みてみて!ゴジラの最新の予告編だよ。ワクワクするね!
今回のゴジラは怖そうですね。
『シン・ゴジラ』予告2
名前:くまちゃん(♂)
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
プロフィール:福山雅治と同世代。広く浅く世間を語る。
特技:2才の娘を笑わせること。
名前:カエルくん(♂)
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。
プロフィール:ゆとり世代(さとり世代)。独身。潔癖症。シニカルな視点は世代のせい?
特技:インターネット超高速検索。
カエルくん、ゴジラ映画、観たことある?
いくつか観ましたよ。でも、くまちゃんが観ていた昭和のシリーズじゃなくて、平成ゴジラがほとんどですね。
だよね。僕は逆に、平成ゴジラ観てないもんね。
でも、どちらかといえば、平成のガメラの方が好きでした。
じゃあさあ、平成ガメラの特技監督で名をはせた樋口真嗣が今回のゴジラの監督だから楽しみだね。
そうですね。
さて、今日は昭和ゴジラにちょっと付き合ってもらうよ。
僕が好きなゴジラ映画のベスト3を紹介するね!
カエルくん、いつものようにリアルタイム検索で、解説よろしく!
僕が好きなゴジラ映画のベスト3を紹介するね!
カエルくん、いつものようにリアルタイム検索で、解説よろしく!
了解です!
第3位「ゴジラ対メカゴジラ」1975年(昭和50年)
出典:Historique des affiches des films sur Godzilla – La boite verte
わあ~。このポスター観るだけで、超ワクワクするね!
これ観たのは東宝まんが祭りだったかな?
これ観たのは東宝まんが祭りだったかな?
そうですね。1974年(昭和49年)に東宝チャンピオンまつりの一編として公開になっています。[1]
あ、東映が“まんが祭り”で、東宝は“チャンピオンまつり”か。僕が5歳のときね。
出典:Jigsawclub
映画の公開が沖縄返還の2年後です。翌1975年開催予定の沖縄国際海洋博覧会に絡めて、沖縄本島を舞台として製作されました。沖縄の守護神である伝説の怪獣「キングシーサー」も出てきますよね。
本作では日本が舞台にもかかわらず、怪獣作品で恒例の逃げる人々や兵器車両はおろか、自衛隊をはじめ防衛軍や防衛隊の類も一切登場しません。また、在日米軍も一切登場しません。どうらや、沖縄が日本に返還されたばかりという事情を踏まえ、自衛隊や在日米軍を出すのを避けたようですね。[1]
本作では日本が舞台にもかかわらず、怪獣作品で恒例の逃げる人々や兵器車両はおろか、自衛隊をはじめ防衛軍や防衛隊の類も一切登場しません。また、在日米軍も一切登場しません。どうらや、沖縄が日本に返還されたばかりという事情を踏まえ、自衛隊や在日米軍を出すのを避けたようですね。[1]
へえ、そんな裏話があったとは。
キングシーサー好きだったんだよね。
キングシーサー好きだったんだよね。
出典:マジキチ速報
僕は子どもの頃、「怪獣大戦争(1965年)」とか、「怪獣総進撃(1968年)」とか、怪獣が沢山でてくるのが好きだったけど、この「ゴジラ対メカゴジラ」は特に印象に残ってる。おそらく、メカゴジラに攻撃されてゴジラから血が噴き出でるシーンがショックで・・・それが少しトラウマになって印象に残っているのかも。
ゴジラは子ども向けにコミカルな描写も増えていたのですが、「ゴジラ対ヘドラ(1971年)」やこの「ゴジラ対メカゴジラ」では残虐なシーンや過激な描写がエスカレートしていったそうです。
円谷英二が決して描かなかった流血シーンや、メカゴジラの猛攻の前にゴジラが絶命したのではないかと思わせる場面まで、「ゴジラ対メカゴジラ」では描かれました。[1]
円谷英二が決して描かなかった流血シーンや、メカゴジラの猛攻の前にゴジラが絶命したのではないかと思わせる場面まで、「ゴジラ対メカゴジラ」では描かれました。[1]
この頃の制作陣がリアルを求めていたのね。あの流血シーンは子どもにとってショッキングだったよ。
第2位「キングコング対ゴジラ」1962年(昭和37年)
これも東宝チャンピオンまつりで観たなあ。
もともとは僕が生まれる前の映画だけど、チャンピオンまつりで再上映かな?
もともとは僕が生まれる前の映画だけど、チャンピオンまつりで再上映かな?
そうですね。1970年春と1977年春の東宝チャンピオンまつりでリバイバル上映されました。
ちなみに、「キングコング対ゴジラ」の初回興行時観客動員数は1120万人で、ゴジラシリーズ中では歴代最高です。[2]
ちなみに、「キングコング対ゴジラ」の初回興行時観客動員数は1120万人で、ゴジラシリーズ中では歴代最高です。[2]
1977年に観たのか。これでわかった。ジョン・ギラーミン監督の「キングコング (1976年)」を前年に観てたから、それがゴジラと戦うっていうことで興奮して観たんだよ。でも、なんかちょっとキングコングの雰囲気が違うなあと思ってた。
「キングコング対ゴジラ」のキングコングは、1933年版の「キング・コング」がベースになっていますからね。
くまちゃんが最初にみたジョン・ギラーミン監督の「キングコング (1976年)」
「キングコング対ゴジラ(1962年)」
出典:映画ナタリー
一番最初の「キング・コング(1933年)」
出典:glogster.com
ギラーミン版キングコングは体格が少し人間に近くて顔もハンサムなんだよね。
それに比べて、初代コングとゴジラと戦ったキングコングは、顔もひしゃげていて手足も長く、より猿人に近い感じ?
それに比べて、初代コングとゴジラと戦ったキングコングは、顔もひしゃげていて手足も長く、より猿人に近い感じ?
「キングコング対ゴジラ(1962年)」は本家「キングコング(1933年)」へのオマージュ的シーンが多いものの、アメリカ側の「顔は原典と違うものにして欲しい」など細かい注文によって、原典のコングと大きくかけ離れた日本猿風にアレンジされたそうです。[2]
へえ、そうだったんだ!
第1位「ゴジラ」1954年(昭和29年)
出典:Wikipedia ゴジラ (1954年の映画)
さて、くまちゃんが好きなゴジラ映画の第1位は、やっぱり、初代「ゴジラ(1954年)」でした。これは僕も観ましたよ。映画史に残る名作ですね。
これがいちばん怖いよね。なんでだろう?
モノクロだから?
ゴジラ
それも恐怖の効果の一因ではあるけど、たぶん、一番の要因は、初代「ゴジラ」ではゴジラが本当に未知の恐怖として描かれているんだよね。その後のゴジラ映画ではゴジラや怪獣の存在は恐怖だけど既知の恐怖に変わっているんだよ。それは、劇中の登場人物も、見ている僕らも、どちらもね。怪獣が出てくるとびっくりするけど未知の恐怖ではなくなっている。
なるほど、それはあるかもしれませんね。
今回、熊本に住む僕らは「熊本地震」を経験したよね。そのとき思ったけど、地震直後って、地震がいつ終わるのかわからない恐怖、もっと大きな地震がまたくるかもしれないという恐怖が一番恐ろしかった。数日経って、被害の規模が見えてきて、今後の見通しがなんとなくわかってくるにつれて、やっと恐怖が和らいでくる。やっぱり、人間にとって、未知であることが一番の恐怖なんだと実感したね。
そうですね。人が暗闇を怖がるのも、そこに何が潜んでいるかわからないから怖いんですよね。勝手をしっている自分の家の暗闇はさほど怖くない。
その演出効果が一番効いているのが初代「ゴジラ」じゃないかな?
そして・・・「シン・ゴジラ」2016年(平成28年)庵野秀明総監督
さて、いよいよ庵野ゴジラが公開だよ。正直いうと、期待が大きすぎて逆にちょっと心配しているんだよね。総監督も監督も出演者も、なかなか悪くないと思うんだよね。でも、そういうときに限ってハズレたり・・・。
心配しすぎですよ(笑)。
そうだね!ふつうに期待しよう(笑)。
でも、今回は、熊本地震の影響で、熊本ではまだ稼働していない映画館も多いでしょ。
バタバタしてたから前売り券も買ってないし・・・。無事に観れたらいいなあ。
でも、今回は、熊本地震の影響で、熊本ではまだ稼働していない映画館も多いでしょ。
バタバタしてたから前売り券も買ってないし・・・。無事に観れたらいいなあ。
確かに映画館は限られていますね。
それにくまちゃんは小さい子がいるから、自分だけ映画観に行って、奥さんに怒られるんじゃないですか?
それにくまちゃんは小さい子がいるから、自分だけ映画観に行って、奥さんに怒られるんじゃないですか?
そうなんだよ!
今、根回し中です・・・。
今、根回し中です・・・。
脚注
[1] Wikipedia ゴジラ対メカゴジラ
[2] Wikipedia キングコング対ゴジラ
コメント
[…] […]