プロフィール:酔っ払いおじさん、広く浅く世間を語る
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【西永福】隣のローソンでバイトをしていたAV女優
藤谷 しおり(ふじたに しおり、1974年12月22日 – )は、日本の元AV女優。1990年代を代表する巨乳女優の1人である。
岡山県出身。血液型:O型。身長:158cm。スリーサイズ:B88(H)・W60・H86。1993年頃にAVデビュー。1995年に引退したが、1999年にAVに復帰、2001年に2度目の引退をしている。
2008年5月、XCITYの懐かしAV女優企画、シャイニングメモリーズに登場した。
今でも購入できる「藤谷しおり」作品→FANZA(ファンザ)/(旧DMM.R18)
1990年代に彼女が短期間バイトをしていたローソン(写真は2013年頃)、この場所は今、歯医者さんになったようです。
出典:Googleストリートビュー
【西永福】僕がバイトしていたレンタルビデオ店にやってきた団鬼六さん
出典:Googleストリートビュー
団鬼六(1931-2011)1931年9月1日、滋賀県生まれ。関西学院大学卒。様々な職業を経たのち、1957年、文藝春秋のオール新人杯に入選し、執筆活動に入る。「奇譚クラブ」に投稿した『花と蛇』が評判を呼び、以後SM小説の第一人者となる。他の著書に『真剣師 小池重明』『美少年』『檸檬夫人』『最後の愛人』『往きて還らず』など多数。食道ガンにより2011年5月6日没。享年79。本名、黒岩幸彦。
端整な面立ち、二重瞼の大きな目、滴るばかりの艶かしさ……。財界の大立者、遠山隆義の後妻で、二十六歳になる美貌の静子が、義理の娘とともにズベ公グループに誘拐された。彼女を待っていたのは、鬼畜たちによる想像を絶した調教の数々だった。裏切り、絶望、凄惨な責め苦……。団鬼六文学の最高傑作にして官能小説の金字塔、シリーズ第一巻。
かつて月産最高500枚もの執筆に追いまくられたSM小説の巨匠は58歳にして突如、ポルノには倦(う)み疲れたと断筆を宣言。横浜の桜木町駅近くに5億円かけて建てた地上2階地下1階、24畳敷きの将棋対局室や屋上ビアガーデンまである豪邸で、アマ6段の技量の将棋ざんまいの暮らしにふけった。
だが、商品先物取引の相場に手を出して大損するなどして「鬼六御殿」は借金の形に取られ、やむなく断筆を撤回。96年から東京・杉並の京王井の頭線沿線で借家住まいの身となった。
団氏はこれまで自身の“理想の女”を小説の中で再現してきた。「長い黒髪と、和服が似合う女性やね。憂いがあって、控えめで。だけど床に入ると、自分の中の獣性を抑えきれずに身悶える」――。それでも、現実世界でそんな女性と出会う機会はほとんどなかった。
かつて、その高い理想に、限りなく近い女性がいた。団氏が「忘れられへん女」として名指しした愛人である。名はさくら。47歳年下で、出会った当時、彼女は23歳という若さだった。
さくらさんは、団氏の杉並区の自宅にほど近い、西永福の路地のキャバクラに勤める女性だった。
「店のドアを開けた瞬間、眼に入った彼女の美しさに、僕は息をのみました。場末の飲み屋に不釣り合いな、古風な気品を持った女がそこにおったんです“お前、俺の愛人になれ。面倒見てやるから”―─そう切り出すのに、時間はかかりませんでした。
とはいっても、僕はセックスが怖いし、何よりトシで勃たへんからね。こういったんです。“俺が体を要求すると思ったら大間違いや。何もせんから、ただ俺のいう通りにせい。俺と一緒に風呂に入れ”って」
井の頭線の西永福駅から短い商店街を通り抜けた路地裏のキャバクラ「熱帯夜」に、8年前から週に3日とあげず通いつめるようになった。鬼六流にいえば、そこで働く「ネオン花」であるさくらがお目当てだった。
さくらは場違いなほど端正で、古風な気品さえたたえた容貌(ようぼう)で老練な作家を惑わせた。永遠に探し求め、愛し続けるであろう女性美の原型がそこにあると直感させたのである。その風情は、後に小説でこう表現された。
「濡(ぬ)れたような抒情(じょじょう)的な瞳が乳色の冷たい顔立ちに似合い、どことなくしっとりした翳(かげ)りが男心をそそる」
故郷が福島県の会津若松だと聞き、会津藩士の血を引く娘という妄想が、さらに胸騒ぎを覚えさせた。
やがて作家は、47歳も年下のさくらを「愛人」とした。すでに不如意であるため肉欲の交わりはない。パトロンのように庇護(ひご)、寵愛(ちょうあい)したのだ。妻も公認し、アリスも彼女によくなついた。
この奇妙な三角関係が、不意に夢から覚めるように断ち切られたのは02年3月3日、日曜日の深夜のことだ。
さくらは謎めいた自死を遂げた。
「SM小説の大家」「最後の文豪」「文学界の異端児」――不世出の作家・団鬼六は類まれなるエッセイの名手でもあった。戦中の少年期、作家として駆け出した青年期、縁が縁を呼ぶ壮年期、病すら受け入れ筆をふるった晩年に至るまで……驚くほどに豊かで強く、愛おしい無二の日々がしなやかな言葉で綴られる。この世を存分に楽しみ尽くす、人生の真髄を射抜いた傑作。 解説・黒岩由起子(団鬼六秘書、長女)
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