「黒歴史」の語源は『∀ガンダム(ターンエーガンダム)』~その他、富野由悠季由来で一般化した言葉を探る

「黒歴史」の語源、知ってる?・・・有名だけどね
「黒歴史」の由来ですか、え~と(検索中)・・・
「黒歴史」はガンダムからなんだよね
え?
「黒歴史」って今は当たり前に使うけど、20年前は使われていなかった
この言葉は1999年に放送された『∀ガンダム(ターンエーガンダム)』に由来するんだよ
あ、ホントだあ・・・検索すると出てきますねえ

出典:∀ガンダム 第43話「衝撃の黒歴史」

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「黒歴史」~『∀ガンダム(ターンエーガンダム)』(1999年)

出典:www.gundam.info

黒歴史(くろれきし)とは、アニメ作品『∀ガンダム』に登場した用語。物語中では、過去に起きた宇宙戦争の歴史のことを指す。
転じて、無かったことにしたい、あるいは無かったことにされている過去の事象を指すインターネット用語として用いられることもある。

出典:ja.wikipedia.org

約20年前にガンダムで使われた言葉が、ちょっと意味が変わってインターネット内のスラング(俗語)として広まり、今ではすっかり、日常会話でも使われるようになったよね
特に若い人は普通に使いますよね
他にも、ガンダム由来、富野由悠季由来で、日常的に使うようになった言葉があるよ
富野由悠季さんは『∀ガンダム』や最初のガンダムの監督さんですね



「スタンバる」~『機動戦士ガンダム』(1979年)

↓ブライト艦長「スタンバっておけ!」

出典:機動戦士ガンダム 第16話「セイラ出撃」

スタンバイ (Standby) は、待機状態を意味する英単語。日本語化しており、動詞として「スタンバる」、「スタンバっておけ」のように使う。
アニメ『機動戦士ガンダム』で使われ始めたと言われていたが、それ以前の1974年9月21日放送の[刑事コロンボ]第24話白鳥の歌の中ですでに使われていた。

出典:ja.wikipedia.org

ウィキペディアで確認したら、ガンダムより先にコロンボの吹き替えで使われていたんだって、よく調べるよね(笑)
でも、より広く使われるようになったのは、やっぱりガンダムがきっかけじゃないですか?
うん、ブライト艦長の口癖でここまで普及したと思って間違いないんじゃない?(笑)

「ニュータイプ(新人類)」~『機動戦士ガンダム』(1979年)

出典:機動戦士ガンダム 第41話「光る宇宙」

ニュータイプの概念の本質は宇宙空間で生活するようになった人類が、それに対応するために進化していったものであるとされている。元々はジオン・ズム・ダイクンが提唱した概念の一つであり、宇宙という広大な生活圏を手に入れた人類は洞察力、認識能力が拡大し、肉体的、精神的にあらゆる物事を理解することができ、それが全人類に広がった時にかつてなしえなかった相互理解が可能となる、という主旨であった。

出典:ja.wikipedia.org

次は、「ニュータイプ」・・・これはちょっと難しい
「ニュータイプ」はガンダムの中では結局、兵器をよりうまく操れるその超能力として、「お互いに判り合い、理解し合い、戦争や争いから解放される新しい人類の姿」とは縁遠い、人殺しの道具として用いられることになるんだよね
アムロやシャア、ララァにセイラさんなんかがニュータイプですよね
でも、「ニュータイプ」とか、日常生活で使いますか?
僕の記憶が正しければ、ガンダムがきっかけで当時、「ニュータイプ」と同時に「新人類」という言葉が広がったはず
ニュータイプは「新人類」、オールドタイプは「旧人類」だね
そして、しばらくすると、今でいう「ゆとり」みたいに、「新人類」という言葉が特定の世代を言い表す言葉として使われるようになった
へー

新人類(しんじんるい)とは、栗本慎一郎が作り出した言葉であり、1980年代に用いられた新語である。1979年頃からテレビやラジオ、大衆週刊誌などのマスメディアでも広く使われ、当時の若者を「従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている」と規定し、否定的にも肯定的にも(要するに、都合良く)扱った。また、現在では後述のようにマーケティング上の世代区分の名称としても使用されている。

出典:ja.wikipedia.org

栗本慎一郎が作り出したとも言われているらしいけど、僕はガンダム由来だと思うなあ・・・
だって、それまではあんまり日常的に「新人類」とか使わなかったもん
くまちゃんの世代が「新人類」ですか?
僕よりちょっと上の世代だね
秋元康(作詞家、1956年生まれ)や中森明夫(エディター、1960年生まれ)なんかがそうだね、おたく第一世代も新人類だよ・・・、ちょうど、ゆとり世代の親の世代が新人類世代だね

出典:ja.wikipedia.org

「オーラ」~『聖戦士ダンバイン』(1983年)

出典:聖戦士ダンバイン オープニング2

あとね、僕がぜひ主張しておきたいのは、「オーラ」という言葉がここまで一般的に広がった最初のきっかけは『聖戦士ダンバイン』だということ
「オーラ」って、人の身体から出てると言われるあの「オーラ」ですよね?
うん、人の身体からいろんな色のオーラがでてるっていうよね
2000年代には「オーラの泉」なんかのバラエティー番組ですっかり有名になった言葉だけど、もともとは、1980年代に『聖戦士ダンバイン』、『幻魔大戦』、また、「月刊ムー」をはじめとするオカルト雑誌の特集なんかで広まっていたんだよね
ほー
ダンバインの設定より

「オーラ力(ちから)」・・・生体エネルギー。物語の舞台バイストンウェルを支えるチカラ。オーラマシンの原動力。
「オーラ・ロード」・・・現実世界とバイストンウェルを結ぶ道
「オーラバトラー」・・・ダンバインなどの人型兵器

出典:ja.wikipedia.org

オーラという言葉自体はそれ以前からあったと思うけど、『聖戦士ダンバイン』では、物語の重要な設定とし、オーラの力で主人公が操るオーラバトラーの戦闘能力が倍増するという設定が使われたからね
オーラがダンバインの物語のカギなんですね
今では、アニメやマンガの定番となっている、人の身体や、登場人物が操る兵器から、オーラの光がもわもわって出てくる描写は、このダンバイン、そして、幻魔大戦、北斗の拳あたりから始まっていったよね
え~と(検索中)・・・テレビアニメ『聖戦士ダンバイン』、映画『幻魔大戦』、マンガ『北斗の拳』が同じく1983年から始まっていますね
そうなんだよね、超能力の絵の描写・・・オーラがびよんびよん伸びる絵はダンバインあたりに始まって、そして、大友克洋のマンガ表現と金田伊功のアニメーション表現が決め手だったと思う
中でも、「オーラ」という言葉を強調したのはダンバイン・・・というのが僕の解釈だね
なるほど

↓オーラバトラーの剣からオーラがびよんびよん

↓人のオーラがびよんびよん

出典:聖戦士ダンバイン オープニング2

富野由悠季の言語感覚

富野由悠季の言語感覚が優れていたとしかいいようがないね
時代の一歩先を特殊なレーダーで察知しちゃんだろうね
才能ですね
一般的に広まった「黒歴史」や「新人類」以外にも、つい使ってしまう言葉の言い回しが沢山あるもんね
どんなのですか?
あまりに特徴的すぎて、「富野節 (とみのぶし)」って呼ばれているけど、それはまた別の機会に楽しんでみようね!
じゃあ、今日は一つだけ教えてくださいよ
エゴだよ、それは
え?
エゴだと、言っている
あ、そんな感じなんですね
これがエゴの発動か・・・