・。
意味わからん。笑

出典:海獣の子供 (4) (IKKI COMIX) 五十嵐 大介

さらに言えば、マンガに出てくるおどろおどろしい描写や、トラウマになりそうなビジュアル、あれを少し入れて子供のトラウマになるくらいの映像でも良かったと思うぞ。子供が成長してマンガを読み返したときに何となく意味を知るみたいな感じ? 映画では圧倒的に美しい映像だったけど、残念ながらマンガのような残酷でインパクトのある描写はほぼなかった・・・。
いやいや、そんなシーンを子供に見せちゃダメでしょ・・・。
ふしぎなえいがだった・・・。
まま?

【6.7公開】 『海獣の子供』 予告2(『Children of the Sea』 Official trailer 2 )

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マンガ『海獣の子供』全5巻、平成最大の問題作!

※ちょっとだけネタバレあります。

ハンドボール部に所属する中学生琉花は、トラブルで夏休み早々部活禁止になってしまう。やさぐれた彼女は、幼少期に大好きだった水族館へ行きと出会う。翌日、琉花は父親の勤務する水族館で、海と再び会い、父親に海の面倒を見ることを命じられた。いなくなった海を探しに浜辺に出た琉花は、海の双子の兄、とも出会う。海と比べ軽い性格の空に、琉花は反発しながらも交流を深めていく。同時期、海には隕石が落ち、世界では「白斑」を持つ魚が光となって消える現象が多発していた。

出典:ja.wikipedia.org

僕の中では、平成最高のマンガは、『寄生獣』か『海獣の子供』かって感じ?
どっちとも「獣」の文字がタイトルに入ってる・・・。
ホントだね。笑
へー。そんなにいいマンガなのね。まあ、いろいろ賞も獲ってるみたいだしね。

※ママはあんまりマンガに興味ありません。

賞なんてどうでもいいんだよ。ちなみに、このマンガはほとんどボールペンで描いてるんだよ。
へー。そんなマンガもあるんだあ。
他者とのコミュニケーションが苦手な少女が主人公。夏休みの水族館で、ジュゴンに育てられたという、人だかなんだかわからない少年たちと出会う。そして、世界各地で発生する海にまつわる謎、謎、謎・・・。人は言葉で自分の気持ちを伝えられると思っているけど、本当にそうか? また、人間が知っている海のこと、地球のこと、そして宇宙のことなんて、ほんのほんの僅かだという残酷な現実・・・人間の存在を問う、その作品のテーマが壮大だよね。
なんか難しそうね・・・。
むーちゃんはもうすこしおおきくなってから、まんがよもうよかな?
うん。
原作 / 五十嵐大介

1969年生まれ。1993年、「月刊アフタヌーン」(講談社)にて四季大賞を受賞し、デビュー。主な作品として文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した『魔女』や、小説家・伊坂幸太郎氏との競作描き下ろし作品『SARU』(小学館)などがある。2002~05年の『リトル・フォレスト』(講談社)は日本と韓国で実写映画化された。2009年には、初の長編作品『海獣の子供』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。最新作は『ディザインズ』(講談社/2019年、完結巻発売予定)。

出典:www.kaijunokodomo.com





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人は何処からきて、何処へ向かうのか?

出典:海獣の子供 (3) (IKKI COMIX) 五十嵐 大介

自然に慈悲なんてないよね、っていう・・・マンガを読み終わっての僕の感想。
どういうこと?
海に、地球に、宇宙に、命が生まれては消えていく。海に生まれた命が陸で死んで、陸で死んだ命が海でまた生まれる。ただそれだけ。
なんか哲学的ね。
海という少年、最初はふつうの子供と思ってマンガを読んでるんだけど、後半、この少年はふつうの少年というより、ふつうの獣なんだなとわかった。無慈悲な瞳でただこの世界に生まれてそして消えていく生き物。そして、消えてはまた生まれてくる生き物。ただそれだけ。
ふ~ん。
まあ、解釈は人それぞれ。だけど、マンガも映画も、最後は新しい命が誕生したシーンで終わるから、決して読後感が悪いわけではない。いやあ、いいマンガに巡り合えてよかった。映画ももう一回あらためて観たいな。今度は一人で集中して。笑
やっぱり、むーちゃんが映画観ているとき、相当落ち着きがなかったのね・・・。苦笑
だって、とちゅうから、あそびたくなってきたんだもん。
ぱぱ!

出典:海獣の子供 (5) (IKKI COMIX) 五十嵐 大介

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